LACOCO COLUMN

スキンケア
2025.7.30
脂性肌に化粧下地は必要?あこがれのマット肌もかなえる下地の選び方と使い方のポイント

脂性肌の場合、メイクが崩れやすくて長持ちしない、テカリが恥ずかしいくらい気になる、といった悩みを抱えている方も多いはず。
トレンドのマット肌に仕上げたくてもなかなか実現できず、ツヤっぽい仕上がりを目指そうにもただのテカリにしか見えなくてもうへきえき……なんてこともあるのでは?

今回は脂性肌の方向けに化粧下地の必要性や選び方、つけ方のポイントを伝授。
「私の顔は油田だからメイクを長持ちさせるなんて無理」と悩んでいる方は、あきらめずにこの記事を参考にしてみてください!

最初におさらい!脂性肌とはどんな肌?

脂性肌とは水分が適量または豊富にあって、さらに油分が過剰な状態の肌のことです。潤いはたっぷりあるので、肌にはハリがありツヤ感も十分ですが、テカリや毛穴の黒ずみ、ニキビなどの肌トラブルに悩まされやすいのが特徴です。

メイクに使われる下地やファンデーションには油分が含まれているため、肌の皮脂と混ざるとヨレやすく、脂性肌の方は化粧が長持ちしないと感じやすい傾向です。

化粧下地の役割と脂性肌の方に下地が欠かせない理由

化粧下地は肌とファンデーションをくっつけるための、両面テープのような役割を持ったアイテムです。さらに過剰な皮脂でテカるのを抑えたり、色むらや凹凸、毛穴、くすみなどを隠し、肌のベースをフラットに整えたりする機能もあります。

ファンデーションに皮脂や汗が混ざると、ヨレたり崩れたりしやすくなります。下地は脂性肌の方にとって「肌にファンデーションをしっかり密着させる」「皮脂分泌を抑える」「毛穴をフラットにする」といった面から欠かせません。

脂性肌の人は肌がとにかくべたつきやすいため、あれこれと顔につけたくない方も多いでしょう。さらに「たくさんつけると余計にべたつくし、ヨレそう」と思われがちですが、さまざまな機能を持った化粧下地は脂性肌の方にこそ欠かせないアイテムなんです。

脂性肌さんはこんな化粧下地を選ぼう!脂性肌向け下地選びのポイント

脂性肌の方が化粧下地を選ぶ際、押さえておくべきポイントがいくつかあります。以下でくわしく解説しますね。

脂性肌の方が選ぶべき化粧下地の特徴

脂性肌の方が下地を選ぶなら、抑えておきたいのは以下のポイントです。

・皮脂吸着、皮脂コントロール効果
・化粧崩れ防止効果
・毛穴カバー効果
・さらさら仕上げ(マット仕上げ)効果
・テクスチャーが軽め
・オイルフリー

皮脂吸着・皮脂コントロール効果は長時間、メイク仕立てのマットな仕上がりを保つのに欠かせません。化粧崩れ防止効果も、脂性肌の方が下地を選ぶ際に外せないポイントでしょう。皮脂が過剰に分泌されると毛穴が開いてしまうので、毛穴対策もできる下地だととても便利です。

オイルフリーだと使用感が軽くなるので、普段からべたつきやすい脂性肌の方も使いやすいですよ。クリームタイプより、さらっと使えるローションやジェルタイプがおすすめです。

水分を補えるかがポイント

肌は水分が不足すると余計に油分を出す、という特徴があります。そのため、べたつく脂性肌でも水分はしっかり補給したいところ。「水分を補いつつ表面はさらさらに整える」といった特徴は、脂性肌の方が下地を選ぶ際に注目しておきたいポイントです。

特にエアコンを使用する夏場と冬場は肌の水分が奪われやすいので、皮脂は抑えても潤いは補給できる下地を選びましょう。

脂性肌の方は下地のカラーにも注目

化粧下地には無色透明のものから、ファンデーションのように少し肌色がついたもの、パープルやピンク、グリーンなどコントロールカラーが入ったものなどさまざまにあります。

皮脂は酸化するとくすみの原因になります。皮脂分泌が活発な脂性肌の方の場合、肌のくすみが悩みになることも。くすみと過剰な皮脂がコラボレートすると、テカリがギトッとした油分に見えて悪目立ちし、残念な印象になりかねません。

脂性肌の方が下地を選ぶなら、透明感を出してくれるカラーを選ぶのもポイント。おすすめなのはパープル系です。ニキビや吹き出物が出やすいなら、グリーン系で赤みを抑えつつトーンアップさせるのがおすすめですよ。

TゾーンとUゾーンで使い分けても

下地の中には皮脂をがっつり抑えて、さらさらマットに整えてくれるものもあります。しかしこれだと頬がつっぱる方もいるでしょう。「夏場はいいけど、それ以外の季節に顔全体に使うのは難しい」という方もいるかもしれませんね。

そんな場合は、TゾーンとUゾーンで下地を使い分けるのがおすすめです。Tゾーンにはしっかり皮脂をコントロールしてくれるタイプを、Uゾーンには皮脂コントロールしつつ水分は補給してくれるものを使用すると、顔全体をバランス良く整えられますよ。

脂性肌と一口にいっても一人ひとり肌状態は異なるので、自分の肌をしっかりと観察し、部分ごとにぴったりのアイテムを使うのが、メイクをキレイに仕上げて長持ちさせるコツです。

脂性肌を根本から改善したいならこちらの記事もチェック♪

脂性肌さん向け!化粧下地の使い方・ポイント

脂性肌の方が化粧下地を使う際に覚えておきたい、使い方のポイントを解説します。

「薄く均一に」が基本

いくら皮脂コントロール効果のある下地でも、たくさんつければいいというものではありません。脂性肌に限ったことではありませんが、つけ過ぎはヨレの原因になります。そのため使用するアイテムは「少量」がポイント。薄く均一になじませることで、下地が本来の効果を発揮しやすくなりますよ。

「手にのばしてからつける」はNG

どんな下地にもいえることですが、「手全体に下地をのばしてそれを顔につける」というつけ方はNGです。ムラになりやすく、皮脂吸着や皮脂コントロール効果を十分に発揮できない可能性があります。額、両頬、鼻、あごの5箇所にのせ、そこから全体にのばしていきましょう。

皮脂が出やすく毛穴も目立ちやすい小鼻や額は、毛穴に入れ込むようにくるくると小さな円を描きながら丁寧になじませます。最後にハンドプレスをしてしっかりと密着させると、ムラなくキレイにつけられますよ。

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さっぱり仕上げたいならスポンジを使うのもアリ

指の腹で下地を顔全体に塗り広げたあと、スポンジを使って肌の上をトントンしながら押さえると、下地の余計な油分がとれてさらっとした仕上がりになります。密着度も増すので、そのあとに使うファンデーションのつきも良くなりますよ。

夏場のように崩れやべたつきが特に気になる時期は、水を含ませたスポンジを使うのもおすすめです。水を含むとふくらむタイプのスポンジを使い、固く水気を絞ってから使用しましょう。

脂性肌こそ下地が肝心!皮脂吸収&コントロール効果の高い下地でマット仕上げを目指そう

ファンデーションと肌の密着力を高める化粧下地は、脂性肌の方こそしっかり使いたいアイテムです。TゾーンとUゾーンで肌状態が異なる場合は、使い分けをするのもおすすめですよ。さらっとしたテクスチャーなど、使用するのに負担を感じにくい下地を選び、毎日のメイクに役立ててくださいね。