LACOCO COLUMN

スキンケア
2024.9.5
レーザー照射後にシミが再発する? 戻りシミとは? シミ取りに関する疑問を解決

最近ではレーザーやピコトーニング、BBL光フェイシャルや光フェイシャルなど、シミを効率よく改善する方法が増えてきました。その一方で、「レーザーを照射したのにシミが濃くなった」「BBLフェイシャルでシミが消えたと思ったのみ復活した」という声も耳にします。そこで今回は、レーザーなどでシミをキレイにした後にシミが再発したり戻りシミができたりするメカニズムや対処法を詳しく解説します。

「シミをキレイにしたいけど、再発したら嫌だな」「もっとひどくなったらどうしよう」と悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。

シミの再発とは? シミ再発のメカニズム

まずは、シミが再発するメカニズムを確認していきましょう。

再びメラニン色素が過剰に生成されれば2年から3年でシミが復活することも

そもそもシミ取りレーザー等のシミをキレイにする施術はメラニン色素を壊すことで、シミをキレイにしていきます。シミを作る組織であるメラノサイトを破壊するわけではないので、一定期間が経過すると再び同じ場所にシミができてしまうことも。

メラノサイトがメラニン色素をたくさん作ってしまう理由はさまざまです。以下に当てはまる項目がある場合、一度キレイになったお肌に再びシミができてしまう可能性は十分にあります。

・紫外線を浴びすぎる
・メラノサイトが正常ではない
・擦る、かくなどの刺激を与えすぎている
・ホルモンバランスが乱れている

メラノサイトはお肌を紫外線やその他の刺激から守るためにメラニン色素を産生します。またホルモンバランスが乱れることで、メラニン色素を過剰に生成することも。メラノサイト自体の機能が壊れていることもあります。

レーザーが効きにくい肝斑など他のシミが現れる

じつはシミにもさまざまな種類があります。紫外線や摩擦等の刺激で生まれるシミは、老人性色素斑やソバカスです。レーザーやBBL光フェイシャル、光フェイシャル等でキレイになりやすいのは老人性色素斑です。

したがって老人性色素斑がレーザー等でキレイになった後で、そばかすや肝斑等が同じ場所にできることはあります。すると「シミが再発した」と感じてしまうのです。実際には、別の種類のシミですので、再発とはいいません。

シミ再発の兆候とは

シミが再発したかどうかは、シミをじっくり観察することである程度わかります。まず、シミに膨らみがあるかどうかをチェックしてみましょう。シミが立体的になっている場合は、脂漏性角化症の可能性があります。脂漏性角化症は「老人性イボ」とも呼ばれます。老人性イボは老人性色素班ではありませんので、シミの再発とはいえません。

次に、シミの大きさを観察してみましょう。シミが細かい点状に広がっているのであればソバカスです。シミの大きさがある程度大きい場合、それは老人性色素斑か肝斑の可能性が高いです。

肝斑とシミの見分けはつきにくいのですが、一般的には左右対称にできていれば肝斑です。また輪郭があいまいな場合も肝斑といえます。したがって、これらの条件に当てはまらないシミがある場合、「シミが再発した」といえそうです。

シミ再発とは違う! 戻りシミとは? 概要とメカニズムを解説

つづいて、シミの再発と勘違いしやすい「戻りシミ」の概要やできるメカニズムを解説します。

戻りシミとは、レーザー等を照射した後に一時的にシミを濃く感じたり、薄茶色の痕が残ったりする状態のことをいいます。これを正式名称で「炎症後色素沈着」と呼びます。虫刺されや怪我をした後に、色素沈着してしまうことがありますよね。シミ取りレーザーやBBL光フェイシャルはお肌に熱を与えて刺激をしていますので、一時的にメラノサイトがメラニンを生成してたまってしまうことがあるのです。シミ取りレーザー後に、炎症後色素沈着が起きる人は全体の4割程度とも言われています。

基本的に、戻りシミは数週間から数ヶ月で落ち着き、キレイなお肌になります。「シミ取りをしたらすぐにキレイになる」と思っていた人は、戻りシミを見て「シミが再発した」と感じることもあるようです。

シミを再発させたくない! そんなときはどうすれば?

シミをキレイにしたら、ずっと再発させたくないと考えるのは当然のこと。具体的にどうすればよいのかをわかりやすく解説しますね。

1年中紫外線対策を怠らない

シミをキレイにしても、シミができる原因を放置していれば再びシミができてしまいます。シミができる主な原因は紫外線ですので、紫外線を浴びないようにできる限りのことをしましょう。屋内外問わず、日焼け止めを塗ること、紫外線が強い時期は帽子や日傘も併用すること、汗をかきやすい季節は日焼け止めを塗り直すこと、などです。

とくに忘れがちなのが、日焼け止めの塗り直し。日焼け止めを塗り直すということは、メイクをゼロからやり直さなければならないということ。オフィスや学校で、フルメイクをやり直すのは大変ですよね。そんなときはスプレータイプの日焼け止めを活用しましょう。

叩かない、こすらない、かかない!

調子が悪くなったメラノサイトは些細な刺激でもメラニン色素を過剰に作ってしまいます。シミができていた場所は、メラノサイトが正常ではない可能性が高いので、わずかな刺激でもシミができやすい傾向です。

したがって、顔を叩いたりこすったりかいたりする行為はできる限り避けましょう。リフトアップのためのマッサージ等も避けてくださいね。

美白に特化したスキンケアアイテムを使う

シミを予防する効果があるとされているスキンケアアイテムを使うと、シミができにくくなります。たとえば、ビタミンCやプラセンタ、ヒト幹細胞やレチノールといった成分です。ラココで販売しているルアンジュ・ド・ボーテのVC10エッセンスやセルビシリーズの化粧水、乳液、クリームがおすすめです。

シミのケアならラココ併設の銀座グラティアにご相談を!

今回はシミ取りレーザーの後にしみが復活するシミの再発や、一時的に色が濃くなったように感じる戻りシミについて解説しました。ラココに併設している銀座グラティアでは、シミをケアできるさまざまな施術をご用意しています。BBL光フェイシャルや光フェイシャル、各種ピーリングなど、お客さまのお肌の状態によって最適なメニューをご案内しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。