じつは、紫外線は髪の毛にも大きなダメージを与えています。紫外線は髪の毛のパサつきやカラーの色落ち、抜け毛の原因にもなることも…。
とくに春から夏にかけて紫外線量が増える時期は、髪の毛にもきちんとした対策が必要です。
そこで今回は紫外線が髪に与える影響やその理由、そして今すぐにはじめられる髪の毛の紫外線対策を分かりやすくご紹介します。
INDEX
なぜ髪の毛にも紫外線対策が必要なの？
なぜ髪の毛にも紫外線対策が必要なのでしょうか。その理由は、紫外線が髪の毛に与える影響が関係しています。
ここでは、髪の毛が受ける紫外線の影響についてご紹介します。ぜひチェックして、髪の毛にも紫外線対策が必要な理由を知っておきましょう。
紫外線は髪の毛の乾燥やダメージの原因になる
髪の毛が紫外線を浴びると、髪のキューティクルが破壊されて内部の水分やタンパク質が失われやすくなるのです。
その結果、髪は乾燥しやすくなってパサついたり、枝毛・切れ毛になったりといったトラブルを引き起こします。
そして、紫外線によって傷んだ髪は指通りも悪くなってまとまりにくい印象に。外出時に紫外線から髪を守ることは、美髪をキープするための第一歩です。
ヘアカラーやパーマの持ちが悪くなる
カラーやパーマをしている髪の毛は、すでにダメージを受けています。そこに紫外線が加わると、色素が分解されて色落ちが早くなったり、カールのもちが悪くなったりするのです。
せっかくサロンで仕上げたヘアスタイルも、長持ちしないのはもったいないですよね。髪の紫外線対策をしっかりしておけば、ヘアカラーやパーマの美しさもより長くキープできるでしょう。
抜け毛や薄毛のリスクが高くなる
紫外線は髪の毛そのものだけでなく、頭皮にもダメージを与えます。頭皮が日焼けして炎症を起こすと、毛根の働きが弱まって抜け毛や薄毛のリスクが高まる可能性も。
とくに分け目やつむじは直射日光を受けやすいため、注意が必要です。健康的な髪の毛を育てるには、頭皮の紫外線対策も欠かせません。
髪の毛には自己修復力がないから
お肌にはターンオーバーがあり、ある程度のダメージは時間とともに回復します。しかし、髪の毛は一度傷んでしまうと、自然には元に戻りません。
ダメージが蓄積すると、髪の毛のツヤやハリが失われてしまいます。だからこそ、日常的な紫外線対策で「ダメージを受けにくい髪」にしておくことが美髪を守る秘訣です。
今すぐできる！髪の毛のおすすめ紫外線対策4つ
髪の毛の紫外線対策は、特別なケアをしなくても毎日のちょっとした工夫ではじめられるんですよ。
ここでは、誰でも手軽にできるおすすめの紫外線対策を4つご紹介します。今日からできる実践方法ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
髪の毛の紫外線対策①UVカット効果があるスタイリング剤を使う
最近では、髪専用のUVカットスプレーやオイルなどが数多く販売されています。これらのスタイリング剤は紫外線をブロックするだけでなく、ツヤ出しやまとまり感もプラスできるので一石二鳥！
髪にふんわりシューッと吹きかけるだけでOKなので、忙しい朝でも手軽にケアできます。外出前の習慣に取り入れて、日常的に紫外線から髪を守りましょう。
髪の毛の紫外線対策②帽子や日傘を使う
外出時に帽子や日傘を使うのは、とても効果的な紫外線対策です。とくに日差しが強い時間帯には、直射日光から髪の毛と頭皮をしっかりガードしましょう。
通気性の良い素材やUVカット機能のある帽子を選ぶと、ムレにくく暑い時期も快適に過ごせますよ。帽子や日傘はファッションのアクセントとして、楽しみながら紫外線対策ができるのも嬉しいポイントです。
髪の毛の紫外線対策③定期的に分け目を変える
髪の毛の分け目は、頭皮が最も露出している部分のひとつ。そのままにしておくと、同じところに紫外線が当たり続けて、頭皮にダメージが蓄積しやすくなります。
そのため数日に一度分け目を変えるだけでも、紫外線の影響を分散させることができるのでおすすめです。ヘアアレンジのバリエーションも増えて、気分転換にもなりますよ。
髪の毛の紫外線対策④外出後にしっかりアフターケアをする
日中に紫外線を浴びた髪の毛は、夜にしっかりケアすることが大切です。保湿力の高いトリートメントやアウトバストリートメントを使って、髪の内側までうるおいを届けましょう。
また、頭皮用のローションなどで地肌もケアすると、紫外線によるダメージをリセットしやすくなります。1日の終わりにしっかりアフターケアをすることで、美髪を保てるようにしましょう。
髪の毛の紫外線対策｜ヘアカラーしている人はとくに要注意！
ヘアカラーをしている髪は、すでにキューティクルが開きやすく、紫外線による影響を受けやすい状態です。そのため、ヘアカラーしていない髪の毛よりも丁寧な紫外線対策と以下のようなヘアケアが必要になります。
ヘアカラーしている髪はダメージを受けやすい
カラーリングされた髪は、染料を内部に浸透させるためにキューティクルが一時的に開いている状態です。そして紫外線を浴びるとその状態が悪化し、色が抜けやすくなったり髪の強度が低下したりしてしまいます。
また、カラー後の髪の毛は水分保持力も下がっているため、紫外線によってさらに乾燥しやすくなるのです。ヘアカラーしているのに紫外線対策をしていないと、せっかくのカラーがすぐに台無しになってしまうかもしれません。
紫外線対策+カラーヘア専用シャンプーの併用が◎
ヘアカラーを長持ちさせたい方には、紫外線対策と合わせてカラーヘア専用のシャンプーやトリートメントの使用がおすすめです。
これらの製品は色素をやさしくキープしつつ髪にうるおいを与えてくれるため、紫外線による色落ちやダメージを軽減してくれます。毎日のケアに取り入れることで、カラーの美しさをより長く楽しめるでしょう。
サロンでの定期的なトリートメントが有効
自宅でのケアに加えて、美容室での集中トリートメントを定期的に受けるのも効果的です。サロンでは、髪の状態に合わせたプロ仕様のケアが受けられるため、紫外線によるダメージを深部から補修してくれます。
サロンでのトリートメントはカラーのもちを良くするだけでなく、髪の毛にツヤやハリが戻るのも魅力的。月1回程度のサロンケアを習慣にすると、理想の美髪にぐっと近づけますよ。
紫外線が強くなる季節や時間帯も知っておこう
髪の毛の紫外線対策をするためには、紫外線が強くなる季節や時間帯についても知っておきましょう。
【紫外線が強くなる時期と時間帯】
時期：春〜夏（5〜8月）
時間帯：10〜14時
紫外線は1年中降り注いでいますが、とくに強くなるのは春から夏にかけての時期。なかでも5月〜8月がピークとされており、この時期はとくに髪の紫外線対策を強化する必要があります。
時間帯は、午前10時〜午後2時がもっとも紫外線量が多い時間。ちょっとした外出でも油断せず、帽子やUVスプレーなどでしっかりガードしましょう。紫外線のピークを知っておくことで、より効率的な紫外線対策ができます。
肌だけでなく髪の毛も紫外線対策をしてツヤのあるサラサラヘアーをキープしよう♪
紫外線対策と聞くと肌のケアがメインと思われがちですが、髪の毛や頭皮にも同じくらいの注意が必要です。紫外線を受け続けることで髪の毛のツヤやうるおいは失われ、老け見えの原因にもなりかねません。
「でも大丈夫！」
毎日のちょっとした工夫や習慣で、髪の毛への紫外線ダメージを大きく防ぐことができます。今日から髪の毛の紫外線対策も意識して、ツヤのあるサラサラ美髪をキープしましょう。