LACOCO COLUMN

スキンケア
2025.6.12
乾燥肌さんのための徹底スキンケアバイブル|基礎化粧品の選び方や正しいケア方法を解説

肌がつっぱる、粉をふく、メイクが崩れる、かゆみが出る…。そんな乾燥肌の悩みを抱える方は多いのでは?
実は誤ったスキンケアのやり方やアイテム選びが原因になっていることも。

そこでこの記事では、乾燥肌の根本原因から、基礎化粧品の選び方、毎日のケア方法、さらに生活習慣の改善まで、乾燥肌対策を徹底解説します。

乾燥肌の原因とメカニズム

乾燥肌とは、肌の水分と油分の両方が不足している状態のこと。
肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるだけでなく、以下のような様々な悩みを引き起こしてしまいます。

・肌のつっぱり感
・粉吹き、カサつき
・メイクのノリが悪く、崩れやすい
・かゆみ、赤みが出やすい
・ごわつき、肌のザラつき
・乾燥による小じわが目立つ

また、乾燥肌は以下のような複数の要因が複雑に絡み合って生じると言われています。

・バリア機能の低下
・皮脂分泌の低下
・加齢による水分保持能力の低下
・紫外線によるダメージ
・誤ったスキンケア
・生活習慣の乱れ
・外部環境

バリア機能は、角質層が外部刺激から肌を守り、内部の水分を逃がさない役割を持つ機能のこと。セラミドやNMF(天然保湿因子)が不足すると、バリア機能が弱まり、水分が蒸発しやすくなります。

また、皮脂分泌の低下や加齢による水分保持力の低下も乾燥を促進する大きな原因です。

紫外線ダメージも見逃せません。紫外線は角質層を傷つけ、肌の水分保持力を奪ってしまいます。

誤ったスキンケアにも気をつけたいところ。たとえば、洗浄力が強すぎる洗顔料や摩擦の多いクレンジング、刺激の強い成分は肌のバリア機能を壊してしまいます。

さらに、生活習慣の乱れも乾燥肌の要因のひとつ。睡眠不足やストレス、偏った食事は肌のターンオーバーや水分保持力に悪影響を及ぼします。

空気の乾燥やエアコンの長時間使用など、外部環境も肌を乾燥させる大きな要因です。

【基礎化粧品の種類別】乾燥肌向けスキンケアの正しい方法とおすすめ成分

乾燥肌をケアするには、肌に優しいアイテムを選び、正しい方法で丁寧に行うことが重要。基礎化粧品の種類別に、選び方と使い方、おすすめ成分をまとめました。

クレンジング

乾燥肌にとって、クレンジングはメイクや汚れを落とすだけでなく、潤いを守るための最初の大切なステップです。

クレンジングの選び方

ミルククレンジングやクリームクレンジングは、油分を含み、洗い上がりがしっとりして乾燥しにくいのが特徴。高保湿タイプのオイルクレンジングや、肌への負担が少ないバームクレンジングもおすすめです。

クレンジング方法

力を入れず、指の腹で優しくなじませるようにメイクを落とします。時間をかけすぎると肌への負担になるため、手早く済ませるのがコツ。ぬるま湯で丁寧に洗い流したら完了です。

おすすめ成分

肌のバリア機能をサポートするセラミド、天然の保湿成分であるスクワラン、肌に優しいホホバオイルなどが配合されたクレンジングを選びましょう。

洗顔

洗顔は、肌の汚れを落とすだけでなく、その後のスキンケアの浸透を高めるための大切なステップです。

洗顔料の選び方

アミノ酸系の洗浄成分は、肌への刺激が少ないのが特徴。必要な潤いを残しながら汚れを落とすことができますよ。保湿成分(ヒアルロン酸、グリセリンなど)が配合された洗顔料もおすすめ。泡立ちが穏やかなものを選びましょう。

洗顔方法

ぬるま湯で顔を軽く濡らし、洗顔料をしっかりと泡立てます。泡で顔全体を包み込むように優しく洗い、こすらないよう注意を。ぬるま湯で丁寧に洗い流したら完了です。

おすすめ成分

バリア機能をサポートするセラミド、高い保水力を持つヒアルロン酸、肌に潤いを与えるグリセリンなどが配合された洗顔料を選びましょう。

化粧水

洗顔後の肌は乾燥しやすい状態に。すぐに化粧水で潤いを補給することが大切です。

化粧水の選び方

保湿成分が高配合された、しっとりとしたとろみのあるテクスチャーの化粧水がおすすめ。セラミド、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどが配合されたものを選ぶとよいですよ。

化粧水の使い方

清潔な手のひらに適量をとり、顔全体に優しくなじませます。乾燥が気になる部分には、重ね付けを。コットンを使う場合は、肌をこすらないように優しくパッティングしましょう。

おすすめ成分

バリア機能をサポートするセラミド、高い保水力を持つヒアルロン酸、保水力と弾力性を与えるプロテオグリカン、肌の天然保湿因子であるアミノ酸などが配合された化粧水を選びましょう。

美容液

美容液は、化粧水では補いきれない潤いを与えるアイテム。悩みにアプローチする美容成分を、しっかり肌に届けてくれます。

美容液の選び方

高い保湿力を持つ美容液や、肌のバリア機能をサポートする成分、エイジングケア効果のある成分が配合されたものがおすすめです。

美容液の使い方

化粧水の後に、適量を手のひらにとり、顔全体に優しくなじませます。乾燥がとくに気になる部分には重ね付けを。

おすすめ成分

バリア機能をサポートするセラミド、高い保水力を持つヒアルロン酸、肌の弾力を保つコラーゲン、水分保持力を高めるナイアシンアミド、肌のターンオーバーを促進するレチノール、肌の細胞を活性化させる成長因子などが配合された美容液を選びましょう。

乳液・クリーム

化粧水や美容液で与えた潤いを肌に閉じ込め、水分の蒸発を防ぐためには乳液やクリームが不可欠です。

乳液・クリームの選び方

肌に膜をつくり、潤いを逃がさないことが大切。油分と水分のバランスが良く、こっくりとしたテクスチャーの乳液やクリームがおすすめです。

乳液・クリームの使い方

化粧水や美容液の後、適量を手のひらにとり、顔全体に優しく伸ばします。乾燥がとくに気になる部分には、重ね付けしてOKです。

おすすめ成分

バリア機能をサポートするセラミド、天然の保湿成分であるスクワラン、高い保湿力を持つシアバター、肌に優しいホホバオイル、肌の水分蒸発を防ぐワセリンなどが配合された乳液やクリームを選びましょう。

スペシャルケア

週に数回はスペシャルケアがおすすめ。肌に集中的な潤いと栄養を与え、乾燥によるダメージを回復させるのに役立ちますよ。

保湿パック

セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸などの保湿成分がたっぷり配合されたシートマスクやクリームパックを選び、週に1〜2回程度を目安に使用してください。使用後は、乳液やクリームでしっかりと潤いを閉じ込めます。

美容オイル

洗顔後すぐにブースターとして使用したり、化粧水の後にマッサージオイルとして使用したり、乳液やクリームの後に蓋をするように使用したり…。美容オイルはさまざまな使い方ができます。

アルガンオイル、ホホバオイル、スクワランオイルなどが乾燥肌に優しいオイルとしておすすめですよ。

乾燥肌をとことん潤す!毎日のお手入れプラスαのケア

毎日のスキンケアに、ちょっとした工夫をプラス。さらに乾燥を防ぎ、潤いのある肌をへと導きます。

スチーマーやホットタオル

洗顔前にスチーマーを当てたり、ホットタオルで顔を温めたりすることで、毛穴が開き、その後のスキンケアの浸透を高める効果が期待できます。ただし、長時間当てすぎるのは禁物。乾燥の原因になることもあるので、適度な時間で行いましょう。

加湿器

室内の湿度が低いと、肌の水分が奪われやすくなります。とくに冬場やエアコンを使用する季節は、加湿器の使用がおすすめ。適切な湿度(50〜60%程度)を保つよう心がけましょう。

インナーケア

内側からのケアも乾燥対策には重要。コラーゲンやセラミド配合のサプリメントを摂取したり、白湯やノンカフェインのハーブティーなどでこまめに水分補給したりするのも効果的ですよ。

食生活と生活習慣の見直し

肌の健康には、ビタミンA・C・Eやオメガ3脂肪酸、たんぱく質などが欠かせません。これらの成分をバランスよく摂取することを心がけてください。

質の高い睡眠を確保し、ストレスを溜め込まないことも大切。適度な運動は血行を促進し、肌のターンオーバーを正常に保つのを助けてくれますよ。

乾燥肌で悩まない!今日から始める潤い習慣

乾燥肌の改善の鍵を握るのは、正しい知識に基づいた丁寧なスキンケアと、日々の生活習慣です。肌に優しい成分を選び、刺激の少ないケアを心がけましょう。ご紹介した情報を参考に、自分の肌にあったスキンケアを続け、潤いに満ちた肌を手に入れてくださいね。

毎日のスキンケアで、あなたの肌はもっと健やかに、もっとキレイに輝きます。ラココでは、皆さんの美しさと心地よさを応援する存在でありたいと考えています。これからも乾燥肌のお悩みに役立つ情報を発信していきますので、ご期待ください。