LACOCO COLUMN

脱毛
2024.7.8
これだけ絶対知っておきたい!タトゥーがあったら脱毛NG/OKの真相とは?

タトゥーを入れたいけどいつか脱毛もしたいと考えている方、あるいはすでにタトゥーが入っていて脱毛を考えている方は、タトゥーと脱毛が共存できるのかどうか不安ですよね。それぞれに対策やおすすめの方法を解説します。

タトゥーと脱毛、一筋縄ではいかない複雑な関係性

脱毛でケアの行き届いた美肌とおしゃれなアート性の高いタトゥー。このふたつを両立させたいと考える人も多いでしょう。しかし、この両者は一筋縄ではいかない関係性にあります。

なぜなら、タトゥーは肌にインクを刻み込む行為です。一方、脱毛は肌をすべすべに滑らかに保つために、可能な限り体毛を取り除く行為です。これらのふたつの行為は、それぞれが肌に与える影響が異なりますので、両立させることは難しい部分があるのです。

特に、タトゥーとレーザー脱毛の組み合わせは、ご法度と言っても過言ではないでしょう。一部の脱毛サロンやクリニックでは、タトゥーの入った部分への施術は完全NGとされています。その理由や対処法、そしてタトゥーと脱毛の両方を考えている方が知っておくべきポイントについておさえておきましょう。

また、すでにタトゥーが入っているからといってすべての脱毛をあきらめることはないのですが、注意点があります。

タトゥーがある場合の脱毛はNGなの?その理由とは

タトゥーがあるとことにレーザー脱毛をすると、火傷などのリスクがあるうえに、タトゥー自体が変色したり変質したりしてしまうので、可能な限り避けるべきです。

タトゥー部分へのレーザー脱毛は危険!

結論からいうと、タトゥーがある場所へのレーザー脱毛は危険を伴います。その理由はおもにふたつあります。

まず、レーザー脱毛は、肌の黒い部分に反応して脱毛するものです。その黒い部分とは、毛の「メラニン色素」を示します。しかし、タトゥーは一般的に、皮膚に色素を注入したものであり、使われる色も濃い色が多いです。まさに、メラニン色素のような色と言えます。特に、黒や深めの色のタトゥーは、レーザーに強く反応してしまいます。

このように、光がタトゥーに反応すると、皮膚が熱をもつ可能性が高いです。その結果、肌にダメージを与えるリスクがあり、大変危険なのです。

タトゥーが変色・変質してしまう

タトゥーがある部分にレーザー脱毛をすると、タトゥーが変色や変質してしまう可能性があります。タトゥーは皮膚の下に色素を注入することで形成されるのですが、レーザーは色素に反応する性質をもっているので影響を与えてしまいます。

具体的には、レーザーがタトゥーの色素に反応すると熱が発生し、その熱によって色素が分解されてしまうのです。すると、もともと入れていたタトゥーの色味が全体的に変わったり、部分的に色が薄くなったりします。

このようなリスクを避けるために、ラココを含む多くの脱毛サロンやクリニックでは、タトゥーがある部分のレーザー脱毛は基本的にNGとしているのです。

今すでにタトゥーがあったら脱毛できないのか?

タトゥーがあったら脱毛をあきらめるべきかというと、そんなことはありません。ただし、まず、施術方法はニードル脱毛のみに限られるなどのいろいろな制約がかかってしまいます。

タトゥー部分はニードル脱毛の一択!

タトゥーが入っている部分の脱毛は、一般的なレーザー脱毛では難しいと説明してきました。でも、すでにタトゥーを入れてしまっていたら、もう脱毛はあきらめるほかないのでしょうか。そんなことはありません。もしタトゥーを入れていたとしても「ニードル脱毛」ならば対応可能です。

ニードル脱毛は、脱毛針を直接毛穴に挿入し、高周波で毛根を破壊する方法で脱毛をおこなう施術です。これはレーザー脱毛とは違って毛根に直接働きかけることになりますので、タトゥーの色素に影響を与えずに脱毛することができるのです。そのため、タトゥーのある部分でも安心して脱毛をおこなうことができます。

ただし、ニードル脱毛にはデメリットもあります。プロの手によって一本一本ていねいに処理していく必要がありますので、ほかの脱毛施術と比べて時間がかかってしまいます。また、針で施術するため、レーザー脱毛と比較すると痛みを伴う可能性があるので、痛みに弱い方は注意が必要です。

ニードル脱毛ができない場合の対処方法

タトゥーがある部分に脱毛したいけれど、ニードル脱毛は適用できない。そんな場合はどのように対処するべきでしょうか。おもな対処方法はふたつあります。

1.タトゥーを除去する
2.タトゥーの周囲のみを脱毛する

まず、タトゥーをいったん除去するという選択肢があります。レーザーを使えばタトゥーの色素を分解し、排出していくことができます。ただし、完全に元の肌色に戻すことは難しく、時間と費用もかかってしまいますので、理解しておきましょう。

次に、タトゥーの周囲だけを脱毛するという方法もあります。ここで注意すべきは、タトゥーと脱毛部分の境界線を明確にすることです。タトゥー部分への影響を最小限に抑えつつ、必要な部分のみを効率的に脱毛することができるでしょう。

いずれにせよ自己判断せずに、脱毛の専門家や皮膚科医と相談しながら最適な解決策を見つけ出すことが大切です。

タトゥーと脱毛、どっちを先にやるべきか

もしもタトゥーと脱毛、どちらを先にやろうかと迷っているなら、タトゥーは後回しにして脱毛プランを先に進めましょう。その理由を解説します。

脱毛を先にするほうがベターな理由

まず、タトゥーを入れる前に脱毛を完了させておくべき理由として挙げられるのが、「安全性」です。タトゥーがある部分のレーザー脱毛は、タトゥーの色素に反応してしまい、皮膚が火傷を負うなどの深刻なダメージを与える恐れがあります。また、タトゥー自体が変色したりするリスクがあるからです。

次に、コスト面も考慮すると脱毛を先にした方がコスパが良いです。一部を除き、たいていの脱毛サロンやクリニックではタトゥーがある部分の脱毛はおこなえません。可能な場合でも、ニードル脱毛という手法を使いますが、これは一本一本の毛穴に対して施術をおこなうため、レーザー脱毛よりも時間がかかりますし、痛みも伴います。費用も大きくなります。

最後に、タトゥーを入れる前に脱毛をすることで、デザインの自由度が増すのもメリットです。脱毛済みのツルスベ肌にはタトゥーが映えるでしょう。タトゥーを入れる場所を自由に選べますし、好きなデザインを楽しむことができますね。

そのため、タトゥーを入れる前に脱毛を完了させておくことを強くおすすめします。

タトゥー前にじっくり考えて

これからタトゥーを入れようと思っている場合、将来的に脱毛を考えている、考える可能性があるならば、タトゥーを入れる前に計画を立てて進行しておきましょう。

なぜなら、脱毛は長期間にわたるものであり、数年かかることもあります。その間、タトゥーを入れられません。タトゥーをどの部位に入れるかを明確にすることも大切です。タトゥーを入れる部位によっては、脱毛をする必要がない場所もあります。

例えば、腕や足などの部位にタトゥーを入れる場合、それらの部分は脱毛する必要性がどの程度ありそうでしょうか。もしかしたら脱毛しなくてもいいかもしれないですよね。ひとによって考えが違ってくるところですので、よく検討してみましょう。

タトゥー箇所にはニードル脱毛。まだタトゥーを入れてないなら脱毛を先に

すでにタトゥーを入れている場合、脱毛したくなったときにひと筋縄ではいきません。タトゥーがある箇所のレーザー脱毛は多くのサロン、クリニックでNGとされています。なぜなら、レーザーの光がタトゥーの色素に反応し、変色や変質を招く可能性があるなどの理由からです。

しかし、タトゥー部分の脱毛を可能とする方法としてはニードル脱毛がありますし、他にも対策はありますので、サロンなどで聞いてみましょう。そして、まだ脱毛もタトゥーもしていない場合は、脱毛を先に完了させてからタトゥーを入れるのがおすすめです。