「肌は乾燥するけれど、ファンデーションは絶対に崩したくない。」
そう思えば思うほど、何を使って、どんな手順でケアするのが正解なのか、迷ってしまうものです。
そこで今回は、メイクを崩さずに保湿する方法をわかりやすく解説していきます。
今すぐできる実践的な方法はもちろん、「保湿したらチークやハイライトはやり直すの?」「どうして私だけよれるの?」といったリアルな疑問にもお答えします。
今日から、乾燥に振り回されないメイクをはじめましょう。
INDEX
なぜメイクの上から保湿が必要なの?

朝きれいに仕上げたメイク。それでも、昼過ぎに鏡を見ると頬がつっぱっていたり、粉が浮いて見えたり…。
これは単に肌が乾燥しているだけでなく、以下のような理由もあります。
メイクが皮脂をコントロールするから必要以上に乾燥する
特にマットタイプや皮脂吸着成分の多いファンデーションは、余分な皮脂を抑えてくれる反面、肌に必要なオイルまで抱え込んでしまうことがあります。
潤いが足りない状態でそのまま過ごすと、粉吹きやシワっぽさが目立ちやすくなるのです。
エアコン環境が追い打ちをかける
冬の暖房、夏の冷房…。
空調のある場所に長くいると、肌表面から水分がじわじわ抜け、乾燥が加速してしまいます。
乾燥した肌はメイクが崩れやすい
paradoxのようですが、乾燥すると逆にメイクは崩れます。肌が硬く動きにくくなるため、表情の変化でファンデが割れたり、シワっぽくなるのです。
だからこそメイクの上からの保湿は、午後の肌を守るための大切なステップなのです。
メイクの上から保湿する時に使えるアイテム

ここでは、扱いやすさ・崩れにくさの視点から、特に使いやすいアイテムを厳選してご紹介します。
①ミスト化粧水(霧の細かいタイプ)
ミスト化粧水は手軽で人気のアイテム。ただしポイントは「霧が細かいもの」を選ぶことです。
粒が大きいとメイクが濡れてヨレやすくなるため、ふわっとヴェールのようにかかるものがおすすめです。
使うタイミング:乾燥が気になり始めた時/メイク直しの前
注意点:近づけすぎず、顔から20〜30cmほど離して使うのが鉄則
②オイルインミスト
保湿力を高めたい人に向いているのが、オイル層+化粧水の2層式ミストです。肌表面に薄い油分の膜ができ、乾燥の進行を食い止めてくれます。
おすすめの肌タイプ:乾燥が強い/冷暖房のきいたオフィス勤務
③乳液orクリーム(少量に限る)
「メイクの上から乳液なんて塗れるの?」と思うかもしれませんが、実はプロの現場では定番のテクニックなのです。
乾燥部分にだけ米粒1つ分くらいを、指でトントンとなじませると、ファンデが復活します。
使い方のコツ:こすらない。指先で置くだけ。
④部分用バーム(スティックタイプが◎)
頬の粉浮き、口元の小じわにおすすめです。
コンシーラーのように狙った部分だけ潤せるので、崩れにくく扱いやすいアイテムです。
メリット:指が汚れない・メイクの質感を壊さない
注意:広範囲に使うとテカりに見えるので注意。
⑤メイク直し用クッションファンデ
韓国メイクでは定番のアイテムです。
乾燥して崩れた部分を一度乳液でならし→クッションファンデで軽く整えると、朝よりキレイな仕上がりになることも。
ポイント:塗りすぎない・押し込むように使う。
メイクの上から保湿する正しい手順―よれない鉄則

ここでは、メイクが崩れにくくなるポイントをご紹介します。
結論から言うと、「①保湿→②押さえる→③必要な部分だけ直す」のこの3ステップを守れば、よれにくい美しいお肌が叶いますよ。
STEP1:乾燥した部分にだけ保湿をのせる
まずは乾燥した部分を見極めることが大切です。
顔全体を濡らすとくずれやすくなるため、
・口元
・目の下
・頬の中央
など、乾燥しているところだけに保湿アイテムを使用します。
ミストの場合は全体に薄くかけてもOK。
ただし水滴が残るほどつけないようにしましょう。霧を浴びる程度がちょうど良いです。
STEP2:ティッシュで軽く押さえる
押さえる工程を省くと、一気に化粧崩れの原因になります。
余分な水分や油分を軽く取っておくことで、あとに重ねるメイクが密着しやすくなるのです。
ティッシュは広げず、1/4に折って、小さく軽く押さえるのがポイントですよ。
STEP3:必要な部分だけ補修する
ここで初めて、チークやファンデのお直しを行います。範囲は最小限に。
乾燥して割れた部分のみ、少量のファンデ、またはクッションファンデで整えていきましょう。
保湿するとチークやハイライトはやり直さなければいけないの?

多くの人が気になるのは保湿ケア後の部分メイクではないでしょうか?
結論、よれた部分だけ直せばOKで、全部をやり直す必要はありません。
保湿すると質感が少し変わるため、確かに触った部分のチークやハイライトは薄くなります。
ですが、全顔を塗り直すと逆に重たく見えるので、以下の方法を試してみてください。
チーク→ほんのり指で足すだけで十分
パウダーチークでも、指が少し湿っていると薄く馴染むので、少量でOKです。
クリームタイプはさらに相性が良く、自然に復活するのでおすすめ。
ハイライト→元のツヤがある程度戻るため、基本足さなくてよい
保湿すると、肌に自然なツヤが生まれます。
そのため、ハイライトは敢えて何も足さないほうが上品にまとまることが多いです。
どうしても足したい場合は、鼻筋や頬骨の高い部分だけに少量塗ると、女性らしく仕上がります。
シェーディング・ノーズシャドウ
シェーディングやノーズシャドウはむしろ少し薄くなるくらいが自然。
気になる場合のみ、ごく少量を影の境界だけ補うと良いです。
保湿してもよれるのはなぜ?

「正しい手順を守っているのに崩れる…」
そんな人にはいくつか共通の原因があります。
①そもそも朝の保湿が足りていない
朝のスキンケア、ついバタバタして「化粧水をパッとつけて終わり」という日もありますよね。けれど、実は日中の乾燥の8割は朝の保湿不足で決まると言われるほど重要な工程なんです。
肌がしっかり潤っていると、ファンデーションの密着度がぐっと高まり、午後になっても粉吹きやシワっぽさが出にくくなります。
対策
「重ねる」というとベタつくイメージを持たれがちですが、実際は軽い層を3回重ねるほうが崩れにくく、柔らかい土台ができます。
・化粧水(軽く、肌に入る量だけ)
・乳液(薄く伸ばす程度)
・クリーム(乾燥しやすいポイントだけ)
たったこれだけで肌の水分保持力が安定し、化粧崩れしにくいしっとり土台が整います。メイクがよれやすい人ほど、実は朝の保湿の見直しが効果的です。
②朝のファンデが厚い
乾燥が気になると、ついファンデーションを重ねてしまう人が多いですよね。でも実は、ファンデを厚塗りすると、乾燥した部分から割れるように崩れやすくなるのが現実です。
とくに頬の中央や口元など、動きが大きい箇所は厚みがあるほどひび割れのように見えやすくなります。
そこでおすすめなのが、ファンデ前の下準備。
赤みやくすみなどは、下地やコントロールカラーで軽く整えておくと、ファンデを無理に厚く塗らなくても、きれいに仕上がります。
対策
・下地で色ムラを先に整える
・ファンデは1プッシュの半分以下を薄く広げるイメージで
軽やかなベースメイクにすることで、日中の乾燥崩れは驚くほど少なくなるはず。
③使っている保湿アイテムが合っていない
「ちゃんと保湿しているつもりなのに、なぜか乾燥が治らない…」という場合は、使っているアイテムの性質が肌の状態とズレている可能性があります。
例えば、オイル成分が多すぎると、保湿はされてもメイクがよれやすくなります。逆に、水分だけのアイテムだと蒸発が早く、潤いが長続きしません。
自分の乾燥の状態に合わせたアイテム選びがとても重要です。
対策
肌状態でアイテムを選ぶなら…
・乾燥が強い・肌がパキッとする→オイルインミスト
オイルの薄い膜が乾燥を防ぎ、肌になめらかさが戻ります。
・軽い乾燥・表面だけツッパる→ミスト化粧水
ふわっと潤いを補給でき、メイクを崩さず使いやすい。
・部分的な粉吹き・鼻横のひび割れ→部分用バーム
乾燥した場所にピンポイントで保湿でき、メイクの質感を邪魔しません。
アイテムの性格を理解して選ぶだけで、保湿の効果がぐっと変わりますよ。
④保湿の量が多すぎる
乾燥が気になると、どうしてもたっぷり塗りたい気持ちになりますよね。でも、メイクの上でそれをやってしまうと、保湿アイテムがベースメイクを浮かせてしまい、一気に崩れやすくなります。
メイクの上での保湿は、「足りないところに必要なだけ置く」のが鉄則。
とくに乳液・クリーム・バームは、量がほんの少し違うだけで仕上がりが変わります。欲張って多く使うと、テカりやヨレの原因になるので、気をつけましょう。
メイクの上からの保湿は、実はとても簡単

メイクの上から保湿すると聞くと、「どうやるの?」「崩れない?」と難しく感じますが、正しい手順を守れば、むしろメイクの美しさが復活します。
ポイントは以下の3つだけ。
1.乾燥した部分にだけ、最小限のアイテムで保湿
2.ティッシュで軽く押さえる
3.必要な部分だけやさしく補修する
この3つを覚えておけば、午後の乾燥にも慌てずに、落ち着いて対処できるはず。
今日からぜひ、崩さない保湿をあなたのメイクルーティンに取り入れてみてください。
