LACOCO COLUMN

脱毛
2025.10.14
脱毛すると毛根はどうなる?気になるメカニズムを徹底解説

「ムダ毛をなくしてすべすべ肌を手に入れたい」

そのような想いから脱毛を検討する人が増えています。しかし、「脱毛すると毛根ってどうなるの?」「毛根が死ぬって本当?」などの素朴な疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、毛根の仕組みから、脱毛が毛根にどのような作用をもたらすのかまでを、わかりやすく解説していきます。

毛根とは?まずは「毛」の仕組みを知ろう

「毛根(もうこん)」とは、皮膚の下にある毛の一部で、毛をつくり出している重要な組織のことです。私たちが見えている「毛」は皮膚の外に出ている部分で、これを「毛幹(もうかん)」と呼びます。一方、皮膚の中に埋まっている部分が「毛根」です。

つまり、毛根は毛の「根っこ」であり、新しい毛を生やす源泉なのです。

毛根の内部には、毛の成長に深く関わる重要な器官が存在しています。主に以下の3つが代表的な構造です。

1. 毛球

毛根の最も下部にある、球状に膨らんだ部分です。毛乳頭と毛母細胞を含んだ部分です。

2.毛乳頭(もうにゅうとう)

毛根の深い部分に存在するのが「毛乳頭」です。ここには毛細血管が集まっており、血液から栄養を受け取ることで毛を成長させる信号を出しています。毛乳頭はいわば「毛の司令塔」であり、この働きがなければ毛は生えてきません。

3. 毛母細胞(もうぼさいぼう)

毛乳頭のすぐ上にある細胞が「毛母細胞」です。ここで細胞分裂が繰り返され、新しい毛がどんどん作られていきます。毛母細胞が活発に働くことで、毛は太く、長く、濃く育ちます。逆に、この働きが弱くなると毛の成長は鈍くなってしまうのです。

脱毛とは?仕組みを簡単におさらい

脱毛方法にもさまざまな種類がありますが、現在の主流の方法は「光脱毛(IPL脱毛)」や「医療レーザー脱毛」です。上記の脱毛方法では、黒いメラニン色素に反応する光やレーザーを照射し、毛根に熱を届けてダメージを与える仕組みなのが特徴です。

この熱は、毛母細胞や毛乳頭などの毛の成長に関わる部分に届き、これらの機能を一時的または永久的にストップさせます。結果、毛が生えてこなくなったり、生えても極端に細くなったりなどの効果が期待できます。

毛根は死ぬの?脱毛による毛根の変化とは

「脱毛で毛根が死ぬ」などの表現を聞いたことがある方もいるでしょう。しかし、実際には「毛根が死ぬ」というより、「毛の再生機能が止まる」といった方が正確です。

例えば、医療レーザー脱毛では毛母細胞と毛乳頭に強い熱ダメージを与えることで、毛の成長指令そのものが停止します。この状態になると、新たな毛が生えてくる可能性は極めて低くなります。

一方、光脱毛などでは医療ほどの出力がないため、毛根へのダメージもやや弱めです。そのため、光脱毛の場合は「一時的に毛の成長を抑える」状態になります。つまり、毛根の機能が眠っている状態に近いといえるでしょう。

毛根が残っていると毛は再生する?

毛根、特に毛母細胞や毛乳頭が完全に破壊されていない場合、一定の期間を経て再び毛が生えてくることがあります。

そのため、脱毛サロンで「数回通ったけどまた生えてきた…」「脱毛が完了したと思ったら、まだらに生えてきた」などのケースが見られるのです。毛根を無力化するには、毛の成長サイクル(毛周期)に合わせて、複数回の施術を受けることが重要です。

ただし、ラココが導入しているSHR脱毛は毛周期に関係なく施術ができますので、効率よく毛根にアプローチできます。

毛根がなくなる=毛穴も消えるの?

「脱毛すると毛根がなくなって、毛穴も引き締まる」と聞いたことがある方もいるでしょう。実際には、毛が生えなくなることで毛穴が目立たなくなったように見えるだけで、毛穴そのものが消えるわけではありません。

ただ、毛がなくなることで皮脂詰まりが減り、肌が滑らかになる効果は期待できます。毛穴が気になる人には、脱毛による毛根へのアプローチは美容面でも大きなメリットがあるといえるでしょう。

脱毛後の毛根はどうなる?回数によって変化する状態

脱毛を受けると、毛根に熱エネルギーが届き、毛を生やす働きが弱まります。ただし、この効果は施術の種類や回数、個人差によって異なります。

【初回~数回目】

数回程度の脱毛の場合、まだ毛母細胞や毛乳頭に十分なダメージが届いていないため、一時的に毛が細くなる程度です。時間が経つとまた元通りに近い毛が生えてくることがあります。

【5回目以降】

5回目以降になると、毛根内部の毛を生やす機能が徐々に弱まり、毛が細く、柔らかくなってきます。毛乳頭や毛母細胞の活動が鈍化し、毛の量そのものも減少してきます。

【10回以上】

10回以上になるとほとんどの毛が目立たなくなり、生えてくるスピードも極端に遅くなります。特に医療脱毛の場合、毛母細胞がほぼ完全に機能停止することもあり、毛根は活動を終えた状態になります。

上記のように、毛根は段階的にその働きを失っていき、やがて新しい毛を作れなくなるのです。

自己処理では毛根はなくならない理由

多くの人が日常的に行っている自己処理、例えばカミソリ、毛抜き、除毛クリームなどでは、毛根に対して直接的なダメージは加えられません。

カミソリの場合

皮膚の表面に出ている毛幹のみをカットするため、毛根は無傷です。そのため、しばらくするとすぐに毛が伸びてきます。カミソリで自己処理をしている方の中には、毎日剃っている方も多いのではないでしょうか?

毛抜きの場合

毛を毛穴から引き抜くことで一時的には毛がなくなりますが、毛根の奥深くにある毛母細胞や毛乳頭は残ったままです。毛根が残っていれば、また新しい毛が生えてくるため、完全な脱毛効果は得られません。また、無理やり毛を引っこ抜くため、毛穴トラブルに悩まされている方も少なくないでしょう。

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除毛クリームの場合

毛のタンパク質を分解して溶かす仕組みですが、毛根はそのままです。毛根は皮膚の奥にあるため、クリームの成分が届くことはありません。また、薬剤の種類やパワーによっては、肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

自己処理は「毛をなくしたように見えるだけ」で、毛根の機能はそのまま温存されているのです。また、肌への負担が大きいのもデメリットです。

除毛クリームについて詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてくださいね♩

毛根にやさしく脱毛を終わらせる脱毛方式の選び方

毛根の働きを無理なく抑えるには、肌への負担が少ない施術を選ぶことも大切です。無理に抑えようとすると、毛穴や鼻トラブルにつながる可能性があるため、注意が必要です。

医療脱毛の特徴

高出力のレーザーを用いて、毛根にある毛乳頭を破壊します。効果が高く、少ない回数で長期的な脱毛効果が期待できます。毛根の機能を確実に止めたい方におすすめですが、痛みや費用の面ではややハードルが高めです。

光脱毛(IPL脱毛)の特徴

黒いメラニンに反応する光を使い、毛根に熱を届けてダメージを与える方法です。医療脱毛に比べてパワーがマイルドで、肌への刺激が少ないのが魅力です。ただし、医療脱毛ほどではありませんが、痛みは生じます。

SHR脱毛などの蓄熱式

毛の黒い色ではなく、バルジ領域(毛の発育を司る細胞の一種)をターゲットにした新しいタイプの脱毛です。低温でじわじわと熱を与えるため、痛みが少なく産毛にも効果が期待できます。

脱毛で毛根にダメージを与えると、肌にも影響がある?

「毛根にダメージを与える=肌にも負担がかかるのでは?」と心配する方もいるかもしれません。確かに、過剰な熱や摩擦は肌トラブルを招くこともあります。しかし、適切な出力・方法で行えば、脱毛は安全に毛根だけに作用する仕組みになっています。

脱毛後は毛穴が一時的に赤くなったり、乾燥したりすることがありますが、正しいケアをすれば回復も早く、肌トラブルも最小限に抑えられます。

【脱毛後のスキンケアのポイント】

・保湿をしっかり行う
・紫外線対策を徹底する
・施術当日は湯船に浸からずシャワーのみにする
・摩擦の少ない衣類を選ぶ

毛根をターゲットにする脱毛だからこそ、肌全体のコンディションも意識したケアが大切です。

脱毛と保湿の関係はこちらの記事をチェック♩

毛根の働きを知ってあなたにぴったりの脱毛を選ぼう

毛根は、毛を育てる中枢のような存在です。脱毛ではこの毛根に熱ダメージを与えることで毛の再生機能を抑えていきます。脱毛の種類によって毛根へのアプローチや効果の持続性は異なるため、自分の目的や肌質に合った方法を選ぶことが大切です。

ラココでは、毛根の発毛指令に関わるバルジ領域をターゲットにした最新の脱毛方式を採用しています。
痛みが少なく、産毛や敏感肌にも対応できるのが特徴です。毛根への優しいアプローチで、肌に負担をかけずにツルスベ肌を目指したい方は、ぜひラココの無料カウンセリングを体験してみてください。