LACOCO COLUMN

脱毛
2024.6.4
ニードル脱毛とは? ニードル脱毛の魅力とデメリットをわかりやすく解説

古くから行われており、今もクリニックやエステでは根強いファンがいるニードル脱毛。今回はニードル脱毛のしくみや魅力、デメリットを丁寧にご紹介します。

ニードル脱毛とは? しくみを解説

まずはニードル脱毛のしくみについて解説します。ニードル脱毛とは、毛穴に針(ニードル)を挿入して電気を流し、ムダ毛を作る組織を破壊する脱毛方法です。ニードル脱毛はクリニック、エステサロンのいずれでも行われています。クリニックで行われているものを「美容電気脱毛」と呼び、クリニックの施術が「ニードル脱毛」です。

美容電気脱毛は3種類

美容電気脱毛は電気分解法、フラッシュ法、ブレンド法の3種類です。いずれの方法も毛穴に針を差し込むので痛みを感じます。


・電気分解法とは

電気分解法は針による脱毛が行われ始めた130年ほど前に開発された脱毛法で、電気によってムダ毛を分解し水酸化ナトリウムを発生させて、ムダ毛を作る発毛組織を破壊します。この方法は非常に強い痛みを伴う上に1本のムダ毛あたり10秒から30秒も時間がかかるため現在ではほとんど行われていません。

・フラッシュ法

フラッシュ法とは高周波によって加熱して発毛組織を固める脱毛方法です。1本あたりの脱毛時間は0.01秒ほどでスピーディーに進めることができます。

・ブレンド法

ブレンド法は電気分解法と高周波法の両方をミックスした脱毛方法です。電気分解法と同程度の時間がかかります。痛みは電気分解法ほどではありませんが強い傾向です。

医療ニードル脱毛

医療ニードル脱毛は、絶縁針という皮膚があたる部分に電気を通さない針に高周波を流して発毛組織を破壊する脱毛方法です。絶縁針は、熱さを感じることがないように加工されていますが、針を挿入するときや電気を流すときには痛みを感じます。ただ医療ニードル脱毛は医療機関で行いますので、麻酔を使用可能。エステサロンの美容電気脱毛よりも苦痛が少ないといわれています。

痛いのになぜまだあるの? ニードル脱毛の魅力とは

苦痛を伴うニードル脱毛ですが、開発から100年以上が経過した今でもエステサロンやクリニックでの施術は続いています。なぜニードル脱毛は存在し続けるのでしょうか。その理由を紐解いてまいりましょう。

白髪に効果がある

ニードル脱毛は、毛穴の中に電流を流すことで発毛組織を破壊するので色素がない毛も脱毛することができます。加齢によってVIOやヒゲなど毛の量が多い部位から白髪が目立ってきますが、光脱毛やレーザー脱毛では白髪を脱毛することはできません。光脱毛やレーザー脱毛で脱毛をほぼ完了させてから残った白髪をニードル脱毛で脱毛するといった形で活用する方が多いですね。

眉や乳輪周りなど光脱毛・レーザー脱毛が対応できない部位も脱毛できる

光脱毛やレーザー脱毛は眉や乳輪は対応不可です。しかし、眉周辺や乳輪はムダ毛が気になる部位です。全身の脱毛を終えている方でも眉や乳輪だけはセルフケアをしている方が多いのでは? そんなときに役立つのがニードル脱毛です。ニードル脱毛は光を照射するわけではないので、光やレーザーをあてることができない眉毛の周りや乳輪も脱毛できます。

タトゥーやアートメイク、ほくろ、色素沈着の部位でも脱毛できる

ニードル脱毛は黒色に反応するわけではないので、黒い色素がある部分でも施術できます。タトゥーや眉のアートメイク、ほくろや色素沈着といった光脱毛やレーザー脱毛ではNGとされる部位でも問題なく照射できます。

一度の施術で効果が出る

ニードル脱毛は一度の施術でほぼムダ毛は生えなくなります。同じ部位を何度も脱毛するのは面倒だと感じる方にはぴったりの脱毛方式です。

ニードル脱毛のデメリット

つづいてニードル脱毛のデメリットをご紹介します。ニードル脱毛には魅力を上回るデメリットを感じる方も少なくありません。ニードル脱毛を予約する前に、デメリットも把握しておきましょう。

とにかく痛い! 泣いてしまう人も……

ニードル脱毛のデメリットはとにかく痛いことです。毛穴に針を挿入すること自体が痛い上に、電気を流す際にさらなる痛みを感じます。とくに眉の周りやVIO、指など皮膚が薄い部位はとくに強い痛みを感じますので、クリニックでは麻酔の使用を推奨しています。

痛さのあまり涙を流す方もいるほどですので、大きなパーツの脱毛には向いていません。

施術の時間がかかる

ニードル脱毛は毛穴1本につき数秒から30秒ほど時間がかかります。たとえば脇にはムダ毛が1800本生えていると言われています。1本あたり20秒かかるとすると完了するまでに10時間かかります。10時間もニードル脱毛をし続けることは痛みや熱さの面でも現実的ではありません。1回の施術は1時間が限界といったところ。つまり片方の脇を完了するだけで10回も通う必要があります。

脱毛費用が超高額

日本でレーザー脱毛、光脱毛が普及するまではニードル脱毛しか選択肢がなく、多くの女性が「脇脱毛だけで100万円」といった超高額で脱毛をしていました。今は価格が安くなったとはいえ、ニードル脱毛は1本あたり100円から500円ほどかかります。300円だと仮定すると片脇だけで54万円になる計算です。このようにニードル脱毛は高額なため、小さな部位であってもニードルだけで脱毛することは現実的ではありません。

痛くて高いけど効果アリ! ニードル脱毛とどう付き合えば?

ここまでお話ししたように、ニードル脱毛は眉や乳輪の周り、タトゥーがある箇所でも施術できますし、白髪にも効果を発揮するというメリットはあります。その反面、痛くて時間がかかる上に費用が高額というデメリットがありました。では、ニードル脱毛はどのように活用すればよいのでしょうか。

全身脱毛は光脱毛がおすすめ

腕や足、背中や脇、VIO、顔など広い部位についてはニードル脱毛にこだわらず、光脱毛がおすすめです。中でもSHR方式の光脱毛はほくろや日焼け肌にも照射が可能。痛みや熱さといった不快感はほぼゼロで脱毛することができます。まずはSHR方式の光脱毛で全身脱毛を終わらせるのがベストです。

白髪や乳輪の周り、眉、タトゥーだけニードル脱毛に

ニードル脱毛は、光脱毛、レーザー脱毛では施術できない部位に限って活用するとよいですよ。乳輪の周りや眉周辺は気になりやすい箇所なので、ニードル脱毛でも人気の部位です。また白髪になってしまったヒゲやVIOもニードル脱毛に向いています。

ニードル脱毛の前にラココで全身をキレイにしよう

今回はニードル脱毛についてお届けしました。ラココの脱毛は痛みをほとんど感じることがないSHR脱毛。全身1周1時間もかからずに完了します。

痛みを感じることなく快適にサクサクと全身脱毛を進めたい方はぜひラココを試してくださいね。その上で、光脱毛や医療脱毛ができない部位についてはニードル脱毛を検討するとよいですよ。