LACOCO COLUMN

スキンケア
2025.1.14
乾燥して肌が痒いと悩んでいる人必見!乾燥肌に湿疹ができる原因と対策について解説

「乾燥して肌が痒い!」
「乾燥のせいで肌がピリピリする」
乾燥して肌が痒くなったりピリピリしたりする乾燥肌の方のなかには、湿疹ができて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
湿疹のかゆみがひどいと睡眠不足や集中力の低下など、日常生活に影響がでて困りますよね。
この記事では、乾燥肌に湿疹ができる原因と対策について詳しく解説していきます。乾燥肌で湿疹に悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

湿疹とは?

そもそも湿疹とは、どんな症状のことをいうのでしょうか。
湿疹とはいわゆる皮膚炎のひとつで、体の防御反応が過剰に働くことで起きる皮膚の症状です。湿疹には赤くなったり小さな水ぶくれができたりなど、さまざまな症状があります。

体内に異物が入ってくると、かゆみのもとになる「ヒスタミン」や赤みを引き起こす「プロスタグランジン」という物質が活性化。
「ヒスタミン」と「プロスタグランジン」2つの物質が活性化することで湿疹ができ、肌にかゆみや赤みがでるのです。

風邪などで熱がでるのは「体内に入ったウイルスをやっつけるための防御反応」で熱が上がると聞いたことはありませんか?湿疹も同じです。
湿疹は、体内に入った異物を排除するために起こる皮膚の防御反応といえます。

乾燥肌の人にできやすい湿疹の種類

湿疹には、さまざまな種類があります。そのなかでも、乾燥肌の人にできやすいのが「皮脂欠乏性湿疹」と「乾燥性皮膚炎」の2種類です。
それぞれの湿疹の特徴を以下で解説しますので、ご自身の湿疹の症状が当てはまるかどうかチェックしてみてくださいね。

皮脂欠乏性湿疹

皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)は、皮脂の少ないひざから足首の間によくできやすい湿疹です。
皮脂欠乏性湿疹は皮脂欠乏とあるように、皮脂が不足してカサカサした肌にできやすい特徴があります。

加齢や洗いすぎなどで皮脂が不足して、肌は乾燥状態に。そして、乾燥した肌に「外的刺激」や「バリア機能低下」などの要因が加わることで、皮脂欠乏性湿疹ができてしまいます。
皮脂欠乏性湿疹は皮脂の不足が原因のため、湿度が低くて乾燥しやすい冬に悪化する方が多いでしょう。

乾燥性皮膚炎

乾燥性皮膚炎は、いわゆる乾燥肌が進行した状態。乾燥性皮膚炎の症状は、以下のようなものが多いのが特徴です。

・かゆみ
・粉吹き
・ブツブツした湿疹
・赤み
・ひび割れ

乾燥性皮膚炎は乾燥肌に赤みや湿疹ができ、強いかゆみを感じやすい湿疹。
乾燥性皮膚炎は、主に肌のバリア機能低下によってできやすいと言われています。

乾燥肌の人に湿疹ができやすい原因

乾燥肌だと、どうして湿疹ができやすいのか気になりますよね。
皮脂欠乏性湿疹や乾燥性皮膚炎など、湿疹ができる大きな原因が「皮脂の不足」と「バリア機能の低下」です。
皮脂もバリア機能どちらにも、皮膚を外部刺激や異物の侵入から守るための重要な役割があります。

皮脂が不足してバリア機能も低下すると、皮膚への外部刺激や異物の侵入によって湿疹ができやすくなるのです。
乾燥肌の人は皮脂が不足している方が多く、乾燥はバリア機能低下の原因のひとつ。そのため、乾燥肌の人は湿疹ができやすくなります。

湿疹で悩んでいる乾燥肌の人におすすめの対策

湿疹は、かゆみを伴うことが多いのでつらいですよね。
そこでここでは、湿疹で悩んでいる乾燥肌の人におすすめの対策についてご紹介します。
まだやったことがない対策があったら、ぜひ実践してみてくださいね。

対策①保湿ケア

乾燥肌の人の湿疹対策で、いちばん重要なのが保湿ケア。
乾燥肌の人の湿疹の主な原因は、「皮脂の不足」と「バリア機能の低下」です。この2つを防ぐには、肌をしっかり保湿することがもっとも効果的になります。

乾燥肌の人は、皮脂が不足しやすくてバリア機能も低下しやすい方が多いです。そのため、毎日しっかり保湿ケアをするようにしましょう。

対策②肌にやさしい洗顔

洗顔は、過剰な皮脂や肌についた汗やホコリなどを落とすために必要です。
しかし、肌のうるおいを守るのに必要な皮脂を落としすぎてしまうのはNG。肌のうるおいを守るためには、洗浄力の強すぎない洗顔料をよく泡立てて洗顔をしましょう。
ゴシゴシ洗うのも肌に刺激を与えてしまうので、たっぷりの泡で洗うのがおすすめです。

また、洗顔後にタオルで顔を拭くときもゴシゴシ拭かず、タオルで顔を押さえるようにしてやさしく拭くようにしましょう。

対策③紫外線対策

紫外線対策も、乾燥肌の人の湿疹対策で大切になります。
紫外線というと、シミやシワの原因として知られていますよね。しかし、紫外線は乾燥の原因のひとつでもあるのです。
紫外線は肌へのダメージも大きいので、肌の健康のためにも毎日紫外線対策をするようにしましょう。

対策④バランスのいい食事

バランスのいい食事も、乾燥肌の人の湿疹対策としておすすめです。
ダイエットで脂っぽい食事を控えたとき、肌がカサカサした経験はありませんか?
食事の内容は、身体だけでなく肌にも直結しています。肌の健康状態を守るためには、バランスのいい食事をとるようにしましょう。

対策⑤質の良い睡眠をとる

乾燥肌の人の湿疹対策では、質の良い睡眠をとることも大切です。
「寝不足が続いて肌が荒れる」という話はよく聞きますよね。睡眠中は、皮膚のもとになる細胞が作られる大切な時間です。
また、質の良い睡眠はバリア機能を整える働きも期待できるので、しっかり寝るようにしましょう。
もしも、かゆみがひどくて眠れない場合は、皮膚科を受診して相談してみてくださいね。

対策⑥お風呂の温度は40℃以下にする

乾燥肌の湿疹対策として、お風呂の温度を40℃以下にするのがおすすめ。
寒い時期など、あったかいお風呂につかるのは気持ちがいいですよね。しかし、熱すぎるお湯はNG!
熱いお湯は、皮膚のうるおいを守る皮脂膜を溶かして、肌が乾燥する原因になってしまいます。そのため乾燥肌の方は、40℃以下の温度でお風呂につかるのがおすすめです。

乾燥肌の人は肌のうるおいを守るスキンケアが大切

乾燥肌の人は、皮脂が少なくてバリア機能も低下しやすい方が多いです。そのため、肌のうるおいを守るためにはスキンケアがとても大切。
化粧水で肌にたっぷり水分を与えて、水分が逃げないように乳液やクリームで蓋をするようにしましょう。

スキンケアで肌の水分と油分のバランスがとれると、肌のバリア機能も整って乾燥しにくくなります。
乾燥肌の人が乾燥して湿疹ができないようにするには、肌のうるおいを守るスキンケアを心がけましょう。

湿疹ができないように乾燥肌の人は対策をして肌のうるおいを守ろう!

この記事では、乾燥肌の人に湿疹ができやすい原因や対策について解説してきました。
乾燥肌の人は、もともと乾燥しやすい肌質の方も多いです。しかし、しっかり対策をすることで肌が乾燥しにくくなり、湿疹もできにくくなるでしょう。
まずは、スキンケアで肌のうるおいを守ることからはじめるのがおすすめです。

この記事を参考にして、まだやったことがない対策があったら、ぜひ試してみてくださいね。