LACOCO COLUMN

脱毛
2023.11.20
【脱毛後の毛抜き厳禁!】肌への影響と正しいケア方法を解説

美肌をもとめる多くのひとにとって定番ともなってきた脱毛。施術はプロ任せなので楽ですが、脱毛後の肌ケアが不適切だと思わぬトラブルが起こるという落とし穴も。特に、安易に使う人が多い毛抜きについては、どんな影響が出るのか意外と知られていません。

そこでこの記事では、脱毛後の肌状態と毛抜きの影響、そして適切な自己処理方法について詳しく解説します。脱毛後のスキンケアで迷っている方、肌トラブルを防ぎたい方はぜひ参考にしてみてください。

脱毛後の肌状態と毛抜きの影響

脱毛後の肌はけっこう敏感な状態です

脱毛後の肌は、一時的とはいえ非常に敏感な状態にあります。その理由は、脱毛が基本的に毛根にダメージを与えることで毛を退化させる行為だからです。もちろんこのとき、皮膚にも一定のダメージが生じ、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。

具体的には、「表皮」「角質層」が薄くなり、肌の防御力が下がるのです。その結果、外部からの刺激に対して肌が弱くなり、“敏感肌状態”に陥ることがあります。

<脱毛後の肌状態の変化>
・脱毛前:表皮、角質層が厚く、外部刺激から肌を守る能力がある。
・脱毛後:表皮、角質層が薄くなってしまうため、外部刺激に対して敏感になる。

このように、脱毛後の肌は敏感になりやすい状態です。そのため、毛抜きなどの肌への刺激は避けるべきで、適切なケアも必要になってきます。

毛抜きを使うことでの影響

角質層が直接ダメージを受ける!

毛抜きを使って毛を抜いた直後は、肌表面がなめらかになったように見えます。しかし、じつは肌はこのとき大きな負担を強いられているのです。毛抜きで毛を抜くと、肌表面の角質層は、ダイレクトに傷つけられることになります。肌へのダメージは避けられません。特に前段で説明したとおり、脱毛後の肌は敏感です。通常よりも大きなダメージを与えてしまう可能性が高まります。

毛根が残る可能性も!

また、毛抜きを使うと毛穴は開いて肌の表面が傷ついた状態なので、細菌が非常に侵入しやすくなっています。そこに加えて、毛根が残ってしまう場合があり、その結果、「埋没毛」「毛嚢炎」といった肌トラブルを引き起こす原因となってしまうのです。最も危険なのがこの“肌トラブル”の引き金となることです。赤みや腫れなどの炎症を引き起こす可能性があります。

毛の成長サイクル(毛周期)を乱してしまう!

毛抜きで自己処理すると、毛の成長サイクル(毛周期)を乱すことがあり、再生のパターンが不規則に。これは脱毛効果を大きく下げてしまう要因となるため、脱毛中は特に避けるべきことです。

また、肌の表面に出ている毛だけでなく、皮膚の下にある毛根まで一緒に抜いてしまった場合、その部分から毛が再生するのに時間がかかり、不自然な仕上がりになることも。

まとめると、毛抜き使用による影響は以下の通りです。

・肌へのダメージ
・埋没毛や毛嚢炎などの皮膚トラブル
・毛の成長サイクル(毛周期)の乱れ

せっかく美肌を目指して脱毛しても、毛抜きを使ったばっかりに、肌を傷めたり、脱毛効果が下がったり。そんなことにならないように、脱毛後の肌ケアにおいては毛抜きは使わないように気をつけましょう。

肌トラブルを招くことなく、美しい仕上がりを手に入れるためには、適切な自己処理とケアが必要となります。

脱毛後のおすすめセルフケア方法

使っていいのはカミソリか電気シェーバー

脱毛後のセルフケアに使うものとしておすすめできるのはカミソリと電気シェーバーです。

カミソリは、コンビニでも売られていて手に入りやすく、使い方も簡単です。かたちはT字型とL字型があるので部位によって使い分けるといいでしょう。ただし、鋭利な刃物でもありますので、使うときには注意が必要です。自身がケガをしないように気をつけるのはもちろんですが、小さなお子さまやペットが周囲にいるときにも配慮を怠らないようにしてください。

電気シェーバーは、電動で顔や体の毛を剃るための専用器具です。家電屋さんはもとより、ドラッグストアでも入手できます。カミソリに比べると、費用面では高価なものになりますが、スピーディーで的確に脱毛することができます。

次項で、それぞれの特徴をもう少しくわしくみていきましょう。

カミソリと電気シェーバーをおすすめする理由

脱毛後の自己処理で大切なことは、なにより肌への負荷を最小限に抑えることです。カミソリや電気シェーバーは、その点で優れています。どちらも、毛根に対して直接的な刺激を与えませんし、皮膚表面にある毛のみを取り除いてくれるので、毛根部分には影響を与えません。

毛抜き、カミソリ、電気シェーバーの特性

毛抜きカミソリ電気シェーバー
肌への負荷高い低い低い
毛根への影響ありなしなし
使用方法簡単中程度簡単
スキンケア必要必要必要
費用安い安い高い

毛抜きで毛を抜くと、毛根の深い部分から引き抜くことになるので、肌へのダメージが大きくなります。こうした大きな刺激を与えてしまうと、前述したとおり肌トラブルの原因になったり、毛周期の乱れを引き起こしたりする可能性があります。

そのリスクを考えると、多少は使い方が難しい、費用がかかるなどしたとしても、肌へのダメージを抑えながら安心してセルフケアできるカミソリや電気シェーバーの使用が適しているといえるでしょう。

正しいカミソリ・電気シェーバーの使い方

脱毛後に毛抜きを使うよりは、カミソリ・電気シェーバーがおすすめではありますが、使い方を間違うとトラブルを招いて後悔することにもなりかねませんので、注意点をおさえておきましょう。

<カミソリの使用手順>
・入浴や洗顔などで、肌を清潔な状態にします。さらに、カミソリで処理したい部分の肌を十分に温めて毛穴を開かせるのがおすすめです。蒸しタオルを当てて温める方法もありますが、一番手っ取り早いのは入浴後でしょう。シャワーだけでなく、お湯にしっかり浸かって体を温めるのがおすすめです。
・カミソリ専用のスキンケア用品で肌の表面を滑らかに整えます。
・カミソリを肌の表面に当てて、毛流れと逆の方向に剃ります。このとき、力を入れすぎないように注意してください。肌の上を軽くすべらせるようにして剃りましょう。
・剃った後は、必ず保湿専用のスキンケア用品でケアしてください。

<電気シェーバーの使用手順>
・入浴や洗顔などで、肌を清潔な状態にします。
・電気シェーバー専用のスキンケア用品で肌の表面を滑らかに整えます。
・電気シェーバーを肌の表面と平行に合わせて、毛の生えている方向に対して逆方向に剃っていきます。
・使用後は、専用のスキンケア用品でしっかり保湿してください。

このような使い方で脱毛後の敏感な肌を保つことが大切です。スキンケアの方法についてもう少しくわしくみてみましょう。

カミソリ・電気シェーバーで脱毛後のスキンケア

カミソリや電気シェーバーの使用前後は、肌のケアが不可欠です。

脱毛後にまず大切なのが、肌を冷まして毛穴を閉じること。これにより、毛穴からの細菌などの侵入を防ぎます。次に大切なのが、保湿です。セルフケアしたあとは、肌がより乾燥しやすくなっている状態なので、保湿ケア用品には「無香料・無着色・低刺激性」の製品を使うようにしましょう。

なお、セルフケア後の肌は日焼けに対しても敏感です。外出前には日焼け止めをいつもよりもしっかり塗ることも忘れないでください。

<スキンケアの流れ>
1.セルフケア後はまず肌を冷やすこと。
2.保湿をしっかりおこなうこと。
3.外出時には日焼け止めを塗ること。

脱毛後の肌を健やかに美しく保つには、こうしたスキンケアを心がけることがなにより重要です。

脱毛後は毛抜きを使わず適切な自己処理とケアが大切

脱毛後の肌は敏感なので、毛根にダメージをもたらす毛抜き処理は避けてください。毛抜きを使うと肌への負担が大きく、毛周期を乱すリスクもあります。セルフケアをするならば、皮膚への負担が少ないカミソリや電気シェーバーの使用がおすすめです。

処理後のスキンケアも大切。肌への刺激が少ない化粧水や乳液で保湿し、肌のバリア機能をサポートしてあげてください。以上のことに留意して、脱毛後は毛抜きを使わず、適切な自己処理とケアで美肌を目指しましょう。

ラココでは、脱毛後の適切な処理方法や使用するスキンケア用品のご紹介などをおこなっていますので、安心して施術を受けられます。なにか気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。