LACOCO COLUMN

脱毛
2025.6.3
ムダ毛が生えなくなる方法はあるの?脱毛のプロが真面目に検証してみた

「自己処理が面倒!ムダ毛が生えなくなる方法はないの!?」と思っていませんか?

ムダ毛が生えなくなったら、自己処理に使っていた時間を自分時間として趣味などに使えるし、急なお出かけのときもムダ毛で恥ずかしい思いをしなくて済みますよね。

そこで今回は、「これを使い続けたらムダ毛が生えなくなる」といわれる方法を真面目に検証。本当に生えなくなる方法はないのか、くわしく解説していきます。

【うわさの真偽】ムダ毛が生えなくなるといわれている方法は本当に生えなくなるのか

「これを使えばムダ毛が生えなくなる」とうわさされる方法はたくさんあります。その代表的なものを以下に挙げてみました。

・除毛クリーム
・脱毛ワックス、毛抜き
・抑毛ローション・クリーム
・抑毛サプリ

ムダ毛を生えなくするには毛の工場(発毛組織)に何らかのダメージを与える、もしくは成長を害するアプローチが必要です。これらにそうした働きがあるのか、検証してみたいと思います。

ムダ毛が生えなくなるといわれているアイテムの働きや目的

まずはムダ毛が生えなくなるといわれているアイテムの働きや目的を確認してみましょう。

●除毛クリーム

除毛クリームには主にチオグリコール酸カルシウムという、毛のタンパク質のつながりを切り離す効果のある成分が含まれています。この成分が毛を柔らかくし、溶かすように取り除くのが除毛クリームの働きです。

●脱毛ワックス、毛抜き

脱毛ワックスとは毛に絡みつきやすいワックスを肌に塗布し、一気に引きはがしてムダ毛を抜き取る脱毛方法。毛抜きも毛根から抜き取るのが目的です。

●抑毛ローション・クリーム

抑毛ローション・クリームの目的は、毛の成長を抑制すること。メーカーの試験では、わずかながら抑毛効果が期待できる結果が出ていることから、脱毛・除毛後に使用するアイテムとしては有効と考えられます。

●抑毛サプリ

抑毛サプリは、イソフラボンなど女性ホルモンと似た働きをする成分が含まれるサプリ。ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの割合が高まれば、毛が濃くなることもあります。サプリで栄養バランスを補い、女性ホルモンの働きを高めて抑毛効果を狙うのが目的です。

発毛組織に決定的なダメージを与えることはできない

「除毛クリーム」「脱毛ワックス、毛抜き」「抑毛ローション・クリーム」は、ムダ毛を一時的に取り除くのが目的。発毛組織に何らかの影響を与えるのは難しいのが現実です。

「抑毛サプリ」は、体内からのアプローチでムダ毛が細く柔らかくなるよう期待するもの。あくまで自然なホルモンバランスの働きをサポートするためのものなので、毛が生えなくなることはありません。体内から補給して毛が生えなくなったら、髪の毛までなくなってしまいますからね。

抜き続けて眉毛が生えなくなる謎

「眉毛を繰り返し抜いていたら生えなくなった」という話をよく耳にします。「だったら他の毛も抜き続ければ生えなくなるのでは?」と思うかもしれませんね。しかしこれには医学的根拠がありません。

眉毛は毛の休止期(毛が抜けて次の毛が生えるまでの時期)が長いので、一度抜くとなかなか生えてきません。そのため「生えなくなった」と感じているのかも。そのうち加齢によって体毛の量が減り、「抜いていたから生えなくなった」と思ってしまった可能性もあります。

もちろん人間の体に絶対はないので、抜くことのダメージが積み重なって生えにくくなった可能性も否定はできません。とはいえ、小さな可能性を狙って全身のムダ毛を抜き続けるのは、効率的な脱毛とはいえませんよね。

【結論】

うわさのアイテムは、どれも発毛に関わる組織に決定的なダメージを与えることはなく、繰り返し使用したからといってムダ毛が生えなくなるわけではない。

ムダ毛が生えなくなる方法として脱毛は有効なの?

脱毛はムダ毛を生えにくくする施術として有効とされますが、それは本当なのか、確認してみましょう。

脱毛はただ毛を抜くだけではありません。脱毛の種類によってアプローチの仕方は異なりますが、発毛に関わる組織にダメージを与えることや破壊することを目的としています。脱毛には以下のような種類があります。

・美容脱毛
・医療脱毛
・美容電気脱毛
・医療ニードル脱毛

それぞれどのようなアプローチで発毛組織にダメージを与えているのか、くわしく解説します。

美容脱毛

美容脱毛は脱毛サロンやエステなどで提供されている脱毛。IPLという光を使い、さまざまな照射方式でムダ毛にアプローチします。

美容脱毛には大きく分けて、熱破壊式と蓄熱式の2種類があります。それぞれの目的は以下のとおり。

熱破壊式…毛乳頭や毛母細胞にダメージを与える
蓄熱式…バルジ領域にダメージを与える

毛乳頭は毛根の奥にある毛が生える部分。毛乳頭のまわりにある毛母細胞が細胞分裂し、毛として成長します。そして毛母細胞は、バルジ領域から届けられた毛包幹細胞が分裂してできたものです。

つまり「毛の成長に関係する組織に直接ダメージを与える」のが、美容脱毛の目的。毛の生産工場がうまく機能しなくなるので、ムダ毛が生えにくくなると考えられます。なお、ムダ毛が全体的に目立たない状態になるには、複数回施術を受ける必要があります。

医療脱毛

医療脱毛は医療用のレーザー脱毛機を使用して行う施術。熱破壊式がほとんどですが、蓄熱式に近いものもあります。いずれも美容脱毛より出力が強いのが特徴です。

レーザーの種類によって異なるものの、医療脱毛の目的は「毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域の破壊」です。壊れた組織からは基本的に毛は育ちません。結果としてムダ毛が生えにくくなると考えられます。

美容脱毛と同様に、全体的にムダ毛が目立たない状態になるまでには、複数回施術を受ける必要があります。

美容電気脱毛

美容電気脱毛は主にエステなどで提供されている、電気針を使った脱毛。毛穴に直接針を差し込み、微弱電流または高周波を流して毛母細胞にダメージを与えます。

ダメージを受けた毛母細胞はうまく機能しなくなるため、ムダ毛が生えにくくなると考えられます。基本的に複数回施術を受ける必要があります。

医療ニードル脱毛

医療ニードル脱毛は絶縁針を毛穴に差し込み、電流を流して毛母細胞にピンポイントでダメージを与え破壊する施術です。強烈な痛みが伴いますが、基本的に1度施術した毛穴からはムダ毛が生えることはないとされています。

絶縁針を用いることで、毛穴の他の組織を傷付けることなく毛母細胞にアプローチできるのが美容電気脱毛との違い。全体の脱毛には複数回施術を受ける必要があります。

【結論】

脱毛はいずれも発毛に関わる組織に直接ダメージを与える、または破壊するため、ムダ毛が生えない状態に近づけることができる。

セルフケアでムダ毛が生えなくなるのは難しい、マストな方法はやっぱり脱毛

ムダ毛が生えなくなるとうわさされる方法は、あくまで今生えている毛に対してアプローチしたり体質改善を促したりするもので、発毛に関わる組織をどうこうできるものではありません。

そのためムダ毛を生えなくしたいなら、やはり方法としては脱毛が有効ということになります。脱毛方法はさまざまにあるため、自分の目的や好みに合ったものを選ぶようにしましょう。

脱毛サロンラココでは痛みのほとんどない、蓄熱式の美容脱毛を提供しています。産毛・濃い毛どちらもOK。施術を繰り返すことで徐々にムダ毛が気にならない状態になれますよ。「自己処理が面倒」「やっぱり脱毛で一気にすっきりさせたい」と考えるなら、ぜひラココにご相談くださいね。