LACOCO COLUMN

スキンケア
2025.9.25
秋も美肌でいたい!秋の肌荒れはなぜ起きる?原因と対処法を解説

秋になり、少し暑さも和らいできたかな……と感じ始めた頃。肌荒れに悩まされていませんか?

せっかく秋のおしゃれを楽しみたくても、肌がトラブルだらけではワクワク気分が半減してしまいますよね。そこで今回は、秋に起こりやすい肌荒れの原因と正しい対処法をくわしく解説します。美肌を取り戻して秋を満喫したいと考えているなら、ぜひチェックしてみてください。

今まさにその状態!秋の肌荒れ、あるあるな症状

秋の肌荒れの症状にはさまざまなものがあります。以下のような症状が出ていないか、まずはチェックしてみましょう。

・夕方になると突っ張る
・夏のファンデーションではキシキシする
・肌にかゆみを感じる(ムズムズする、ピリピリ感がある)
・肌触りがゴワゴワしている
・毛穴が目立つようになった
・肌の一部にかぶれたような症状が見られる
・いつもの化粧品が合わなくなった
・肌に透明感がなくくすんでいる
・ニキビや吹き出物を繰り返すようになった
・シミやそばかすが目立ってきた

こうした症状を感じているなら、まさに秋の肌荒れ症状が表面化している状態。ではなぜ秋には肌荒れが起きやすくなるのでしょうか。

秋の肌荒れはなぜ起きる?秋の肌はこうなっていた

秋の肌は夏の紫外線、気温の変化(寒暖差)、空気の乾燥、秋の花粉など外的刺激、夏の疲れによる免疫機能低下が主な原因です。くわしく解説しますね。

夏の紫外線ダメージその1.「シミ」

紫外線を浴びると日焼けしますよね。これは肌の奥で黒い色素(メラニン色素)を作っている工場を紫外線が刺激するから。しかし日焼けは、紫外線を浴びなければもとに戻ります。一方でシミは、紫外線の刺激で部分的にメラニン色素が作られる仕組みに異常をきたした状態。紫外線を受けなくてもメラニン色素が作られ続けるため、シミとして残ってしまうんです。秋が深まり日焼けが落ち着いてきた頃に、取り残されたシミが目立ってくることも。

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夏の紫外線ダメージその2.「ターンオーバーの乱れによる乾燥、毛穴、ニキビ」

紫外線を浴びると、肌はダメージを修復するためにターンオーバーを早めます。すると角層には保水力の低い未熟な角質細胞が押し上げられてしまい、十分に潤いを保つことができなくなります。これにより肌は乾燥しやすくなります。肌が乾燥すればバリア機能は低下するので、ますます乾燥しやすい状態になってしまうんです。こうした肌状態になると毛穴も目立ち、ニキビもできやすくなりますよ。

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夏の紫外線ダメージその3.「シワ・たるみ」

紫外線が肌の奥まで届くと、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力に関わる線維を壊します。すると当然ハリが失われ、たるみやシワができることに。秋になると老け顔になるといわれることもありますが、実際肌内部のダメージは肌のハリ感を失わせ、老けた印象を作り出します

エアコンによる乾燥と血行不良による「乾燥、ごわつき、くすみ、毛穴、ニキビ」

夏場にエアコンのきいた部屋で過ごすと肌は乾燥します。そして暑い外気に触れると汗をかくので、肌表面は潤っていると誤解します。これがいわゆるインナードライ状態。このまま秋という乾燥の季節がやってくると、肌表面も内部も乾燥が加速してしまうんです。

またエアコンによる冷えは血行不良を招き、ターンオーバーの乱れを助長して角質肥厚につながることも。角質肥厚すると毛穴に古い角質がつまって目立つほか、ニキビや肌のごわつき、メイクのりの悪さ、くすみの原因になります。

免疫機能の低下による「かゆみ」

酷暑が続くと、「体力には自信があったのに夏バテしてしまった」という方もいるのでは?夏バテとは、夏の暑さや湿度に対応できず、食欲がなくなったり、疲れやすくなったりする症状のことです。夏バテになると自律神経が乱れたり、免疫機能に影響を及ぼしたりすることもあるんです。

体調を崩すということは、肌にも同じような影響が出るということ。自律神経の乱れによりターンオーバーが乱れたり、免疫機能に影響が出ることで外的刺激に弱くなったりすることもあります。結果として秋の花粉や乾燥で肌がかゆい、今まで使っていた化粧品が合わなくなるといったことが起こりやすくなるんです。

秋の肌荒れは夏に受けた毎日のダメージによる肌体力の低下が原因

これまでにお伝えしたことをまとめると、夏に受けた毎日のダメージで肌がヘトヘト状態になってしまったことが秋の肌荒れの原因です。肌は潤いを失ってバリア機能が低下し、外からの刺激が簡単に肌内部に入りやすい状態。空気が乾燥してくるので、バリア機能が低下した肌からはどんどん水分が逃げていきます。

いわば、秋の肌は門番のいないお城状態。悪者は入りたい放題、お城からは大切なものが取られ放題の状態です。だから秋は急激な肌変化、肌荒れに悩まされやすいんです。

秋ならではのスキンケアを押さえよう!

秋の肌荒れを起こしたお疲れ肌には、無理のないスキンケアが必要です。まずは基本のケア、そして肌状態を見ながらスペシャルケアを取り入れてみましょう。

まずは基本のケア!そろそろ保湿タイプに切り替えても

スキンケアはまず、基本に沿って行いましょう。丁寧なクレンジングと洗顔、たっぷり水分を補う化粧水、油水分を補う乳液、そして全てを逃がさないように守るクリームまで使いましょう。乾燥が酷くなっている方は、夏のさっぱりタイプからしっとりタイプに切り変えるのもおすすめですよ。かゆみを感じている方は敏感肌用を試してみてもいいかも。

ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されたものなら、乾燥に悩む方にぴったりです。日焼けがなかなか引かない、くすんでいる、シミが濃くなったなどに悩んでいるなら、ビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸などが配合されたスキンケアを取り入れるのもいいでしょう。

スキンケアの際は「こすらない」「強くパッティングしない」が鉄則。デリケートに傾いている秋の肌は、とくにやさしくいたわりながらケアしてくださいね。

パックや美容液などのスペシャルケアは肌状態を見ながら

肌がお疲れ状態のときのスペシャルケアは、様子を見ながら行いましょう。肌荒れが酷い状態でパックや美容液を使っても十分な効果を感じられないどころか、肌トラブルになることもあります。

病み上がりにいきなり肉料理を食べると、胃腸に負担を感じるのと同じ。まずは基本のスキンケアで肌の元気を取り戻し、肌荒れが落ち着いてからスペシャルケアを取り入れましょう。

秋も紫外線対策は忘れずに

秋になっても紫外線は降り注いでいます。日焼け止めなど、UVケアアイテムは忘れず使用し、これ以上肌を疲れさせないようにしましょう。日焼け肌も戻りやすくなるため、紫外線対策は必須ですよ。

ベストな紫外線対策方法が知りたいならこちらの記事もチェック♪

秋の肌荒れをなんとかしたいなら生活習慣・食生活も見直してみて

秋の肌荒れは、夏バテによる体内の疲労や免疫機能の低下などから来ていることもあるため、生活習慣や食生活を見直すのも大切なポイントですよ。

睡眠不足が続いていたなら、1日7時間以上眠れるよう睡眠時間を改善してみましょう。適度な運動で、滞っていた血行を良くするのもいいですね。湯船にじっくり漬かって体を温めるのもいい方法ですよ。

ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的にとりつつ、1日3食バランスの良い食事を心掛けましょう。キノコ類や豚肉には肌荒れ改善に役立つビタミンBが多く含まれています。秋の味覚、サツマイモには美肌に欠かせないビタミンCや余分な水分を取り除くカリウムなどが含まれているので、肌荒れが気になる季節のおやつにおすすめですよ。

秋の肌荒れはやさしい基本のケアで対策!まずは肌の元気を取り戻そう

秋になって肌荒れが酷くなると、なんとかしなくちゃと慌ててしまいますよね。高機能美容液やパックなどでケアしたくなるのもわかります。しかし秋の肌荒れは、夏の間の肌疲れが原因。まずは基本のスキンケアでいたわることが重要です。

しっかり保湿して、肌が元気を取り戻してきたら、スペシャルケアでたっぷり栄養補給してあげましょう。そうすればまた元のようにぷるぷるの生き生き肌に戻れますよ。