でも、いざ脱毛するときに気になるのが「痛み」ですよね。「脱毛は痛い」と聞くとつい不安になってしまいます。
本記事では、脱毛の痛みについて詳しく解説します。痛みを和らげるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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脱毛は痛いって本当?
脱毛を経験した方の中には「脱毛は痛かった」と答える方もいます。しかし、「全く痛みを感じなかった」と答える方もいますよね。
実際のところ脱毛は痛いのでしょうか。痛くないのでしょうか。まずは脱毛のメカニズムと脱毛方法による痛みの度合いの差について解説します。
かんたんにおさらい! 脱毛のメカニズム
脱毛サロンやクリニックで採用されている脱毛方法の多くは、IPLと呼ばれる光やレーザーなどで毛根に熱ダメージを伝えてムダ毛の成長を遅らせるものです。そのため、脱毛の箇所や脱毛パワーによっては痛みや熱さを感じることがあります。
代表的な脱毛方法は「ニードル脱毛」「医療脱毛」「美容脱毛」の3種類です。
脱毛方式 | しくみ | 効果 |
ニードル脱毛 | 毛穴に針を刺して毛根に電気を流し、発毛組織を破壊する | ◎ |
医療脱毛 | 高出力のレーザーで発毛組織を破壊する | ○ |
美容脱毛(サロン脱毛) | お肌へのダメージが少ない光を照射して発毛組織にアプローチする | ○ |
脱毛方式によって痛みの度合いが異なる
脱毛といってもIPLやレーザー、ニードルなど様々な脱毛方式があります。それぞれの脱毛方式の痛みの感じ方は以下の通りです。
脱毛方式 | 痛みの度合い |
ニードル脱毛 | 非常に強い。人によっては泣いてしまうこともある |
医療脱毛 | 熱破壊式:痛みが強く麻酔が必要なケースがある蓄熱式:比較的痛みが弱い |
美容脱毛(サロン脱毛) | IPL方式:1回あたりの照射パワーが大きく痛みが強いSHR方式:痛み、熱さ共に感じにくい |
このように施術方法によって、脱毛時の痛みが異なります。人によって脱毛の痛みを強く感じたり、まったく感じなかったりする理由のひとつが脱毛方式の差です。
痛みに弱い方が、ニードル脱毛や医療脱毛の熱破壊式を経験すると、「痛くて耐えられなかった」と感じてしまいますし、痛みに強い方が美容脱毛のSHR方式の施術を受けると「痛みや熱さはゼロだった」と感じます。
痛みに弱い方や、快適に脱毛を受けたい方は、美容脱毛のSHR方式を選ぶとよいですね!
痛い方が脱毛効果は高いのか?
「痛い方が脱毛効果が高いのではないか」と考えている方も少なくありません。この考え方は半分正解で、半分不正解といえます。
脱毛方式のうち、医療脱毛の熱破壊式と美容脱毛のIPL方式は、光を黒い色に反応させて熱を生じさせて熱の力で発毛組織にアプローチします。したがって、熱が生じる際に痛みを感じてしまいます。つまり、痛ければある程度効果が出ているということです。
一方で医療脱毛の蓄熱式や美容脱毛のSHR方式は、皮膚へのダメージが小さいパワーの光を複数回照射することで、発毛組織に熱を蓄積します。したがって、施術時の痛みや熱さといった不快感はもっとも小さいです。これらの方式では、痛みを感じなくても十分に脱毛の効果が得られていますので、「痛い方が効果が高い」とはいえません。
脱毛で痛みを感じやすい部位トップ3
脱毛はすべての部位で強い痛みを感じるわけではありません。部位によって痛みの感じ方が異なります。ここからは、脱毛で痛みを感じやすい場所を見ていきましょう。
・脇
・VIO
・ひげ
皮膚が薄いから痛い!「脇」
脇は毛が密集している部分でもあり、皮膚も薄いです。他の場所と比べて毛質が太く硬いため、メラニン色素が反応しやすく、痛みが発生しやすいのです。
また、脇は自己処理や乾燥などによって色素沈着が起こりやすい部位でもあります。色素沈着が起きていると脱毛機器がメラニン色素に反応してしまい、強い痛みを感じることも。
神経や血管が集中しているから痛い!「VIO」
VIOは他の部位と比べると皮膚が薄くデリケートな部位です。また、神経や血管も集中しているため、脱毛時の痛みをダイレクトに感じやすい性質があります。
また、脇と同じくVIOは色素沈着が起きやすい部分でもあるため、脱毛機器がメラニン色素に強く反応して、痛みを発生させることもあります。VIOの痛みの感じ方には個人差がありますが、中でもIラインの脱毛が痛かったと感じている方が多い傾向です。
毛が濃いから痛い!「ひげ」
近年では脱毛している男性も増えてきています。男性の脱毛で痛みを感じやすいのがヒゲです。特にヒゲは他の部位と比べても毛質が硬く太いため、脱毛機器がメラニン色素に反応して、強い痛みを発生させてしまうのです。ヒゲが濃い人ほど、痛みの度合いは強くなります。
脱毛で痛みを和らげるポイント
脱毛時の痛みに不安を感じている方も少なくありません。しかし、痛みを和らげるポイントをおさえれば、施術時の不快感を軽減できるんですよ。ここでは脱毛時の痛みを和らげるポイントをご紹介します。
照射レベルを低くする
脱毛機器によって照射レベルを調整できるものがあります。痛みが強いときはエステティシャンに相談し、照射レベルを低くしてもらうと痛みが軽減しますよ。ただしどの脱毛方式でも照射レベルを低くすると脱毛効果は下がってしまいます。どれほどの痛みなら耐えられるのか、エステティシャンに相談しながら照射レベルを決めていくとよいですよ。
痛みが少ない脱毛機を選ぶ
痛みが苦手な方は、痛みが少ない脱毛機を選ぶのがおすすめです。医療脱毛やニードル脱毛は毛根組織を破壊するために、強いパワーで脱毛が行われます。パワーが強い分感じる痛みも大きくなるため、痛みが苦手な方には向いていません。
痛みが苦手な方は、SHR方式の脱毛がおすすめです。SHR方式は他の種類と比べると痛みが抑えられているため、痛みが苦手な方でも安心して脱毛できますよ。
麻酔を使用する
クリニックの中には痛みに耐えられない方のために、麻酔を使用できるところもあります。麻酔にもいくつかの種類があるのですが、クリニックでは笑気麻酔と麻酔クリームの両方、または麻酔クリームだけを用意しています。
麻酔を使用することで施術時の恐怖心や緊張を和らげられるため、スムーズに脱毛できますよ。ただしほとんどのクリニックで、施術時の麻酔は別途料金が必要です。
保湿を徹底する
肌が乾燥しているとバリア機能が低下しているため、脱毛時の痛みが強くなる可能性があります。また、乾燥ダメージが大きく皮膚が硬くなっていると、脱毛効果が下がる場合も。
脱毛する際は、事前に保湿ケアを徹底するのが大切です。ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分がたっぷり配合されているスキンケア商品でしっかり保湿してあげましょう。
ただし、施術前日には保湿クリームは控えた方が良いです。保湿クリームには油分も含まれているため、毛穴に油分が入り込むと脱毛効果が落ちるおそれがあります。施術前日は油分の少ない化粧品でお手入れするのがポイントです。
日焼けをしない
日焼けするとメラニン色素が多く発生するため、脱毛時の痛みが強くなる可能性があります。脱毛のスケジュールが決まったら、日焼けしないように紫外線対策を徹底しましょう。
万が一日焼けした場合は、すぐに冷やして肌を休ませてあげてください。日焼けすると肌が乾燥してトラブルが起こりやすくなるため、痛みを感じやすくなったり、脱毛効果が低くなったりする場合があります。
施術日当日までに日焼けの症状が治まらない場合は、サロンやクリニックに相談をして予約日を変更するなどの対策を講じましょう。
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