「前髪マスカラって何？」という方のために、基本から応用までわかりやすくお届けします。
INDEX
前髪マスカラとは？
前髪マスカラはその名の通り、マスカラの形状をしたまま使用する前髪用ヘアカラーアイテムのことです。ブラシタイプで、まるでマスカラを塗るように前髪や顔周りの毛をさっとカラーリングできるのが特徴です。
・ウォータープルーフやしっかり洗い流せるタイプなど、種類はいろいろある
・ブラウン・ブラック・ライトブラウン・ピンク系など色展開が豊富
・市販価格は700円〜2000円程度が主流
メイク感覚で使えるため、初めてでも手軽に取り入れやすく、身近な「ヘアメイクアイテム」の位置づけです。
前髪マスカラの目的・効果
前髪マスカラにはさまざまな役割・効果があります。特に以下のような目的で取り入れられることが多いです。
白髪対策・生え際の目立ち軽減
年齢を重ねるにつれて気になりはじめるのが、顔周りの白髪です。特に前髪やこめかみ、生え際などは鏡を見るたびに目につきやすい部分です。
しかし、わざわざ全体染めをするほどではない場合もあるでしょう。そのようなときに役立つのが前髪マスカラです。気になる部分にさっと塗るだけで、自然に白髪をカバーできます。
しかも、色ムラになりにくく、伸びた白髪部分だけをピンポイントで隠せるので、次のカラーリングまでのつなぎケアとしても最適です。急なお出かけ前や、大事な予定の朝にもサッと使える手軽さが嬉しいポイントです。
根元のプリン隠しに
せっかく美容院でキレイにカラーリングしても、数週間経つとどうしても気になってくるのが根元のプリン状態です。特に明るめカラーを楽しんでいる方は、黒髪が伸びてくると色の差が目立ってしまいます。
そのようなとき、前髪マスカラがあれば外出前にさっとひと塗りするだけでOK。スプレーやパウダーよりも自然に仕上がるので、前髪やこめかみなど顔周りの細かい部分にも使いやすいのが特徴です。
また、カラーバリエーションが豊富な商品を選べば、自分の髪色により近づけて違和感なく仕上げられるのも魅力です。
前髪に濡れ感・ツヤ感をプラス
最近は「濡れ感ヘア」や「ツヤ前髪」などのスタイルがSNSや雑誌でも人気です。前髪にだけほんのりウェットな質感を出すことで、顔立ちが引き締まり、こなれ感のあるおしゃれな印象に仕上がります。
通常のスタイリング剤よりも重すぎず、程よいツヤが出せるのも前髪マスカラならではの魅力。特に、ストレート前髪や斜め流し前髪をしっかりキープしつつ、艶っぽさを演出したいときにおすすめです。
少量使いで質感調整ができるので、初心者の方でも簡単にトレンド感のあるスタイルが楽しめます。
前髪の立ち上がり・まとまりキープ
朝キレイにセットしても、時間が経つと産毛や短い前髪がぴょんぴょん立ってきてしまう…。そのような悩みを持つ方にも、前髪マスカラは頼れる存在です。
特に湿気が多い梅雨時期や、汗をかきやすい夏場には、前髪の乱れや浮き毛が気になりがちに…。前髪マスカラはコームタイプが多いため、細かい毛1本1本までしっかりキャッチして、サッと整えられます。
また、ベタつきすぎずナチュラルな仕上がりになるので、学校や職場でも浮かずにきれいな前髪をキープできる点もメリットです。夕方までヘアスタイルが崩れにくく、手直しの回数も減らせます。
アクセントカラーや季節のイメージチェンジに
「全体を染めるのはちょっと勇気がいるけど、少しだけ色を楽しみたい…」そのようなときにも前髪マスカラはおすすめです。ピンク、パープル、ホワイト、ブルーなど、期間限定カラーやトレンドカラーが揃っているアイテムも多く、気軽に印象チェンジができます。
季節やイベントに合わせて、少しだけカラーチェンジを楽しみたいとき、ハイライト感覚で前髪やこめかみ部分に使えば、気分もグッと上がります。しかも、シャンプーで簡単に落とせるタイプが多いので、週末だけのおしゃれや撮影用アレンジとしても大活躍するでしょう。
カラーメイク感覚で、前髪マスカラを楽しんでみてはいかがでしょうか。
前髪マスカラ、どうやって使う？簡単ステップ
ここからは基本的な使い方をご紹介します。慣れると1分以内でスタイリングできるほど簡単です。
必要なもの
・前髪マスカラ本体
・コームまたは手持ちブラシ
・ティッシュ、コットン、濡れタオル
Step 1：準備
前髪は必ず乾いた清潔な状態でスタートします。湿った状態だと色がムラになることがあります。
Step 2：余分な液を落とす
マスカラ本体を数回カチッと回して取り出し、ブラシに液が付きすぎないようにティッシュで軽くオフします。
Step 3：根元から毛先へ
生え際や根元から毛先に向けて、毛流れに沿ってブラッシング。白髪や浮き毛をカバーするように、ブラシを押し当てるように塗ります。
Step 4：必要に応じて重ね塗り
少し色が足りないと感じたら、数秒乾かしてからかるく重ねると自然な仕上がりに。
Step 5：仕上げ
乾いたら手ぐしで整え、コームで滑らかさを出します。全体のスタイルに馴染むよう馴染ませるのがポイント。
Step 6：落とす方法
クレンジングや普通のシャンプーで簡単にオフできます。ウォータープルーフタイプなら、しっかり落とす場合はオイルクレンジングがおすすめです。
前髪マスカラがおすすめな人とおすすめできない人
前髪マスカラは誰にでもおすすめできるわけではありません。ここからは、前髪マスカラがおすすめな人とおすすめできない人をご紹介します。
こんな方におすすめ！前髪マスカラが向いている人
前髪マスカラは、以下のような悩みやライフスタイルの方に特に向いています。
前髪・生え際の白髪やプリンが気になる人
根本だけササッとカバーしたい、定期染めのサポートをしたい場合にぴったりです。
朝の時短ケアをしたい人
ヘアカラーもメイクも忙しい朝に、「スプレー&ブラッシング」感覚で使えるのが魅力。
ツヤ感や濡れ感スタイルを楽しみたい人
スタイリング剤では出しづらい艶っぽさや立体感を簡単に再現できます。
ワンポイントカラーを楽しみたい人
顔周りだけのさり気ないカラーなら、全体染めよりも手軽＆コスパ◎。お出かけ、イベント時のアクセントにおすすめです。
外出直前に髪が乱れたときのレスキューアイテムが欲しい人
雨の日や湿気で崩れた前髪に、さっと一塗りで整えられます。
前髪マスカラがおすすめできない人
逆に、前髪マスカラが向かない、もしくは、必要ないかもしれない人もいます。
全体カラーがメインの人
すでに根本染めをしっかりしている場合、前髪だけの色調整には不向きなことも。全体バランスに違和感が生まれる可能性があります。
自然派・ノー化粧主義の人
顔周りに色を加えることで「化粧している」印象が出るため、完全ナチュラル志向の方には違和感があるかもしれません。
敏感肌で顔周りに塗料をつけるのが怖い人
頭皮や顔への刺激が心配な場合は、低刺激成分・無添加処方の製品を選ぶか、パッチテスト後に使用するのがおすすめです。
白髪もプリンも気にならない人
特に気になる髪の変化がなければ、無理して使う必要はありません。ヘアメイク感覚でのカラーチェンジにも抵抗があるなら不要です。
前髪マスカラを選ぶときのチェックポイント
たくさんの種類があるだけに、選ぶときの基準も重要です。
| チェック項目 | 意味・理由 |
| 1. 色の自然さ・新色展開 | 自然に馴染む色味を選ぶ。アクセントにするならピンク・ホワイトなど |
| 2. 色もちと落ちやすさ | 普段染め・プリン隠しには色もち重視。艶感演出なら落ちやすいタイプもOK |
| 3. ウォータープルーフ性能 | 雨の日や汗をかく季節はウォータープルーフタイプが安心 |
| 4. 成分の低刺激配合 | 敏感肌・目元に近い使用なら、アルコールフリーや無香料の物が◎ |
| 5. ブラシの使いやすさ | 密着しやすいミニサイズや、マスカラタイプで塗りやすいものがおすすめ |
前髪マスカラでよくある疑問
最後に前髪マスカラでよくある質問をまとめます。
Q. 色ムラになったらどうする？
色ムラになったら、以下の方法を試してみてください。
1.すぐにティッシュや濡らして絞ったコットンで拭き取る
2.ドライヤーの冷風やブラシで整える
3.数日後に馴染む場合もあるので焦らず様子見
Q. 落とすとき気をつけることは？
ウォータープルーフタイプ：オイルクレンジングを併用する
通常タイプ：シャンプーだけでOK
地肌にこすりすぎると摩擦につながるので、指で優しくなじませながら洗い流しましょう。
Q. 色移りする
枕や服に色が付く可能性あります。表面が乾いたあとに就寝をしましょう。気になるなら早いうちに洗濯をしておくとベターです。
Q. 目に入ったらどうする？
すぐに水で目を洗い、刺激が強い場合は専門医へ相談しましょう。
まとめ：手軽に使える顔周りの名脇役
前髪マスカラは、以下のように日常のちょっとした気になるポイントをサッとカバーできる、ヘアメイクの便利アイテムです。
・白髪・プリン・浮き毛隠しとしての実用性
・濡れ感やまとまりで印象アップ
・少し冒険したい人のアクセントカラーに最適
ただし、全体カラーが済んでいる方やノーメイク派、刺激に弱い人には向かないこともあります。
「持ち歩きやすく、ささっと印象チェンジができるアイテムが欲しい」という方には、とてもおすすめできる存在です。