LACOCO COLUMN

ダイエット
2025.10.13
骨格ナチュラルは痩せてもゴツく見える?しなやかな曲線を作るダイエット法

骨格ナチュラルとは、モデルのようなバランスの良い体型のことです。しかし、痩せすぎると「ゴツゴツして見える」「女性らしさに欠ける」と感じる人が少なくありません。

一方で、骨格ナチュラルの特徴を活かして正しくボディメイクを行なえば、直線美と曲線美を兼ね備えた理想的な体型に近づけます。本記事では、骨格ナチュラルの特徴から、理想のボディラインを作るための筋トレ・ストレッチ・食事法を解説します。

骨格ナチュラルの特徴とは?太り方と痩せ方を抑えておこう

骨格診断とは、生まれ持った骨や筋肉、脂肪のつき方などの体型の特徴から、自分に似合うファッションやスタイルを知るための方法です。

骨格ナチュラルは、骨格や関節がしっかりしており、直線的でスタイリッシュな印象で、下記のような特徴があります。

・全体的に骨格がしっかりしておりフレーム感が目立つ
・太ると「全体的にがっしり」見られやすい
・痩せると骨感が強調され、女性らしい丸みが不足しやすい
・モデルのような手足の長さや重心のバランスの良さが強み

それぞれの特徴についてみていきましょう。

全体的に骨格がしっかりしておりフレーム感が目立つ

骨格ナチュラルの特徴は、骨格や関節がしっかりしている点です。肩幅が広く、鎖骨もはっきり出ており、手足の骨や関節も大きめでフレーム感が目立ちます。

このフレーム感のおかげでシンプルな服をきれいに着こなせますが、一方で女性らしい柔らかさが出にくい傾向にあります。痩せていても「華奢さ」より「がっしり感」が強調されやすいです。

そのため、服装やボディメイクでは直線的なラインを和らげ、丸みを意識したシルエットを取り入れることがポイントになります。

太ると「全体的にがっしり」見られやすい

骨格ナチュラルは、太ると脂肪が体の一部に偏るのではなく、全体的に均一につくのが特徴です。そのため、全身が「がっしり」「大きい」という印象を与えやすく、寸胴体型に見えてしまうことが少なくありません。

特定の部位に脂肪がつくわけではない分、全体のボリュームをコントロールする意識が大切です。例えば、筋肉の付き方を調整し、必要な部分に厚みを出すことで、健康的でしなやかな印象を作れます。

痩せると骨感が強調され、女性らしい丸みが不足しやすい

骨格ナチュラルは、骨格自体がしっかりしているため、過度に痩せると骨や筋肉のラインが目立ちやすい特徴があります。モデルのように服をきれいに着こなせる一方で、痩せ方や太り方によっては骨感が強調されてしまうことも。

その結果、華奢さよりもゴツゴツとした印象を与え、女性らしい丸みや柔らかさが不足して見えることがあります。直線的なシルエットが際立つ分、メリハリを意識した体型作りやスタイリングを取り入れることで、バランスの良い印象へと近づけられます。

モデルのような手足の長さや重心のバランスの良さが強み

骨格ナチュラルの大きな魅力は、手足が長く全体の重心バランスが整っていることです。シンプルなコーディネートでもおしゃれな印象を与えられるのは、直線的な骨格の美しさがあるから。

この強みを活かしつつ、曲線をプラスすることでより女性らしく、理想の体型に近づけるでしょう。

骨格ナチュラルが理想のボディラインになるには「曲線をつける」ことがカギ

骨格ナチュラルの理想的な体型は、しなやかなモデル体型であることと、女性らしい丸みがカギです。下記のように、部位ごとにポイントを抑えてボディメイクすれば、メリハリのある美しいシルエットになるでしょう。

・バストラインに厚みをプラス
・ヒップラインに高さと丸みをプラス
・体幹を鍛えてウエストに自然なくびれをプラス

それぞれのポイントについて解説します。 

バストラインに厚みをプラス

骨格ナチュラルの方は、鎖骨や肩甲骨がしっかりしているため、胸板が薄く見えやすく、結果としてバストも小さく感じられる傾向があります。

そのため、女性らしい丸みをプラスするにもバスト周りに厚みを持たせるボディメイクを行いましょう。大胸筋を鍛えれば、バストを土台から持ち上げる効果が期待できるため、デコルテラインもきれいに整います。

また、筋トレだけでなく日常の姿勢も大切です。猫背や巻き肩は胸を押しつぶしてしまい、より平面的に見せる原因になります。肩を開き、背筋を伸ばす姿勢を心がけるだけでも、バストラインを美しく見せやすくなります。

ヒップラインに高さと丸みをプラス

ヒップは、後ろ姿の印象を大きく左右します。骨格ナチュラルはフラットなお尻に見えやすいため、大臀筋を中心に鍛えて高さと丸みをつけることがカギです。

さらに、ヒップは筋肉のつき方や姿勢によって形が大きく変わる部分でもあります。特に骨格ナチュラルの人は筋肉がつきにくく、ヒップラインが横に広がったり平面的に見えやすいのが特徴です。

そのため、スクワットやヒップリフトなど、大臀筋を直接刺激するエクササイズを取り入れましょう。筋肉に厚みが出れば丸みが強調され、自然にくびれとのメリハリも生まれます。

体幹を鍛えてウエストに自然なくびれをプラス

骨格ナチュラルは、寸胴に見えやすい体型でもあります。そのため、体幹を鍛えて自然なくびれを作ることが全体のスタイルを引き締めるカギです。インナーマッスルを鍛えることで姿勢も改善され、骨格の美しさと女性らしい柔らかさを出せるでしょう。

さらに体幹を意識的に強化すると、基礎代謝が高まり脂肪燃焼効果も期待できます。特にプランクやツイスト運動など、腹斜筋や横隔膜まわりを刺激するトレーニングは、くびれを作るのに効果的です。

骨格ナチュラルの曲線美の基礎は筋トレから

骨格ナチュラルの魅力であるフレーム感を活かしつつ、柔らかさや曲線美をプラスするには、筋トレで体全体のメリハリをつけることが重要です。筋肉をつけてボディラインに厚みを持たせることで、骨感が目立ちにくく健康的でしなやかな体つきを目指せます。

ここでは、部位ごとに理想の曲線美を作るための効果的な筋トレ方法を紹介します。

【バスト】腕立て伏せ
【ヒップ】ヒップリフト
【ウエスト】サイドプランク

【バスト】腕立て伏せ

腕立て伏せは、大胸筋を中心に上半身全体を鍛えられる基本トレーニングです。胸の厚みを出すだけではなく、肩や二の腕の引き締め効果も期待できるため、上半身全体の印象が変わります。

下記方法に沿って試してみましょう。

1.四つ這いになり、手と手の幅を肩幅より少し広く開く
2.脚を伸ばして頭〜かかとまで一直線を保つ
3.肘を外へ向けるように息を吸いながらゆっくり肘を曲げ、胸が床にギリギリつかない位置まで体を下げる
4.息を吐きながら腕を伸ばして元に戻す

上記流れを10回、3セットを目安に行ないましょう。胸のあたりに効いていれば正しくできています。

【ヒップ】ヒップリフト

ヒップリフトは、大臀筋を鍛えて丸みと高さを出すのに効果的なトレーニングです。ヒップアップによって脚も長く見え、バランスの良さがさらに際立ちます。

1.仰向けに寝て膝を立てる
2.足裏を床につけ、腰を持ち上げる
3.お尻を締める意識でゆっくり下ろす

20回×3セットを目安に行ないます。仰向けで行なえるため初心者でも取り入れやすく、腰痛予防にも役立ちます。継続することで後ろ姿が美しくなりますよ。

【ウエスト】サイドプランク

サイドプランクは体幹を強化し、ウエストラインを引き締める効果があります。

1.床に横向きになり、下側の肘を肩のちょうど真下に置く
2.下側の肘と足の外側(または小指側)を支点にして、頭からかかとまでが一直線になるように体を持ち上げる

この姿勢で呼吸を止めずに30秒〜1分程度キープします。脇腹に力が入っていれば正解です。ゆっくり体を下ろして休憩し、反対側も同じように行いましょう。

インナーマッスルにアプローチするため、ぽっこりお腹の改善にもつながります。

ダイエットの モチベーションをキープする方法をまるっと解説

筋トレ後はストレッチでしなやかなボディラインに

筋トレで筋肉をつけるだけでは、骨格ナチュラル特有の骨感が強調されやすいです。そのため、仕上げにストレッチを取り入れることが大切

特に肩まわりは「いかり肩」に見えやすいため、柔軟性を高めるストレッチを習慣にしましょう。また、股関節や背中のストレッチを行なうことで、全身にしなやかさが加わり、女性らしいラインを作れます。

骨格ナチュラルはただ痩せるだけのダイエットはNG

骨格ナチュラルは、体重を落とすだけの食べないダイエットをすると逆効果です。痩せすぎると骨や筋肉のラインが目立ち、身体にメリハリがなくなり、ゴツゴツした印象になってしまいます。栄養をしっかり摂りつつ、筋トレとストレッチを組み合わせましょう。

特にタンパク質や良質な脂質を意識した食事は、筋肉や肌のハリを保ち、健康的で美しい体を作ります。

ファスティングは意味ない? 健康被害が生じにくいファスティングダイエットのやり方を解説

骨格ナチュラルは「骨格美+曲線美」で輝く

骨格ナチュラルは、直線的な骨格の美しさと、鍛えて作る曲線美をかけ合わせることが大切です。

また、体重を落とすことを重視するのではなく、食事で体の内側から整える必要があります。筋トレでバスト・ウエスト・ヒップにメリハリをつけ、ストレッチで柔らかさを加えましょう。