LACOCO COLUMN

スキンケア
2025.9.12
シートマスクはどのタイミングで使う?正しい順番と効果を高めるポイント!

毎日のスキンケアに取り入れやすく、手軽にうるおいチャージができることで人気のシートマスク。しかし、「化粧水の前?それとも後?」「乳液の前に使うべき?」「朝でも使っていいの?」と、使うタイミングや順番に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実際、スキンケアの流派によってシートマスクを使う順番にはさまざまな考え方があります。それぞれの肌悩みや使用するマスクの種類によって、最適な使い方は違うのが現実です。

この記事では、シートマスクを使うベストなタイミングや順番をわかりやすく解説します。

シートマスクはいつ使うべき?

スキンケアの工程にはそれぞれ役割があります。まず「洗顔」で肌表面の汚れや皮脂をしっかり落とし、次に「化粧水」で水分を補給し、肌の土台を整えます。

この段階で、肌はふっくらとして化粧品の浸透を受け入れやすい状態になるので、その後に登場するのがシートマスクです。基本的には「化粧水の後、乳液やクリームの前」という位置づけです。

シートマスクは、たっぷり含まれた美容液成分を肌にぐんぐん届けるためのアイテムです。肌が乾燥していたり、整っていなかったりする状態で使っても十分な効果が得られません。

一部の「化粧水代わりに使えるマスク」も存在しますが、それでも「洗顔直後すぐに貼る」のはあまりおすすめできません。乾いた肌は吸水性が悪く、せっかくの美容成分がムラづきしてしまうことも。

1.化粧水で下地作り
2.マスクで集中ケア
3.乳液・クリームでフタをする

基本的には上記の順番がおすすめです。

化粧品→シートマスク→乳液・クリームの順番がおすすめの理由

「化粧水→シートマスク→乳液・クリーム」の流れが推奨されるのには、いくつか理由があります。

まず、「肌の水分保持力」に関してです。洗顔直後の肌は水分が少なく、角質層が硬くなっていることが多いです。ここにいきなりシートマスクを使っても、なじみが悪くなってしまいます。

そこで登場するのが化粧水です。軽めのテクスチャで肌全体を一度うるおし、角質層を柔らかくすることで、次に使うシートマスクの美容成分がより均一に行き渡ります。

さらに、シートマスクを使った後に乳液やクリームで油分のフタをすることで、せっかく肌に入れた水分や美容成分が外に逃げにくくなります。

ただし、ここが意外と盲点です。「マスクだけで十分でしょ」と思ってその後のケアをサボると、逆に乾燥が進んでしまうケースもあります。

流派もある?シートマスク使い分けのバリエーション

一口に「シートマスクの使い方」といっても、実は美容業界にはいくつかの流派が存在します。自分の肌状態やライフスタイルに合わせて、取り入れやすい方法を選ぶのがコツです。

① 毎日の基本保湿派

毎日のルーティンの中でシートマスクを取り入れるというスタイルです。最近は化粧水感覚で使える薄型&軽めのマスクも多く販売されています。

特に朝晩の乾燥が気になる季節は、「化粧水の代わりにシートマスクで保湿」という使い方もアリです。

ただし、毎日つけるタイプのマスクは短時間で外すのが前提なので、「つけっぱなしで放置」はNGです。

② 乳液仮マスク派

乳液仮マスク法は、少し上級者向けです。シートマスクで美容成分をしっかり入れ込んだあと、さらに乳液をたっぷり塗ってパックのように使う方法です。

具体的には、マスクを外した後、肌が濡れているうちに「普段の2倍量くらいの乳液」を顔全体に伸ばし、そのまま数分放置→ハンドプレスでなじませていきます。

この方法は「とにかく肌がカサついてメイクが乗らない」という日の夜におすすめです。

③ 朝マスク派

最近人気が高まっているのが「朝マスク派」です。夜ではなく、朝の洗顔後に数分間だけ使うことで、肌のキメが整い、メイクのりが良くなる効果が期待されています。

特に、寝不足だったり、前夜のスキンケアが物足りなかったりした日などは、朝マスクが救世主的存在になるでしょう。

「短時間使用OKな朝専用マスク」も市販されているので、忙しい朝でも気軽に取り入れられます。

また、朝にマスクをすることで「肌の温度が一時的に上がる」→「血行が促進される」→「顔色が明るく見える」という嬉しい副次効果もあると言われています。

シートマスク後のプラスαケア

ここまでシートマスクのタイミングをご紹介しましたが、実はマスクを外した後のケアこそが美肌への仕上げポイントです。

時間は守ることが肝心

まず一番注意したいのは「放置しすぎない」ことです。

パッケージに記載された「10分〜15分」の使用目安は、メーカーがしっかりテストを重ねて決めた時間です。

「もっと長くつけたほうが効果があるのでは?」と思いがちですが、実はこれが大きな落とし穴。長時間つけすぎると、マスクが乾いて逆に肌の水分を吸い取ってしまうこともあります。

お風呂上がりやリラックスタイム中に使う場合も、時間はしっかり守りましょう。

密着&ハンドプレス

シートを顔に貼るときは、空気が入らないように頬や額、あごなど部分ごとに「手のひらで軽く押さえる」のがコツです。

特に小鼻まわりなど、浮きやすい部分はしっかり密着させましょう。

「手の温度で成分が肌によりなじみやすくなる」という効果も期待できます。

仕上げの油分ケアはしっかり

せっかくのうるおいをそのまま逃がしてしまっては意味がありません。

マスクを外した後は、顔に残った美容液を「こすらず優しくなじませる」のが基本です。そのあと、乳液やクリームでしっかりフタをして水分蒸発を防ぎましょう。

乾燥がひどい季節やエアコンで肌がパリパリになる日は、さらにオイルを1滴加えてもOK。逆に、朝マスクを使った場合は、重くならないよう軽めの乳液や日焼け止め下地で仕上げるのがベターです。

シートマスク選びで迷わない!目的別のおすすめタイプ

いざドラッグストアやコスメショップに行くと、シートマスクの種類が多すぎて迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。実は、マスクの種類ごとに得意分野が違うので、「その日の肌悩み」に合わせて選ぶのがベストです。

保湿重視なら「高保湿タイプ」

乾燥が気になる季節や、肌がカサカサしてメイクが乗りにくい日は、「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」など保湿成分がたっぷり入ったマスクがおすすめです。

美容液がとろっと濃密なタイプが多く、貼っている間に肌がしっとりもちもちに変わっていく感覚が得られるでしょう。

毛穴ケアなら「ビタミンC・収れん成分配合タイプ」

毛穴の開きや肌のざらつきが気になる場合は、「ビタミンC誘導体」や「アーティチョークエキス」など、毛穴ケア成分が入っているマスクがおすすめです。

使用感としては、さっぱりめのテクスチャで、仕上がりもきゅっと引き締まる感じです。

朝のメイク前に使うと、ファンデーションのノリが格段に良くなります。

美白ケアなら「ビタミンC・トラネキサム酸」入りを選んで

紫外線ダメージが気になる季節や、くすみが気になる時は、美白有効成分が入ったシートマスクがおすすめです。

「ビタミンC」「トラネキサム酸」「アルブチン」など、メラニンの生成を抑える成分が入ったものを選びましょう。

定期的に使うことで、肌全体のトーンが明るくなり、透明感アップが期待できます。

エイジングケアには「レチノール」「ペプチド」配合を

年齢とともに気になるハリやたるみです。そのような悩みには、「レチノール」「ペプチド」「エラスチン」など、ハリ感をサポートする成分が配合されたマスクがおすすめです。

夜のスペシャルケアとして、週に2~3回取り入れると、翌朝の肌がふっくらしてメイク崩れしにくくなる実感が得られるでしょう。

シートマスクは毎日使ってもいい?適正な使用頻度とは?

「シートマスクは毎日使ってもいいの?」と悩んでいる方も多いでしょう。シートマスクは種類によって適切な使用頻度が異なります。

デイリータイプなら毎日OK

最近は「毎日使える低刺激&ライトタイプ」のシートマスクが増えています。特に朝用・夜用で用途が分かれているものは、デイリー使いを前提に設計されているので安心です。

ただし、肌が敏感になっているときや、生理前など肌が荒れやすい時期は様子を見ながら使用を調整しましょう。

高濃度美容液タイプは週2〜3回が目安

一方で、エイジングケア用や美白用など、美容液が濃密すぎるタイプは、毎日使うとかえって負担になることもあります。

週に2〜3回、スペシャルケアとして使うのがおすすめです。

目安としては、「パッケージに記載されている使用頻度」をしっかり守ることです。使いすぎは肌のバリア機能を弱める原因になることもあるので注意しましょう。

シートマスクは“使い方次第”で肌の味方にも、敵にもなる

AI

シートマスクは、正しい順番で、肌の状態に合わせて、目的に合ったタイプを選べば、心強い美肌サポーターです。しかし、使い方を間違えると「乾燥が進む」「肌荒れする」「効果が感じられない」という残念な結果にもなりかねません。

ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、次回からのスキンケアに取り入れてみてください。

「今日はどんな肌?」と自分に問いかけながら、シートマスクでその日の肌にぴったりのケアをしてあげましょう。

習慣にすれば、きっと数週間後、鏡の前での肌の変化に気づけるはずです。

美肌が気になる方はラココでの美肌ケアもおすすめです。まずは無料カウンセリングをお気軽にご利用ください。