「出力がつおいと痛みも強いのでは?」
医療脱毛やサロン脱毛を検討するとき、よく耳にする「出力」という言葉。でも実際には、出力が何を意味していて、自分にとってどれくらいが適切なのかは分かりづらいものですよね。
そこで今回は、脱毛における出力の基本から効果や痛み・リスクとの関係までを徹底解説。さらに、出力を高くしなくても脱毛効果を実感するポイントも合わせてご紹介します。
INDEX
そもそも脱毛の出力ってなに?

そもそも脱毛の出力とはどういったものなのでしょうか。
ここでは、脱毛における出力の基本について解説していきます。まずは出力について知っていきましょう。
出力とは光やレーザーのパワー(エネルギー量)のこと
脱毛における「出力」とは、脱毛マシンから照射される光やレーザーのエネルギーの強さのことを指します。
光やレーザーは毛の黒いメラニン色素に反応して熱を発生させ、その熱が毛根にダメージを与えることで毛の再生力を弱めます。出力が高いほど毛根への影響も強くなりますが、肌への刺激も大きくなるため注意が必要です。
出力は高ければ高いほど毛根を破壊する力が強くなる
脱毛に使われる光やレーザーの出力が高いと、その分だけ強い熱エネルギーが毛根に届きます。その結果、毛の成長をつかさどる毛母細胞や毛乳頭にしっかりダメージを与えることができて毛が生えにくくなります。
とくに濃く太い毛には高出力の照射が効果的ですが、肌への負担も増すので赤みやヒリつきなどの肌トラブルが起こることも。自分の肌質や痛みの感じ方に合わせた出力調整が大切です。
医療脱毛とサロン脱毛では出力に差がある
医療脱毛とサロン脱毛の大きな違いは「使用できる出力の強さ」にあります。
医療脱毛は高出力のレーザー機器を使えるため、毛根へのダメージが大きくて少ない回数で高い脱毛効果が得られます。
一方サロン脱毛は安全性を重視した低出力の光脱毛機器が使われるため、効果を実感するまでに時間はかかります。しかし低出力の分、痛みや刺激が少なくて肌にやさしいのが特徴です。
出力と脱毛効果の関係とは?

脱毛効果と出力は、密接に関係しています。ここでは出力と脱毛効果の関係について詳しく解説しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
出力が高いほど脱毛効果がでやすい
出力が高いほど強い熱が毛根に届くので毛を作る組織にダメージを与えやすく、少ない回数で脱毛効果を実感しやすくなります。
とくに濃く太い毛や毛量が多い部分には高出力が有効で、スピーディーに脱毛を進めたい人に向いています。ただし出力が高いほど痛みや肌への負担も大きくなるため、施術者と相談しながら適切なレベルで進めることが重要。
低出力でも回数を重ねれば脱毛効果はでる
低出力でも回数を重ねれば毛根に繰り返しダメージを与えられ、徐々に毛が細く少なくなって脱毛効果を実感できます。
肌が敏感な方や痛みに弱い方は、低出力のほうが負担が少なく安心です。サロン脱毛ではこの方式が主流で、やや時間はかかりますが安全性を重視しながら確実に脱毛効果を目指すことができるでしょう。
医療脱毛とサロン脱毛の出力の違い
医療脱毛は医師の管理のもとで出力の調整ができるため、高出力のレーザー機器を使用できます。一方サロン脱毛は医療機関ではないため、低出力の機器を使用しています。
1回あたりの効果は出力の高い医療脱毛のほうが実感しやすいですが、痛みや肌への負担が少ないのは低出力のサロン脱毛です。
脱毛の出力って上げてもらえるの?

施術中に「もっと効果を高めたい!」と思ったとき、出力を上げられるかどうかは気になりますよね。
基本的に出力の調整は可能ですが、肌の状態や施術回数、毛質などを見ながらプロが判断して行うものです。急に高出力にすると、痛みや肌トラブルのリスクが高まるので慎重な対応が必要。
また、施術者に希望を伝えることは大切ですが「高い出力=必ず効果が高い」というわけではありません。無理に上げるのではなく、自分の肌に合った出力で安全に脱毛を続けることが長い目で見て最も効果的です。
脱毛の出力が高すぎることで起こるリスク

脱毛の出力が高すぎると、以下のようなリスクが起こることがあります。肌の安全を守るためにも、無理のない範囲で適切な出力を選ぶことが大切です。
肌へのダメージが強くなる
出力が高すぎると、毛根へのダメージだけでなく周囲の皮膚にも強い熱が伝わってしまいます。その結果、赤みや火傷、色素沈着といった肌トラブルを引き起こすことも。
とくに、日焼け後や乾燥している肌はリスクが高くなるので注意が必要です。肌質に合わない高出力で無理に施術を続けるとトラブルの原因になるだけでなく、脱毛効果も不安定になります。安全かつ効果的に脱毛を進めるためには、肌の状態に合わせた出力調整がとても大切です。
施術時の痛みが強くなる
脱毛の出力が高いほど、照射時に強い痛みを感じやすくなります。とくにVIOやワキなど毛が太く密集している部位では「ゴムで弾かれたような痛み」が出やすいです。
痛みが強すぎると、施術を継続するのが面倒になって途中で通うのをやめてしまう人も。無理のない範囲での出力調整が、快適に脱毛を続けるポイントです。
出力だけがすべてじゃない!脱毛効果を高める方法

脱毛効果を高めるには、出力だけがすべてではありません。以下のような方法を意識して行うことで脱毛効果はアップできます。
【脱毛効果を高める方法】
・毛周期に合わせて脱毛に通う
・シェービングを丁寧に行う
・アフターケアをしっかり行う
脱毛効果を高めたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
毛周期に合わせて脱毛に通う
脱毛は、毛が成長している「成長期」に照射することで最大の効果を発揮します。そのため、毛周期に合わせて定期的に通うことがとても重要です。
たとえ高出力であっても、毛が抜けるタイミングを逃してしまえば脱毛効果は半減します。一般的に施術間隔は医療脱毛で1〜2ヶ月、サロン脱毛で2〜3ヶ月に1回が目安です。
毛周期に合わせて通い続けることで効率よく脱毛効果を得られ、結果的に回数やコストを抑えることにもつながります。
シェービングを丁寧に行う
脱毛前に丁寧なシェービングを行うと、照射エネルギーが毛の表面ではなく毛根に集中しやすくなって効果を高めることができます。
剃り残しがあると、その部分にエネルギーが分散して火傷や赤みの原因になることも。とくに医療脱毛では剃り残しがあると追加料金が発生する場合もあるので注意が必要です。
ちなみにシェービングは肌に優しい電動シェーバーを使い、前日までに行っておくのが理想。正しい処理で安全な脱毛を目指しましょう。
アフターケアをしっかり行う
脱毛後の肌は熱を受けて敏感な状態になっているため、しっかりとアフターケアを行うことが脱毛効果を高めるカギとなります。
保湿ケアを怠ると肌のバリア機能が低下して乾燥や炎症を引き起こしやすくなり、次回の施術でトラブルの原因になることも。肌を健やかに保つことで、出力を上げすぎなくても十分な脱毛効果が期待できます。
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高いだけじゃダメ!自分にあった出力で脱毛をしてツルすべ肌をゲットしよう!

脱毛の出力は高ければ効果が出やすい一方で、肌への負担や痛みのリスクも高まります。大切なのは「自分の肌質や毛質、痛みの感じ方に合った出力」で脱毛を続けること。
無理なく通えるペースで施術を重ねることで、安全かつ確実にツルすべ肌を目指せます。また出力だけに頼らず、毛周期に合わせた通い方や丁寧なアフターケアも脱毛の効果を高めるカギです。
出力が高いだけじゃなく自分に合った方法で脱毛をして、理想のツルすべ素肌を手に入れましょう。
