LACOCO COLUMN

脱毛
2026.1.26
除毛クリームで皮膚が溶けた?原因と事例、対処法を徹底究明

「除毛クリームを使ったら、皮膚が溶けたようになった…」

そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

除毛クリームは手軽な自己処理方法ですが、使い方や肌の状態によっては、ヒリヒリや赤みなどの肌トラブルが起こることも。

この記事では、除毛クリームで「皮膚が溶けた」と感じる原因や、正しい対処法、肌を守るためのポイントをわかりやすく解説します。

INDEX

除毛クリームの仕組みと作用|皮膚が溶けた人がいるって本当?

除毛クリームによる肌トラブルを避けるためには、まず毛がなくなる仕組みを知ることが大切です。

除毛クリームの基本的な働きと、「皮膚が溶けた」と感じる理由を見ていきましょう。

毛を化学的に分解!除毛クリームの働き

除毛クリームは、毛の成分そのものを化学的に分解することでムダ毛を処理します。

多くの除毛クリームに含まれている主成分は、チオグリコール酸塩と呼ばれる成分。医学的には、毛のたんぱく質構造に影響を与え、毛をやわらかくして取り除きやすくすると考えられています。

海外の医療情報サイトなどでも、除毛クリームの基本的な作用として広く説明されている仕組みです。

ただし、ここで気をつけたいのは、ケラチンは毛だけでなく、皮膚の表面にも存在しているという点。

そのため、肌の状態や使用条件によっては、毛だけでなく皮膚にも刺激が及ぶことがあります。

除毛クリームで皮膚が溶けたように感じる理由は?

除毛クリームを使って「皮膚が溶けた」と感じる理由は、 除毛クリームの化学的な性質にあります。

毛を分解するために、除毛クリームはアルカリ性が強め。そのため、成分が肌に長く触れると、皮膚のタンパク質にも影響を与え、以下のような症状が起こることが医学的に認められています。

・角質層がダメージを受ける
・肌のバリア機能が壊れる
・炎症反応が起こる

商品には、「痛みなく除毛できる」と書かれていても、肌質・体調・使用部位・放置時間などによって、刺激のあらわれ方が大きく変わるのが実際のところ。

放置すると色素沈着などにつながることもあります。除毛クリームは、「必ずしも安全ではない」と認識することが重要です♩

▶︎脱毛クリームってムダ毛がだんだん薄くなるってホント?仕組みや注意点を大解剖

除毛クリームで「皮膚が溶けた」症状の具体例

除毛クリームによる肌トラブルは、軽い刺激から化学やけどに近い重度の症状までさまざまです。

ここでは、除毛クリームによって起こりやすい症状を度合い別に整理し、どんな状態だと注意が必要なのかをわかりやすく解説します。

軽度の場合

以下のような症状なら、すぐに洗い流して保湿しましょう。

・ヒリヒリ感
・軽い赤み
・少しピリッとする刺激

適切に対応すれば、数時間〜数日で落ち着くケースがほとんどです。

中度の場合

以下のような症状が出た場合は、注意が必要です。

・強いヒリヒリ感や痛み
・赤みが数日続く
・触るとしみる感じが残る

肌のバリア機能が一時的に弱くなっている可能性があります。すぐに使用を中止し、反応が出た部位を冷やしたうえで保湿してください。

場合によっては、皮膚科に相談することも検討しましょう。

重度の場合

以下の症状がある場合は、皮膚科の受診が推奨されます。

・水ぶくれ
・皮膚の剥離やただれ
・明らかなやけどのような見た目

とくに重い場合は、化学やけどに近い状態と考えられます。自己判断で放置せず、早めに専門医に相談しましょう。

実際に報告されているこんな症例も

除毛クリームによる皮膚トラブルは、実際に数多く報告されています。

たとえば、インドのやけど専門誌『Indian Journal of Burns』では、7名の患者が除毛クリームを使って化学熱傷を負った症例が紹介されています。

また、アメリカの国際医学誌『Pediatric Dermatology』によると、15歳の女性がワックス脱毛を行った直後に除毛クリームを使用したところ、 重度の刺激性接触皮膚炎を起こしたケースもありました。

肌の状態によっては、年齢や肌質に関係なく、除毛クリームを使って強い反応が出ることがあります。肌の様子を見ながら、慎重に使用しましょう。

▶︎女性の「むだ毛処理方法」とは?おすすめの処理方法や注意点をご紹介!

「皮膚が溶けた」とならないために!除毛クリームを安全に使うための基本ルール

除毛クリームによる肌トラブルは、正しい使い方を知っているだけで防げるケースが少なくありません。

安全に除毛クリームを使うために、事前に押さえておきたい基本ルールについてまとめました。

まずはパッチテストが必須

除毛クリームを使う前に、パッチテストを必ず実施しましょう。

アメリカの皮膚科専門誌『Skin Therapy Letter』のオンライン版では、目立たない部位(腕の内側など)に少量を塗り、24〜48時間ほど様子を見て、赤みやかゆみ、痛みが出ないかを確認する方法を推奨しています。

もし少しでも違和感が出た場合は、その商品の使用を控えましょう。

正しい使い方を守ることが最大の予防策

除毛クリームは、説明書どおりに使うことがとても重要です。以下では、とくに重要な3つのポイントを紹介します。

放置時間を守る

除毛クリームは、決められた時間内で使用することが基本です。

放置時間を超えて肌に成分を長く触れさせると、毛だけでなく皮膚の角質やバリア機能にも影響を及ぼし、赤みやヒリヒリ感、ひどい場合は化学やけどの原因になることも。

アメリカの医療機関による健康情報サイト「Cleveland Clinic」も、長時間放置すると化学やけどのリスクが高まると注意喚起しています。

使用中はタイマーを使うなどして、必ず説明書に記載された時間を守りましょう。

指定された部位以外には使わない

使用する部位に適した製品を選ぶことも重要です。

実際、「顔用ではない除毛クリームを顔に使用して、顔がカサカサになった」など、国民生活センターには肌トラブルの相談が多数寄せられています。

とくに、顔やVIOなどのデリケートゾーンには、専用の除毛クリームを使用してください。それが難しい場合は、別の脱毛方法を選ぶほうが安全です。

こすらずやさしく洗い流す

除毛クリームの使用後は、肌をこすらずにやさしく洗い流すことが大切です。

ゴシゴシこすると、刺激成分が肌にさらに浸透したり、角質層が傷ついたりして炎症を悪化させる可能性があります。

ぬるま湯で十分に洗い流し、低刺激の保湿で肌のバリアを整えましょう。

こんなときに除毛クリームを使うのはNG

次のような場合、毛クリームの使用は避けましょう。

・傷がある
・日焼け直後
・すでに赤みやかゆみがある

また、レチノイド系の塗り薬など、皮膚のターンオーバーに関わるお薬を使っているときも、肌が敏感になりやすくなっています。刺激を感じやすいため、注意が必要です。

▶︎顔に脱毛クリームって使っていいの?うぶ毛への効果やリスクをQ&Aでお答えします

【肌質別】除毛クリームを使うときの注意点

除毛クリームは、肌質によって刺激の受けやすさが変わります。

ここでは、肌質別に注意点をまとめました。自分に合った使い方を確認し、適切にムダ毛処理を行いましょう。

分類注意点
敏感肌低刺激・敏感肌用製品を選び、使用頻度を少なくする。少しでも刺激を感じたら中止。前回問題なかった場合でも、その日の肌状態を優先。
ニキビ肌除毛クリームの刺激で赤みやヒリヒリ感が出やすいため、炎症がある部位は避ける。低刺激製品を使用し、放置時間を守る。
乾燥肌使用前後にしっかり保湿。放置時間や塗布量を守って肌を守る。
アトピー肌肌トラブルが出やすいため、基本的に使用は避ける。どうしても使いたい場合は、医師に相談してから。

除毛クリームで「皮膚が溶けた」と感じたときの応急処置

除毛クリームを使用したあと、肌にヒリヒリ感や赤み、痛みを感じた場合は、速やかに対処することが大切です。

適切なケアを行えば、炎症や刺激を最小限に抑えることができます。

「皮膚が溶けた」と感じたらすぐにすること

除毛クリームの使用後に強い刺激を感じたら、以下の手順で対処しましょう。

1.流水でしっかり洗い流す

    肌に残った除毛クリームをすぐに流水で優しく洗い流すことが基本。水で流すだけでも、刺激成分の作用を減らすことができます。

    2.冷やす

      患部を冷やし、炎症を落ち着かせましょう。ただし、氷などで直接冷やしすぎると皮膚を傷める可能性も。清潔なタオルで包んだ氷や冷たい流水で優しく冷やすのがおすすめです。

      3.刺激の少ない保湿をする

        洗い流したあとは、低刺激の保湿剤で肌のバリアを整えましょう。赤みや軽いヒリヒリ感がある場合は、無香料ジェルやヒアルロン酸配合の保湿剤でケアするのが安全です。

        「皮膚が溶けた」と感じてもこんな対処はNG

        誤った方法で対処すると、炎症が悪化したり肌トラブルが長引いたりすることも。以下のような対処はおすすめできません。

        ・アルコール入りの化粧水を使う
        ・自己判断でステロイドや医薬品を使用する

        逆に炎症を悪化させてしまう可能性があります。正しいケアで肌をいたわることが大切です。

        強めの炎症が見られるときは迷わず医師に相談を

        除毛クリームの肌トラブルは軽度の場合がほとんどですが、症状が重い場合は皮膚科の受診が必要です。

        以下のような症状は、化学やけどや感染のリスクを示すサイン。すぐに医師に相談しましょう。

        ・強い痛みが続く
        ・水ぶくれや広範囲の赤みが出た
        ・発熱や膿が出る

        クリニックで診察を受ける際、使用した商品の名前や使用時間、反応が出た部位の範囲や症状、自宅で行ったケア内容を覚えておくとスムーズです。

        除毛クリームで「皮膚が溶けた」と感じたら別の脱毛方法を

        除毛クリームで肌に強い刺激を感じたら、使用し続けるのは避けたほうが安心です。肌を守りながらムダ毛を整えるために、他の方法を検討してみましょう。

        エステ脱毛(サロン脱毛)

        肌への負担が少なく、専門スタッフが丁寧に施術してくれるエステ脱毛は、敏感肌や炎症後の肌にもおすすめです。

        痛みも比較的少なく、肌をいたわりながらムダ毛を整えられるのが魅力。定期的なケアで、なめらかでツルツルの肌を目指せますよ。

        医療レーザー脱毛

        医療レーザー脱毛は長期的な効果が期待できる一方で、肌に熱を与えるため赤みや痛みが出るケースもあります。

        とくに肌が敏感な方や炎症後の肌には刺激が強く、思わぬトラブルにつながる場合も。肌に不安がある場合は慎重に検討しましょう。

        カミソリでの処理

        カミソリは手軽で痛みも少なく、すぐにムダ毛を整えられます。

        ただし、刃による擦れや切り傷、赤みが出るリスクがあるため、注意が必要です。安全に配慮して慎重に行い、使用後はしっかり保湿して肌を守りましょう。

        ワックス脱毛

        ワックスは毛根から毛を抜くため、長持ちするのが特徴。

        しかし、肌への摩擦や強い刺激をともなうため、敏感肌や炎症後の肌には不向きです。痛みや赤みが出やすい点も覚えておきましょう。

        家庭用脱毛器

        自宅で手軽に使えるのが家庭用脱毛器の魅力です。

        とはいえ、出力や照射方式を誤ると肌に赤みや炎症が出やすく、とくに敏感肌や炎症後の肌にはリスクがあります。

        説明書どおりに使わないと、やけどのようなトラブルが起こることもあるため、注意が必要です。

        ▶︎脱毛クリームって永久脱毛できる?サロン脱毛がおすすめな3つの理由!

        除毛クリームを安全に使うためのチェックリスト

        除毛クリームを使ううえで、気になる疑問をまとめました。安全に使うためのポイントをチェックしておきましょう。

        Q1. 除毛クリームを塗る量が多すぎると危険ですか?

        はい。必要以上に除毛クリームを厚く塗ると成分が肌に長く触れ、赤みやヒリヒリ感の原因になります。必ず適量を守りましょう。

        Q2. 使用前に肌を保湿しても大丈夫ですか?

        除毛クリーム使用直前の保湿は避けましょう。成分が浸透しやすくなり、肌への刺激が強まることがあります。

        Q3. どのくらいの頻度で除毛クリームを使うのが安全ですか?

        肌を回復させるため、週1回程度までが目安です。頻繁な使用は炎症や肌トラブルのリスクを高めます。

        Q4. 除毛クリームを使うと、かえって毛が濃くなることはありますか?

        除毛クリームは化学的に毛を溶かすだけです。毛が濃くなる科学的根拠はありません。生え方の変化で濃く見えることがある程度です。

        Q5. 10代でも使って大丈夫ですか?

        10代でも除毛クリームは使用可能ですが、必ずパッチテストを行い、肌の反応を確認してから使用してください。とくに、顔やデリケート部位は避けましょう。

        Q6. 除毛クリームの使用後すぐに日焼け止めを塗っても大丈夫ですか?

        肌が敏感な状態だと、日焼け止めの成分で刺激を感じる場合があります。肌を落ち着かせてから除毛クリームを塗るのがおすすめです。

        Q7. 同じ部位に除毛クリームを続けて使うと危険ですか?

        同じ部位に連続使用すると、炎症や赤みが強く出やすくなります。少なくとも数日間あけて肌を休ませましょう。

        Q8. パッチテストで問題なければ、その除毛クリームを安心して使えますか?

        パッチテストはあくまで目安です。使用部位や肌の状態によっては刺激が出ることがあります。注意して使いましょう。

        Q9. 妊娠中や授乳中に除毛クリームを使っても大丈夫ですか?

        アメリカ皮膚科学アカデミーは、妊娠中や授乳中は、レチノイドやハイドロキノンなどの成分を含むスキンケア製品は避けるべきとしています。

        まれに、これらの成分が除毛クリームに含まれることがあります。使用前に成分表示を確認し、気になる場合は医師に相談しましょう。

        Q10. 他のスキンケア製品との併用で注意すべきことは?

        レチノイドやピーリング剤など、肌のターンオーバーに影響する商品を除毛クリームと併用すると、刺激が強くなる可能性があります。使用は避けましょう。

        ▶︎ムダ毛の自己処理は危険!自己処理のメリット・デメリットとは

        「皮膚が溶けた」に備え、安全に除毛クリームを使おう

        除毛クリームは手軽にムダ毛処理ができる便利なアイテムですが、場合によっては赤みやヒリヒリ感、さらには化学やけどが起こるリスクもあります。

        使用中に痛みや異常を感じた場合は、すぐに流水で洗い流し、必要に応じて低刺激の保湿で肌を落ち着けましょう。

        また、症状が強い場合や水ぶくれ、広範囲の赤みが出た場合は、早めに皮膚科を受診するのがおすすめです。

        肌トラブルが心配という方なら、痛みが少なく肌への負担を抑えた脱毛サロンも選択肢のひとつです。

        ラココでは、年齢や肌質に合わせて出力や施術間隔を調整でき、成長期の肌にも対応。カウンセリングで肌の状態や悩みを丁寧に確認し、安心して施術を受けられる体制も整っています。

        安全で快適な脱毛をお考えの方は、ぜひ検討してみてください♩

        【参考文献】

        PubMed: Depilatory chemical thioglycolate affects hair cuticle and cortex, degrades epidermal cornified envelopes and induces proliferation and differentiation responses in keratinocytes
        PubMed: Depilatory creams increase the number of hair follicles, and dermal fibroblasts expressing interleukin-6, tumor necrosis factor-α, and tumor necrosis factor-β in mouse skinSelf‑inflicted chemical burns caused by depilatory cream use(Indian Journal of Burns)PubMed: Severe irritant contact dermatitis from depilatory creamWebMD: What to Know About Depilatory CreamsDepilatory creams not to be applied extensively(Bundesinstitut für Risikobewertung)
        Skin Therapy Letter: Chemical Depilatories
        Cleveland Clinic: Depilatory Cream Hair Removal
        American Academy of Dermatology: Pregnancy Skin Care