実際に敏感肌の人は、成分や素材によって刺激を感じてしまうことも少なくありません。しかし自分に合ったシートマスクを選べば、やさしく肌をいたわりながらスキンケアを楽しむことだってできますよ。
今回は、敏感肌の方が後悔しないためのシートマスクの選び方や使い方をご紹介します。シートマスクを使ってみたいと思っている敏感肌の方は、ぜひご覧ください。
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敏感肌にシートマスクは向いているの?

シートマスクは肌のうるおい補給に優れたアイテムですが、敏感肌にとっては刺激の原因になることもあります。しかし以下のポイントを押さえて使い方を守れば、やさしく肌を整える心強い味方にもなるでしょう。
メリットと注意点を比較してみよう
シートマスクの最大のメリットは、保湿成分を集中的に届けてくれること。乾燥によるバリア機能の低下が気になる敏感肌には嬉しい効果です。
一方で、刺激になりやすい成分や密着性の高いシート素材が肌トラブルを引き起こす場合も。香料やアルコール、防腐剤などが含まれていると赤みやかゆみの原因になることもあるため要注意です。
メリットを活かすには、自分の肌と相性のよい成分・素材を見極めることが大切になります。
シートマスクを避けるべきタイミング
敏感肌の方は、肌のコンディションが不安定なときにはシートマスクを控えることが大切です。
【シートマスクを避けるべきタイミング】
・肌に赤みが出ている
・かゆみを強く感じている
・乾燥で皮がむけている
・花粉の季節
・体調不良のとき
肌に赤みが出ている、かゆみが強い、乾燥で皮がむけているときは、成分が刺激になりやすく逆効果になってしまうことも。また、花粉の季節や体調不良時も肌が過敏になりがちです。そんなときは、無理にシートマスクを使わずに肌をやさしく休ませることを優先しましょう。
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敏感肌でも使いやすいシートマスクの選び方

敏感肌の方は、成分や素材にこだわって選ぶことで安心してシートマスクを楽しむことができます。以下では敏感肌でも使いやすいシートマスクを選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
成分表示をよくチェックして選ぶ
敏感肌の方のシートマスク選びでまず注目したいのは、成分表示です。
アルコール(エタノール)、香料、着色料、防腐剤(パラベン)などは、刺激となることがあるので避けるのがベター。反対に「ヒアルロン酸・セラミド・アロエベラ」など保湿効果の高い天然成分が中心のものを選ぶとよいでしょう。
また「敏感肌用」や「低刺激性」などの表示がある製品も、安心材料のひとつになります。
素材やシートの質もチェックして選ぶ
敏感肌の方のシートマスク選びには、シートの素材や質も重要です。コットンやテンセルなどのやわらかくて通気性のある天然素材のものは、摩擦が少ないので敏感肌にもおすすめ。
また極端に密着力が高いシートは、はがすときに刺激になることがあるので注意が必要です。
美容液がたっぷりのほうがいいと思いがちですが、美容液の量が多すぎると肌に負担がかかることがあります。そのため、敏感肌の方はシートマスクに含まれる美容液が適度な量であるかも確認しましょう。
敏感肌におすすめのシートマスクの使用頻度と使い方

肌にやさしい使い方を心がけることで、シートマスクのメリットをしっかりと感じることができます。そのため、以下の使用頻度と使い方をチェックしてからシートマスクを使うようにしましょう。
敏感肌に毎日はNG?無理のない頻度とは
敏感肌の方がシートマスクを毎日使うのは、逆に肌への負担となることがあります。そのため週に1〜2回程度から始め、肌の様子を見ながら頻度を調整しましょう。
肌の調子がよいときに取り入れることで、トラブルのリスクを減らしながら保湿ケアを行えます。季節や肌状態に応じて臨機応変に使うことで、敏感肌でもシートマスクのメリットを感じられることができるでしょう。
敏感肌は使用時間とステップを守ることが大切
敏感肌の方は、メーカーが推奨するシートマスクの使用時間を守ることも重要です。
長くのせたほうがいいと思い、シートマスクが乾くまでのせてしまう方もいますよね。しかしシートマスクを長くのせすぎると、かえって肌の水分が奪われてしまって「逆効果」になることも。
肌にのせるときは5〜10分程度を目安にし、説明書に書かれている時間を超えないようにしましょう。使用後は肌に残った美容液を軽くなじませ、そのあとに乳液やクリームでうるおいを閉じ込めるのがポイントです。
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使う前にチェック!肌のコンディションの見極め方

その日の肌の状態を見極めてから使うことが、シートマスクでのトラブルを防ぐポイントです。そのため、以下のポイントを押さえておきましょう。
こんなときはシートマスクは控えよう
肌に赤みやかゆみ、ピリつきがあるときはシートマスクの使用は避けましょう。とくに、季節の変わり目や睡眠不足、生理前などは肌が敏感になりやすいため注意が必要です。
敏感肌で肌の調子が不安定なときは、無理にスペシャルケアをするのはNG!
できるだけ刺激の少ない化粧品を使い、やさしく保湿する基本のスキンケアにとどめるのがおすすめです。
パッチテストを習慣にする
敏感肌の方は、新しいシートマスクを使うときは必ずパッチテストを行いましょう。
使用前日に、腕の内側など目立たない場所にシートマスクの美容液を少量を塗って24時間様子を見ます。24時間を過ぎても赤みやかゆみ、湿疹が出なければ顔にも使用できる可能性が高いです。
パッチテストはひと手間かかりますが、この予防策が敏感肌にとっては大きな安心につながります。
どうしても合わないと感じたら…代わりの保湿ケア方法とは?

どんなに慎重にシートマスクを選んでも、肌に合わないと感じることはあるかもしれません。そんなときは、無理せず以下のような別の方法で肌をいたわりましょう。
敏感肌にもやさしいシートマスクの代替えアイテム
クリームタイプの保湿パックや、敏感肌用のジェル美容液などはシートマスクよりも刺激が少ない場合があります。また、ワセリンやセラミド配合の乳液を使ったシンプルな保湿ケアもおすすめです。
カットコットンを使ったコットンパックも、精製水や低刺激化粧水を使用すれば肌にやさしくうるおいを与えることができますよ。
皮膚科医に相談するのも◎
もし、どんなアイテムを使っても肌トラブルが起こるようなら、一度皮膚科で診てもらうことをおすすめします。
専門医のアドバイスを受けることで、原因が明確になったり、自分の肌に合った成分や製品がわかったりすることもあります。敏感肌の方は市販アイテムに頼りすぎず、医療の力も上手に取り入れましょう。
敏感肌の人は自分の肌状態にあったシートマスクを選んでうるおい肌を手に入れよう♪

シートマスクは敏感肌にとっても正しく選んで使えば、うるおいとリラックスを届けてくれる心強いスキンケアアイテムです。大切なのは、自分の肌と丁寧に向き合いながら肌状態や成分をしっかり確認して使うこと。
無理をせず、その日の肌の声に耳を傾けることが敏感肌との上手な付き合い方です。焦らずゆっくり、自分にぴったりのシートマスクを見つけていきましょう。
