LACOCO COLUMN

脱毛
2025.9.22
レーザー脱毛の仕組みとは?毛が抜ける理由と痛みや回数、副作用の疑問にお答えします!

レーザーで脱毛できるのは知っているけど、仕組みは意外と知られていません。痛みや通う頻度、副作用も気になりますよね。
そこで、この記事ではレーザー脱毛のメカニズムを丁寧に解説。専門的な内容も噛み砕いて説明するので、毛が生えなくなる仕組みを理解して、安心して脱毛にチャレンジしてください。

どうして毛が抜けるの?まずはレーザー脱毛の仕組みを知ろう

レーザー脱毛とは、レーザー光を毛の黒い色素(メラニン)に反応させ、その熱で毛を生やす組織を破壊する脱毛方法のこと。

レーザーは毛のメラニン色素に吸収され、熱エネルギーに。この熱が毛根や毛包、さらには「バルジ領域」と呼ばれる毛の再生に関わる部分にも伝わって、毛をつくる細胞(毛乳頭や毛母細胞など)にダメージを与えることで、新しい毛が生えにくくなります。

たとえば、ムダ毛にレーザーを照射すると、毛の黒い部分がレーザーの光を吸収し、一気に高温に。すると、毛を生やす組織が弱まり、1〜2週間ほどで毛が自然に抜け落ちてきます。これを繰り返すことで、だんだん毛が生えにくくなっていくというわけです。

施術してすぐに抜けるわけではありませんが、しばらくすると「あれ、気づいたら抜けてる!」という感じ。レーザー脱毛なら、長期間にわたって毛が生えてこない「永久脱毛」の効果も期待できます。

レーザー脱毛は痛い?痛みを感じる理由

「レーザー脱毛は痛い」と耳にしたことがある方も多いのでは?痛みを感じる原因は、レーザーが毛根に与える熱。照射した瞬間、毛穴の中で発生した高熱が周囲の皮膚や神経を刺激するため、ゴムで弾かれたようなパチンとした痛みを感じることがあります。

とくに毛が太く濃いところ(ワキやVIOなど)は熱エネルギーが強く、痛みを感じやすい部分。逆に、産毛のような細い毛ほど比較的痛みが少ない傾向です。

多くのクリニックでは冷却装置で肌を冷やしながら照射したり、希望に応じて麻酔クリームを使用したりして負担を軽減できます。痛みの感じ方には個人差がありますが、我慢できないほどではない場合がほとんどですよ。

レーザー脱毛に何回も通うのはなぜ?毛周期の仕組みと効果の関係

レーザー脱毛は1回の施術ですべての毛が抜けて終わり…とはいきません。なぜ複数回の施術が必要なのか、その理由は毛の生え変わるサイクル(毛周期)にあります。

毛には「成長期」「退行期」「休止期」があり、それぞれの毛がバラバラのタイミングで3つの周期を繰り返しています。

このうち、レーザーが最も効果を発揮するのは、毛にメラニン色素がたくさん含まれていて毛根としっかりつながっている「成長期」の毛だけ。「休止期」など成長が止まっている毛にはレーザーの熱が十分伝わらず、毛を作る組織を破壊できません。

そのため、一度の照射で脱毛できるのは全体の毛のうち約20%程度。残りの毛が成長期になるのを待って順番に照射する必要があるため、施術は5回以上繰り返すのが一般的です。毛量や毛質によってはさらに多くの回数が必要な場合もありますよ。

また、施術と施術の間隔は通常1〜2ヶ月程度あけ、毛周期に合わせて通うことで効果的に脱毛が進みます。このように毛周期に沿って計画的に照射を重ねることで、ムダ毛のないツルツル肌へと近づけるんです。

レーザー脱毛に副作用はある?起こりうる肌トラブルと原因

医療レーザー脱毛は安全性の高い施術ですが、副作用や肌トラブルが起こる場合も。

代表的なのは、肌の赤みやほてり。これはレーザー照射時の熱による一時的な炎症反応です。施術直後、軽い日焼けのようなほてりを感じたり、毛穴周りがポツポツと赤くなったりすることがあります。

しかし、多くの場合は、冷却や保湿ケアを行えば数日で治まりますから安心してくださいね。

ごく稀に、火傷(やけど)や毛嚢炎(もうのうえん)が生じることも。火傷は肌のメラニンにも熱が吸収されてしまったときに起こります。また、毛嚢炎は照射によって一時的に毛穴のバリア機能が低下し、そこに雑菌が入り込むことでできるニキビのようなブツブツのこと。

ただし、どちらも適切な照射設定やアフターケアで防げるケースがほとんど。万一トラブルが起きても薬の処方やケアを受けられるので安心ですね。

また、ごく稀に「硬毛化」といって、十分に破壊しきれなかった毛が逆に太く成長してしまう現象があります。でも、これも適切に対処できますので、過度に心配する必要はありませんよ。

肌質や毛質によるレーザー脱毛効果の違い

レーザー脱毛の効果には、個人の肌質や毛質も大きく関係します。

脱毛効果が高いのは色白さんと色黒さんのどっち?

肌質(肌の色や状態)については、色白の肌の方のほうがレーザーのエネルギーを毛に集中させやすく効果を得やすい傾向です。

一方、肌が日焼けしていたり地黒だったりする場合は、肌表面のメラニン色素にもレーザーが反応しやすくなりがち。火傷しないよう、出力を抑える必要があります。

そのため、効果を実感するまでに回数が多く必要になることがあるようです。

ただし、最近は褐色肌や敏感肌でも対応しやすいレーザー機種も登場。自分の肌質に合った方法で施術してもらえますよ。

脱毛効果が出やすいのは濃い毛?それとも薄い毛?

毛質(毛の太さや色)も重要なポイントです。

太くて濃い毛は、レーザーの標的となるメラニン量が多いのが特徴。そのため熱が伝わりやすく、比較的少ない回数でも効果が出やすい傾向です。

一方、産毛のような細い毛や色素の薄い毛は熱エネルギーが伝わりにくいと言われています。そのため、効果を感じるまでに時間がかかったり回数が増えたりすることも。

また、レーザー脱毛はメラニンに反応する仕組みなので、メラニンがほとんど無い金髪や白髪にレーザーは反応しません。

脱毛を始めるタイミングとしては、「毛が黒いうち」「太くて濃い毛が目立つ時期」がベストと言えるでしょう。

レーザー脱毛機の種類ごとの仕組みと効果の違い

レーザー脱毛機の種類ごとの仕組みについても押さえておきましょう。

ポイントは光の波長(光がもつ波の長さ)です。この数字が小さいほど皮膚の浅い部分に届き、メラニン色素への反応が強くなると覚えてください。

レーザー脱毛機には、主に以下の3種類があります。

アレキサンドライトレーザー

日本人の肌質に合いやすく、太くて濃い毛に効果的。美肌効果も期待できますが、日焼けした肌には不向きです。産毛や深い毛根にはやや効果が劣る傾向あり。光の波長は「755nm」。

ダイオードレーザー

幅広い毛質や肌質に対応しやすい、バランス型のレーザー。産毛にも効果が高いとされ、痛みが少ないのが特徴です。光の波長は「800〜940nm」。

ヤグレーザー(Nd:YAG)

波長が長いため、肌の深いところまで届きます。色黒肌やVIOなど太く濃い毛にも対応できますが、痛みがやや強め。光の波長は「1064nm」です。

また、照射の仕組みにも違いがあります。

熱破壊式

瞬間的に高いエネルギーで毛根を破壊します。効果は高いのですが、痛みが出やすいのがデメリット。

蓄熱式

低出力のレーザーをじんわり連続照射して「バルジ領域」を破壊。痛みは少ないのですが、効果が出るまで時間がかかる場合も。

肌質・毛質・部位に応じて、どのレーザーが適しているかが異なります。カウンセリングで提案を受けるのがよいでしょう。

仕組みを理解し、自分にぴったりな脱毛法を見つけてムダ毛の悩みを解決しよう!

レーザー脱毛は、メラニン色素に反応する光エネルギーを活用して毛根を破壊する、理にかなった仕組みです。痛み・回数・副作用などへの不安も、「なぜそうなるのか?」を知ることで、安心して脱毛に向き合えますよ。

一方、ラココでは、SHR方式(Super Hair Removal)を採用しています。これは、レーザー脱毛機と違って、毛をつくる組織全体に光を照射し、毛の成長を抑制する仕組み。

「痛みや熱さを感じにくい」「施術時間が短い」「日焼け肌や産毛にも対応可能」などのメリットがあり、近年人気を集めています。無料カウンセリングも随時受け付けているので、気になる方はぜひご相談ください。

それぞれの仕組みや違いを知って、自分に合った脱毛法を見つけてくださいね。