確かにインターネット上には角栓を抜く専用のピンセットが販売されていることもあって、衛生面に配慮し、角栓だけをつまんで抜けば大丈夫そうに思えます。でもちょっと待って。道具に関係なく、角栓を無理に引き抜くのはNGですよ。
ではなぜNGなのでしょうか。今回は角栓をピンセットで抜くのがNGな理由と、適切な角栓のケア方法を解説します。
INDEX
角栓をピンセットで抜くのがNGな理由
角栓をピンセットで抜くと、さまざまな肌トラブルにつながる可能性があります。くわしい理由を3つの面から解説しますね。
毛穴や毛穴周辺にダメージを与える
角栓をピンセットで抜くためには、多少なりとも皮膚を押さえ、ピンセットでつまみやすいようにしなければいけません。1回で簡単に引き抜けることもあれば、なかなかうまくいかず毛穴に負担をかけることも多くあります。
ダメージを受けた毛穴で雑菌が繁殖すれば、毛嚢炎などを引き起こすかもしれません。毛穴周辺までダメ-ジがおよべば、色素沈着や肌荒れなどの原因にもなりますよ。
過剰な皮脂分泌につながる
ピンセットなどで角栓を無理に抜くと、毛穴は無防備な状態になります。皮膚にはもともと自分を守ろうとする働きがあるため、急に角栓がなくなりぽっかり開いた毛穴を守ろうとして皮脂を過剰に分泌する可能性があるんです。皮脂がたくさん分泌された毛穴でアクネ菌が増殖すれば、にきびの原因にもなりますよ。
さらに角栓ができる
角栓をピンセットで引き抜くと、角栓が繰り返しできる原因にもなります。毛穴は肌の奥に続いているため、皮膚の真皮部分に存在しているように見えますが、実は表皮が落ち込んでくぼみを作っているような状態なんです。あくまで表皮の一部のため、毛穴の中でもターンオーバーにより古い角質が剥がれます。
「ピンセットのダメージで皮脂が過剰に分泌される」「剥がれ落ちた角質がたまる」「毛穴はぽっかり開いたまま」という3セットにより、再び角栓ができやすくなります。
ピンセットで抜くよりおすすめな角栓のケア方法
ピンセットで抜きたくなる程の角栓は、過剰な皮脂と古い角質などが混ざり合って詰まり、時間とともに酸化してより取れにくくなることでできます。洗っても落ちないため、やっぱりピンセットなどで抜いたほうがいいのでは?と思ってしまいますよね。
しかしこれまでご紹介してきたように、角栓をピンセットで抜いても角栓の根本的な解消にはなりません。そこでここではピンセットより安全な、角栓を取り除くためのスキンケア方法を紹介します。
二度クレンジング
角栓には皮脂が混ざっているため、油性の汚れをしっかり落とせるクレンジングを使うことが、角栓を無理なく取り除くためには欠かせません。気になる鼻の角栓を取り除くためにおすすめなのが、オイルクレンジング。特別なものを用意する必要はなく、顔全体に使えるものを応用すると便利です。
またクレンジング剤を使用する前にホットタオルなどで肌を温めるのもおすすめですよ。角栓に含まれた油分が柔らかくなるため、落としやすくなります。
【角栓を取り除くクレンジングの手順】
1.ホットタオルで温める
2.クレンジングでお顔全体のメイクを落とす
3.クレンジングをオフする(拭き取りまたは洗い流す)
4.クレンジングを洗い流した場合はしっかり水気を拭く
5.角栓が気になる部分をもう一度クレンジングする
二度のクレンジングで肌の乾燥が気になる方は、植物性由来の油脂クレンジングで界面活性剤が含まれていないものを使用するのもおすすめですよ。クレンジングの後は保湿力の高い洗顔料を使って余計な油分、残った汚れを洗い流しましょう。
油水分を補う保湿
角栓の詰まりをケアしたいなら、保湿も大切です。乾燥した肌は自分の肌を守るバリア機能が低下し、肌のターンオーバーも乱れがち。ターンオーバーが乱れると角質が肥厚したり早く剥がれ落ちたりして毛穴に詰まりやすくなります。また肌が乾燥すると、肌自身を守るために皮脂が過剰に分泌されることも。
どちらも角栓の原因になるため、まずはたっぷりと保湿することがとても大切なんです。潤って肌がふっくらすれば毛穴も引き締まるため、新たな角栓もできにくくなりますよ。
【保湿のポイント】
・洗顔後はすぐに化粧水などで保湿する
・できれば毎日ローションパックする
・水分が逃げないように、乳液やバーム、オイルなどでふたをする
化粧水で水分を補うことは肌にとってとても大切なことです。毎日ローションパックを行えば1カ月、2カ月先には肌の水分量が上がり、毛穴もみずみずしく引き締まって角栓ができにくくなりますよ。
せっかく補った水分が逃げないよう、ふたをする役割のあるアイテムを使用するのもポイントです。角栓ができやすい小鼻やあご先は皮脂分泌が多く、べたつきを感じやすいため油分を含む化粧品の使用に抵抗を感じるかもしれません。しかし油分不足がさらに皮脂分泌を過剰にすることもあるため、薄めでいいのでつけるようにしてくださいね。
古い角質を取り除く角質ケア
乾燥だけでなく、紫外線、摩擦などの刺激、生活習慣の乱れなどでもターンオーバーに影響を与えます。現代人が過ごす日常は、ターンオーバーが乱れやすい環境といえるかもしれませんね。
剥がれ落ちず蓄積された角質は角栓の原因になるため、ピーリングなどで古い角質をケアするのも一つの方法です。肌に塗るだけで角質を浮かしぽろぽろと取り除けるタイプや、コットンなどに取って拭き取るようにして角質ケアをするものなどさまざまにあります。肌状態や使いやすさなどに合わせて自分にぴったりのものを選んでくださいね。
なお角質ケアは毎日する必要はありません。角栓のザラつきが気になったときだけ適度に行うのがポイントですよ。
角栓をピンセットで取らずにすっきりさせたいならラココの顔脱毛も検討してみて
ポツポツと目立つ角栓を見ると、思わずピンセットで抜き取りたくなりますよね。しかし自然に取れるはずの角栓を無理に引き抜くと、思わぬ肌トラブルに発展することがあります。毛穴が広がり、さらに大きな角栓ができる可能性も否定できないため、ピンセットで抜くのはやめてくださいね。
潤いを与えて毛穴周囲の皮膚をふっくらさせ、毛穴を引き締めることは角栓予防になりますよ。毛穴を引き締めるという意味では、実は「脱毛」も効果的です。毛穴から毛がなくなれば、その分引き締まるのはなんとなく想像できるのでは?
ラココではお顔の脱毛も可能なルミクス脱毛を提供しています。痛みをほとんど感じることのないSHR方式の脱毛のため、施術中も快適。照射される光によって肌も活性化されるため、ターンオーバーも整っていきますよ。
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