LACOCO COLUMN

メイク
2025.6.30
日焼け止めの正しい塗り方を解説!化粧崩れしないコツを押さえて万全の紫外線対策を

美肌を守るうえで欠かせない紫外線対策。とくに日差しが強い季節に活躍する日焼け止めですが、間違った塗り方をしている方、結構多いんです。
そこで今回は、日焼け止めの正しい塗り方や適量、塗り直しや化粧崩れしないためのコツについて解説します。
紫外線からお肌をしっかり守り、ツルスベ肌をキープしましょう!

まず押さえておきたい日焼け止めの基礎知識

まずは日焼け止めの基本を押さえておきましょう。

紫外線はひとつではなく、種類があるのをご存じですか?実はそれぞれ肌への影響が異なるんです。

また、日焼け止めに表示されている「SPF」や「PA」の意味や、日焼け止めの効果がどのくらい持続するのかも知っておくと効果的な紫外線対策に役立ちますよ。

紫外線は2種類!それぞれのお肌への影響は?

紫外線は、「UV-A(紫外線A波)」と「UV-B(紫外線B波)」の2種類。

「UV-A」は、肌の奥(真皮)にまで到達するのが特徴です。シワやたるみなどの光老化の原因になります。

一方の「UV-B」がダメージを与えるのは表皮。肌を赤く炎症させたりシミの原因となります。

どちらも肌に悪影響を及ぼすため、一年中しっかり対策することが大切です。

「SPF」「PA」って何?

日焼け止めのパッケージに表示されている「SPF」と「PA」の文字。見たことがある方も多いのでは?

これらは、「UV-B」と「UV-A」を防ぐ効果を示す指標のこと。「SPF」の数値は、「UV-B」による日焼けをどれだけ遅らせられるかを表し、数字が大きいほど防止効果が高くなります。

一方、「PA」が示すのは「UV-A」の防御力。「+」が多いほど効果が高く、「PA++++(+が4つ)」が最高値です。

日焼け止めってどれくらいもつの?塗り直しのタイミングは?

日焼け止めの効果は、時間とともに徐々に薄れていきます。これは汗や皮脂、服との摩擦などで日焼け止めの膜が少しずつ落ちてしまうため。

SPF値が高いほど効果が持続しますが、2~3時間おきに塗り直しをするようにしましょう。

正しい日焼け止めの塗り方【顔編】

日焼け止めの使用量を間違えたり、塗り方が正しくなかったりすると、効果は大きく下がってしまいます。表示された効果を発揮するには、決められた量をムラなく塗ることがとても大切です。

とくに顔に日焼け止めを塗るとき、「白浮きしそう」「ファンデーションがヨレそう」と不安になりますよね。でも、正しい塗り方のコツさえ押さえれば、メイク崩れを防ぎながらしっかり紫外線から肌を守ることができますよ。

ここでは顔への日焼け止めの正しい塗り方について、塗る順番・適量・メイク崩れしにくいコツをくわしく解説します。

塗る順番

日焼け止めを塗るタイミングはスキンケアの後、メイクの前が基本です。朝、化粧水や乳液で肌を整えたら、下地やファンデーションの前に日焼け止めを塗りましょう。

適量と塗りムラを防ぐポイント

顔に日焼け止めを塗る適量はパール2粒分が目安。額・両頬・鼻・あごなどに少しずつ点置きしてから、中指と薬指の腹で顔の中心から外側に向かってやさしく塗り広げてください。

鼻筋や頬骨など日焼けしやすい部分には重ね塗りを。まぶた・小鼻まわり・フェイスラインなど、塗り残しやすい箇所も忘れずになじませましょう。

日焼け止めを塗った後、スポンジで軽く叩き込むと密着度がアップ。化粧もちも良くなりますよ。ただし、強くこすらないようご注意を。

化粧崩れを防ぐコツ

日焼け止めを塗ると、メイク崩れも気になりますよね。防ぐためのポイントをまとめました。

・日焼け止めを塗った後、すぐにファンデを塗らずに少し時間をおく
・塗布後に軽くティッシュで押さえて余分な油分をオフ
・仕上げにフェイスパウダーを重ねて固定

この3ステップでメイク崩れがしにくくなります。ぜひお試しください。

正しい日焼け止めの塗り方【体編】

顔だけでなく、腕や脚など体に日焼け止めを塗るときも、適量をムラなく塗ることが大切です。

面積が広いとそれだけ塗り残しが起きやすいので、意識して十分な量を使いましょう。

ここでは腕や脚、ボディへの日焼け止めの塗り方について、部位ごとの適量とタイプ別のコツを解説します。

部位別の適量と塗り方

腕や脚など広い部分は、日焼け止めを一度手のひらに出してから塗ると、量が減ってしまううえ、ムラになりがち。肌の上に直接線状に出してから大きな円を描くように塗るのがおすすめです。

腕は肩から手首に向かって、脚は太ももから足先に向かって一気に伸ばします。首やデコルテ、耳の後ろ、手の甲・足の甲など細かい部分もお忘れなく。

日焼け止めの種類別の特徴と塗り方

日焼け止めにはさまざまなタイプがあり、それぞれ使用感が異なります。タイプ別の特徴と塗り方のポイントも押さえておきましょう。

クリーム・ミルクタイプ

しっとり伸びやすいのが特徴。乾燥肌の方や室内で過ごす日にもおすすめですが、塗り残しがないように丁寧に広げるのがコツです。

ジェル・ローションタイプ

軽いつけ心地でベタつきにくく、夏場やオイリー肌の方にぴったり。ただし、薄づきになりやすいため、重ね塗りしておくと安心です。

スプレータイプ

広範囲に手早く塗れて便利な反面、ムラ付きしやすいのが難点。吹きかけた後は手で軽くなじませましょう。屋外では風に流されることがあるので、距離を近づけて吹きかけるのがポイント。

スティックタイプ

手が汚れず外出先での塗り直しに便利。強くこすると肌への負担になるため、やさしく滑らせてから指でポンポンと軽くなじませるのが肌にやさしい使い方です。

パウダータイプ

メイクの上からでも使える優れもの。ただし汗や皮脂で落ちやすく、こまめな塗り直しが必要です。持ち運びやすいため、外出時の補助的アイテムとして使うのがおすすめ。

効果を持続させる日焼け止めの塗り直しと丁寧なオフのコツ

日焼け止めの効果を持続させるには、こまめな塗り直しや丁寧なオフが重要。最後に、メイクの上から日焼け止めを塗り直すコツと、日焼け止めの正しい落とし方を確認しておきましょう。

メイクの上からの塗り直し

メイクした状態で日焼け止めを塗り直すには、スプレーやパウダー、スティックタイプの日焼け止めが便利。顔全体にスプレーを吹きかけて手でなじませたり、UVカットパウダーをはたくことで手軽に塗り直しできます。

クリームタイプを重ねる場合は、一度ティッシュで皮脂を軽くオフするのがポイント。メイクがヨレにくくなりますよ。

日焼け止めの正しい落とし方

夜は日焼け止めを肌に残さないようしっかり落としましょう。とくにSPF値の高いものやウォータープルーフタイプは、クレンジング剤で丁寧にオフするのが鉄則。

日焼け止めが肌に残ると毛穴づまりや肌荒れの原因に。ゴシゴシこすらず、たっぷりの泡で優しく洗い流してください。

洗顔・クレンジング後は化粧水や乳液でしっかり保湿し、紫外線で疲れたお肌を労わってあげてくださいね。

日焼け止めの正しい塗り方、適量を知って紫外線に負けない美肌へ

日焼け止めの正しい塗り方と適量、化粧崩れしないポイントを押さえておけば、紫外線によるダメージからお肌をしっかり守りながら、メイクしたての美しい仕上がりを長時間キープすることができます。

毎日のひと手間が、数年後のお肌を大きく変える力になります。ぜひ今日から実践してみてくださいね。

ラココは、美肌づくりや自分磨きを追求するすべての女性の味方です。これからもお肌の悩みに寄り添ったお役立ち情報をお届けしていきますので、ご期待ください。