ここでは医療機関で行われるレーザー脱毛と医療機関、脱毛サロンのいずれでも行われているニードル脱毛について、方法やメリット・デメリットをわかりやすく説明します。
INDEX
医療機関で行われるレーザー脱毛とは? メリット・デメリットも
まずはレーザー脱毛の概要とメリット&デメリットをチェック! レーザー脱毛にはどんなよいことがあるの? デメリットはないの? 気になる方はぜひ読み進めてくださいね。
レーザー脱毛のしくみをわかりやすく説明
レーザー脱毛は医療機関のみで行われている脱毛方法です。レーザー脱毛ではメラニン色素に反応する光を照射して毛根にあるメラニン色素に熱を発生させ、熱によって毛母細胞などのムダ毛を作る組織を変化させます。一度レーザーによって破壊された毛母細胞は復活することはないといわれています。
レーザー脱毛のメリット・デメリット
レーザー脱毛のメリットとデメリットはこちらです。
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■メリット
①施術時間が早く広範囲の施術に向いている
②脱毛効果が高い
③期間は1〜2年(5〜6回)でわりと早め ■デメリット ①毛周期に合わせた施術(2〜3ヶ月に1回)が必要
②出力が高いためサロン脱毛よりも痛みが強い
③メラニン色素に反応するため、日焼け肌や色黒肌は対応不可
④費用が高い
⑤クリニックでしか施術できない
メリットとデメリットをそれぞれわかりやすく解説しますね。
メリット① 施術時間が早く広範囲の施術に向いている
レーザー脱毛マシンのハンドピースは、一度に2㎠から20㎠の面積を照射できます。一度に大量の毛穴にレーザーを照射できるため、ワキであれ10分程度で施術が完了するんですよ。
メリット② 脱毛効果が高い
レーザー脱毛の波長は単一波長と呼ばれ、メラニン色素に反応する光をピンポイントで照射しています。また医療機関での脱毛は、細胞を変化させることが認められているため脱毛サロンよりも強い出力でレーザーを照射できます。したがってレーザー脱毛の効果は高く、一度レーザーを照射して死滅した細胞は元に戻ることはないといわれています。
メリット③ 脱毛期間が比較的短い
レーザー脱毛の施術期間は1年から2年と比較的短い傾向です。ただ自己処理が不要なレベルまでムダ毛を減らすためにはレーザー脱毛でも10回程度を要しますので、20ヶ月から30ヶ月ほどかかることもあります。
デメリット① 毛周期に合わせて施術する必要がある
レーザー脱毛は毛周期にしたがって施術しなければならず施術と施術の間隔が2ヶ月から3ヶ月ほどあいてしまいます。脱毛の間隔があいてしまうと、卒業までに時間がかかりますし、モチベーションが低下してフェードアウトしてしまうことも。
脱毛サロン・エステ、クリニックで行われるニードル脱毛とは? メリットとデメリットも
つづいて、ニードル脱毛のしくみと、メリット・デメリットを説明します。
ニードル脱毛のしくみをわかりやすく説明
ニードル脱毛とは、毛穴に針を刺して電気や高周波を流し、毛根や毛乳頭などのムダ毛をつくる組織を破壊する脱毛方式です。レーザー脱毛や光脱毛が登場する前は、ニードル脱毛が主流の脱毛方式でした。ニードル脱毛がこの世に誕生したのは1948年。当時のニードル脱毛は毛穴の中に針を差し込んで高周波を流すものでした。ニードル脱毛が登場して80年近くがたっていますが、今でもニードル脱毛は現役です。
ニードル脱毛はクリニック、サロンのいずれでも行われています。
ニードル脱毛のメリットとデメリット
ニードル脱毛のメリットとデメリットを比べてみましょう。
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■メリット
①脱毛方式のなかでは最も効果が高い
②ワキガの原因であるアポクリン汗腺の一部が破壊されるのでワキガが軽減
③色黒肌やホクロ毛も対応できる
④白髪も対応可能
■デメリット ①毛周期に合わせて施術する必要がある
②毛を生やした状態で施術しなければならない
③非常に痛い
④1本ずつ処理をするので、施術の時間が長い
⑤肌トラブルが起きやすい
⑥費用が非常に高額
それぞれのメリットとデメリットをひとつずつ確認していきましょう。
メリット① 脱毛方式のなかでもっとも効果が高い
ニードル脱毛は毛穴の中に針を刺して高周波や電気を流すため、ムダ毛を作る組織にダイレクトに刺激を与えられます。だから脱毛の効果はどの脱毛方法よりも高く、一度施術した毛穴からは再び毛が生えてくることはありません。
またニードル脱毛は登場してから80年近くが経過しており、脱毛効果が長く持続することは世界中で立証されています。
メリット② ワキガを軽減できる
ニードル脱毛はムダ毛を作る組織だけでなくワキガの原因であるアポクリン汗腺の一部を破壊します。ニードル脱毛だけで、ワキガをゼロにすることはできませんが、ワキガのニオイを軽減することは可能。ワキガで悩む方が、ワキだけニードル脱毛を選択することもあります。
メリット③ 色黒肌やホクロ毛も施術可能
レーザー脱毛は光脱毛のうちIPL方式の脱毛は、毛穴の中のメラニン色素に反応してムダ毛を作る細胞にアプローチします。したがって、色が黒い肌やホクロはヤケド等のリスクがあるため施術ができません。しかしニードル脱毛は、針で電気や高周波を流すため、肌の色に関係なく施術できます。
メリット④ 白髪でも脱毛できる
レーザー脱毛と光脱毛は、白髪には効果がありません。白髪になってしまったムダ毛を脱毛できるのはニードル脱毛だけです。ニードル脱毛は黒色に反応する光やレーザーを照射するわけではないため、毛の色に関係なく施術でき、しっかりと効果が得られます。
デメリット① 毛周期にあわせて施術する必要がある
ニードル脱毛もレーザー脱毛やIPL方式の光脱毛と同じように毛周期にあわせて施術する必要があります。基本的には成長期しか効果がないといわれています。
デメリット② 毛を生やした状態で施術しなければならない
ニードル脱毛は2週間程度、ムダ毛を伸ばした状態で施術する必要があります。なぜならば、2週間伸び続けている毛は成長期だと断定できるからです。成長期の毛しか施術ができないため、成長期かどうかをみわけるために、伸ばしておく必要があります。
施術をすればキレイになるとわかっていても、ムダ毛が伸びた状態で生活するのはちょっと大変ですね。
デメリット③ 非常に痛い
ニードル脱毛はどの脱毛方法よりも痛いです。毛穴に針を刺すだけでも痛いですが、さらに高周波や電気を流すので痛みは非常に強く、人によっては涙を流すこともあるといいます。医療機関で行う場合は、麻酔を使用するのが一般的です。
脱毛サロンやエステサロンでは麻酔を使用できないため、痛みを耐え続けることになります。
デメリット④ 1本ずつ処理するので施術時間が長い
ニードル脱毛の施術は毛穴に1本ずつ針をさします。原則として1人の看護師やエステティシャンが施術を担当しますので、1時間で施術できる毛穴の数は限られています。平均的な脱毛本数は1分で最大でも10本と言われていますので、1時間で600本です。女性の脇毛の本数は片方だけで2000本弱と言われていますので、片方の脇だけで3時間もかかることに。
デメリット⑤ 肌トラブルが起きやすい
ニードル脱毛は毛穴に針をさすという物理的な刺激を加えるため、他の脱毛方法よりもトラブルが発生しやすいです。クリニックでニードル脱毛を行うときは、施術後に炎症をおさえるためのステロイドの塗り薬が処方されるほど。
デメリット⑥ 費用が非常に高額
ニードル脱毛は1本単価で施術されるケースがほとんどです。エステサロンは1本あたり150円前後、クリニックの場合は1,000円前後かかることも珍しくありません。「白髪だけ」「ホクロ毛だけ」といった限定的な使い方なら手が届きますが、「ワキ全体」「腕全体」といった使い方は現実的ではありません。1本140円のニードル脱毛を両脇4,000本行ったとすると、費用の総額は560,000円になります。
ニードル脱毛、レーザー脱毛はメリット・デメリットを比較して選びましょう
ニードル脱毛とレーザー脱毛は脱毛方法も高い効果が得られるものの、費用が高い、痛みが強いといったデメリットがあります。今回、紹介したメリットとデメリットをしっかり比較した上で、「自分に合いそうだな」と思ったら検討してみてくださいね。
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