しかし、角栓をピンセットで取り除く行為は、お肌にとってとても危険なのです。正しいお手入れをしなければ、毛穴が広がったり、肌トラブルが起きたりしてしまうかもしれません。
とは言え、ピンセットで角栓を除去するのをやめられない方も少なくないでしょう。そこで本記事では、角栓除去に適したピンセットの選び方をご紹介します。正しいお手入れ方法や角栓をピンセットで取り除くデメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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角栓除去に適したピンセットの選び方

肌のケアに欠かせない角栓除去。その際に役立つのがピンセットです。本来は毛を抜くための道具ですが、角栓除去にも使用できます。ただし、適切なものを選ばなければ、肌にダメージを与える可能性があります。そこで、角栓除去に適したピンセットを選ぶ際の3つのポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
先端の形状を確認する
最初に確認すべきは、ピンセットの先端の形状です。主に4種類あり、それぞれ特徴が異なります。自分の肌質や使用目的に合わせて選ぶことが大切です。
平先タイプ
平先タイプは最も定番のものです。先端が広いため、角栓をしっかりと掴めるメリットがあります。大きめの角栓を除去する際に効果的ですが、細かい部分の作業には不向きで、肌を傷つけやすい欠点があります。
特に、鼻の脇や目の周りなど、デリケートな部分での使用には注意が必要です。
先丸タイプ
先丸タイプは、その名の通り先端が丸くなっているものです。角がないため肌への負担が少なく、デリケートな部分にも使いやすいのが特徴です。初心者の方や、敏感肌の方にもおすすめできます。
ただし、面で掴むため、角栓を取りにくく、細かい作業には適していません。また、強い力を加えると肌を挟んでしまう可能性があるので、使用時は慎重に操作する必要があります。
先細タイプ
先細タイプは、細かい角栓も取りやすい形状です。丁寧な作業が可能で、特に鼻の周りや顎の細かい角栓の除去に適しています。
ただし、器用さが必要で、先端が鋭いため肌を傷つけやすい点に注意が必要です。使用する際は、鏡をよく見ながら、慎重に角栓を取り除いていきましょう。
ハサミタイプ
ハサミタイプは力加減がしやすく、細かい作業に向いています。ピンセットの使用に慣れていない方にもおすすめです。握る部分が大きいため、長時間使用しても疲れにくいのが特徴です。
しかし、商品によって使い勝手に差があり、使いづらい場合があります。また、開け閉めの際に肌を挟まないように注意が必要です。
精巧な先端を選ぶ
次に重要なのは、先端の精巧さです。精度の低いピンセットでは、角栓を掴もうとしても空振りしてしまうことがあります。
しっかり角栓を掴めないことが頻繁に起こると、何度も肌に触れることになり、肌への負担が増えてしまいます。また、いらいらしてつい強い力で掴んでしまい、肌を傷つける原因にもなるので、注意が必要です。
できるだけ一度で角栓を除去できる使い勝手の良いピンセットを選びましょう。先端がきちんと合わさり、適度な張力があるものが理想的です。使用前にピンセットを開閉して、スムーズに動くか、先端がぴったり合うかを確認するのもよいでしょう。
ちなみに、高品質なステンレス製のピンセットは、長期間使用しても先端の精度が落ちにくいため、おすすめです。また、滑り止め加工がされているものを選ぶと、より確実に角栓を掴めるので、ぜひ参考にしてみてください。
価格も考慮する
価格も重要なポイントです。安すぎるものは精度が低い可能性があります。ピンセットは肌に直接触れる道具なので、品質の良いものを選ぶことが大切です。
ある程度の価格帯のものを選ぶことで、品質の良いピンセットを手に入れられるでしょう。一般的に、1,000〜3,000円程度の価格帯のものが、品質と価格のバランスが取れていることが多いです。ただし、高価格だからといって必ずしも自分に合うとは限りません。
使用頻度や目的に合わせて、適切な価格帯のものを選びましょう。
鼻の角栓を処理する際の注意点

多くの方が気になる鼻の角栓。清潔にしても再び現れる厄介な存在です。目立つようになると、自ら除去したくなる衝動に駆られる人も少なくありません。
オンラインショップでは、角栓を取り除くための専用器具や医療用ピンセットが販売されています。しかし、ピンセットなどの道具を使用して角栓を除去することは、実は肌に良くありません。
ピンセットなどで角栓を無理に取り除くのは、肌にとってダメージが大きい危険な行為です。美肌を目指すどころか、逆効果になる可能性が高いのです。
肌への悪影響として、以下のようなリスクが考えられます。
1. 肌の炎症
2. ニキビの発生
3. 毛穴の拡大
4. 角栓の肥大化
特に注意が必要なのは鼻周りの皮膚です。この部分は非常にデリケートで、過度な刺激を与えると以下のようにさまざまな問題を引き起こす可能性があります。
・色素沈着
・シミが発生する
・早期にシワができる
ピンセットで角栓を押し出したり引っ張ったりすると、肌に大きな負担がかかります。結果として、肌トラブルを招く恐れがあるのです。
健康的な肌を保つためには、優しいケアが大切です。正しいスキンケアルーティンを続けることで、角栓の目立ちにくい、美しい肌を手に入れられるでしょう。
角栓の正しいケア方法

ここからは、肌へのダメージが少ない角栓のお手入れ方法をご紹介します。ピンセットで押し出すよりも肌へのダメージが少なく、美肌も目指せるため、毛穴が気になる方は今日から実践してみてください。
食生活の見直し
皮脂の分泌が多い人や、スキンケアの改善だけでは効果が見られない場合、食生活を見直してみましょう。揚げ物や甘いお菓子など、脂質・糖質の多い食品は皮脂の過剰分泌を促進してしまいます。
代わりに、オメガ3系の油(エゴマ油、亜麻仁油など)を積極的に摂取するのがおすすめです。上記の油は表皮のターンオーバーを整えるのに役立ちます。
また、ビタミンA、C、Eを含む食品や、食物繊維が豊富な野菜、発酵食品を取り入れることで、腸内環境を改善し、肌の状態を向上させる効果が期待できます。
生活習慣の改善
健康的な肌を維持するためには、規則正しい生活習慣が欠かせません。特に十分な睡眠は重要です。
夜間に分泌される成長ホルモンは、肌の再生に重要な役割を果たします。良質な睡眠を取ることで、ターンオーバーが整い、肌の状態の改善が期待できます。
まずは一度、自分の生活習慣を見直してみましょう。
適切な保湿ケア
皮脂量が多い人でも、適切な保湿ケアは必要です。油分が十分でも水分が不足している場合があるため、水分と油分のバランスを整えることが大切です。
化粧水を使用する際は、コットンでこすったり、パッティングで肌を叩いたりするのは避けましょう。化粧水を塗る際は、手のひらで優しく浸透させていきます。特に乾燥が気になる部分には、丁寧に重ねづけしていきましょう。
ホットタオルを使用したクレンジング
ホットタオルを使用することで、毛穴が開き、クレンジングの効果アップが期待できます。無理やり角栓を押し出さなくても自然と浮き出てくるため、肌への負担を抑えながら除去できます。
濡らしたタオルを電子レンジで温め、顔に3分ほど当てていきましょう。徐々に毛穴が開き、角栓の汚れが除去しやすくなります。ただし、過度な使用は避け、適度に行うよう心がけましょう。クレンジングが終わったら、毛穴が開いている状態なので、すぐに化粧水や乳液でお手入れしてください。
優しいピーリング
スペシャルケアとして、ピーリングも効果的です。肌への負担を考慮し、ジェルや石鹸タイプなど、優しいピーリング製品を選びましょう。
ピーリング後は肌が敏感になるため、普段以上に丁寧な保湿ケアが必要です。頻度は週1〜2回程度に抑え、翌日メイクをしない日に行うのがおすすめです。
収れん化粧水の使用
収れん化粧水は、肌を引き締め、皮脂分泌を整える効果が期待できます。角栓ケアをした後に使用すると、新しく角栓ができるのを防ぐ効果も期待できます。ただし、敏感肌の方の場合は赤みやヒリヒリ感などの症状が出ることもあるため、肌に刺激を感じた場合は使用を控えましょう。
ラココの脱毛で毛穴を目立たなくさせる

角栓が気になる方は、顔の脱毛を検討してみてください。脱毛と角栓ケアにどのようなつながりがあるのか疑問を感じる方もいるでしょう。
しかし、脱毛することで毛が細くなる、またはなくなるため、毛穴の中の汚れを取り除きやすくなります。化粧水や美容液などの浸透率も上がるため、美肌により近づくでしょう。
ラココでも肌に優しい脱毛機器を取り扱っているため、敏感肌の方でも比較的安心して施術を受けられます。気になる方は、まずは一度カウンセリングを受けてみてください。