LACOCO COLUMN

ダイエット
2025.8.27
ダイエットに効果的なお茶とは?脂肪燃焼や便通改善をサポートするお茶8選と正しい飲み方

お茶はカロリーがほとんどないものが多く、飲んでも脂肪が増えることは概ねありません。また、ダイエットに効果的な成分を含んでいるお茶あるので、ダイエット中におすすめな飲み物といえます。

そこで本記事では、ダイエットに効果的なお茶の種類や正しい飲み方について解説します。

お茶を飲むだけで痩せるのは難しい

お茶を飲むだけで痩せるのは難しいですが、脂肪燃焼や代謝アップなど、ダイエットを助ける成分が含まれています。そのため、軽い運動や食事管理とあわせて取り入れることで、より高い効果が期待できます。

あくまでもお茶は「痩せるための補助的な存在」として活用するのがおすすめです。また、お茶によって期待できる効果はさまざまなので、自分の悩みに合った成分を含むお茶を選ぶとよいでしょう。

さらに、胃腸が弱い方やカフェインに敏感な方は、体質に合った種類を選ぶことも重要です。まずは、自分の悩みや体調を整理してから、適したお茶を見つけてみてください。

ダイエットに効果的なお茶の種類と成分

ダイエットに効果的なお茶の種類と成分について詳しく解説します。代表的なお茶の種類と成分は以下の8つです。

・緑茶|茶カテキンで脂肪燃焼をサポート
・ルイボスティー|カリウムでむくみ対策に
・プーアール茶|重合ポリフェノールで脂肪吸収抑制
・杜仲茶|ゲニポシド酸で代謝促進
・烏龍茶、黒烏龍茶|ポリフェノールで脂肪の吸収抑制
・黒豆茶|サポニンで脂肪の蓄積を抑制
・ごぼう茶|糖の吸収を抑制
・ジャスミンティー|脂肪の燃焼を促進

緑茶|茶カテキンで脂肪燃焼をサポート

緑茶に含まれる「茶カテキン」には、脂肪の吸収を抑える作用があり、体脂肪の低下をサポートするとされています。特に効果が期待できるのが「ガレート型カテキン」です。

最近では、この成分を強化した「濃いお茶」タイプのペットボトル飲料も販売されており、コンビニや自販機で手軽に手に入ります。内臓脂肪が気になる方や、まずは気軽にお茶習慣を始めたい人におすすめです。

ルイボスティー|カリウムでむくみ対策に

ルイボスティーは、花粉症などにも効果があることで、最近注目されているお茶です。ナトリウムを体の外に排出する作用のあるカリウムが含まれているため、取り過ぎた塩分を調整し、むくみを解消する効果が期待できます。むくみが気になる人にとくにおすすめです。

また、抗酸化作用のある成分が含まれているため、アンチエイジングにも効果的です。ノンカフェインなので、妊娠中の方や夜に飲みたい人にもぴったりです。

プーアール茶|重合ポリフェノールで脂肪吸収抑制

プーアル茶は、緑茶を黒麹菌で発酵させたお茶です。発酵によって生まれる「重合型ポリフェノール」が脂肪の吸収を抑える働きを持つとされ、脂っこい食事が多い方や脂肪太りが気になる方におすすめです。

さらに、便秘解消やデトックス、冷え性対策などにも効果が期待できるほか、鉄分やビタミンB2も含まれるため、栄養バランスが気になる人にも適しています。ただし、空腹時に飲むと刺激が強いことがあるため、食事と一緒に摂るのが安心です。

杜仲茶|ゲニポシド酸で代謝促進

杜仲茶に含まれる「ゲニポシド酸」には、血管を広げて血流を促す働きがあるため、代謝アップの効果が期待できます。また、内臓脂肪や血中脂質の蓄積を抑制する効果も見込めるでしょう。

さらに、体内の余分な水分や塩分の排出を助けるため、むくみ対策にもおすすめです。やや苦味があるため好みが分かれることもありますが、代謝・脂肪・むくみなど幅広い悩みに対応できるお茶です。

烏龍茶・黒烏龍茶|ポリフェノールで脂肪の吸収抑制

烏龍茶に含まれるポリフェノールには、食事中の脂肪の吸収を抑える働きがあるため、脂っこい食事が多い人や脂肪太りが気になる人におすすめです。

なかでも黒烏龍茶は、「烏龍茶重合ポリフェノール」を豊富に含んでおり、より高いダイエット効果が期待できます。最近では、コンビニなどでも手軽に購入できます。

ただし、黒烏龍茶は苦味が強めなので、味が気になる方は注意が必要です。胃腸が弱い人は、食事と一緒に飲むようにしましょう。

黒豆茶|サポニンで脂肪の蓄積を抑制

黒豆茶に含まれる「サポニン」には、糖と脂肪が結びつくのを防ぎ、余分な脂肪の蓄積を抑える働きがあります。さらに、脂肪燃焼の促進も期待できるため、肥満対策にもおすすめです。

味は黒豆の自然な甘みがあり、苦味も少ないので飲みやすいのが特徴。脂肪太りが気になるけれど、味にもこだわりたい方にぴったりです。

ごぼう茶|糖の吸収を抑制

ごぼう茶に含まれる「イヌリン」には、糖の吸収を抑えて血糖値の上昇を緩やかにする働きや、コレステロールの排出を促す効果が期待できます。

さらに、豊富な食物繊維が便秘解消や食べ過ぎ防止にも役立つため、ダイエットのサポートに最適です。香ばしい風味で飲みやすいですが、好みによってはややクセを感じることもあります。

ジャスミンティー|脂肪の燃焼を促進

ジャスミンティーは、茶葉にジャスミンの花で香りづけしたフレーバーティーですが、その甘い香り成分には脂肪燃焼を助ける効果が期待できます。

リラックス効果もあり、ストレスによる食欲増加を防ぐのにも役立つので、ダイエット中の気分転換や、ストレスを感じやすい方におすすめです。

ダイエットをサポートするお茶の飲み方

ダイエットにお茶を取り入れる場合のより効果的な飲み方について紹介します。具体的には以下の3つです。

・カフェインの取り過ぎに注意
・温かいお茶で代謝を高める
・継続が鍵!「ながら習慣」に組み込む

カフェインの取り過ぎに注意

カフェインには代謝を高める作用があり、適量であればダイエットのサポートになります。

ただし、摂りすぎると眠れなくなったり、胃腸に負担をかけてしまったりすることも。

健康な成人の1日あたりの目安は400mg以下で、緑茶であれば約5杯(1ℓ程度)が目安です。特に妊娠中や授乳中の方は、カフェインの摂取をできるだけ控えるようにしましょう。

また、就寝前は緑茶・烏龍茶・ジャスミンティーなど、カフェインを含むお茶は避け、ルイボスティー・杜仲茶・黒豆茶・ごぼう茶など、ノンカフェインのお茶がおすすめです。

温かいお茶で代謝を高める

体を内側から温めることは、基礎代謝の向上につながります。ダイエット中にお茶を飲む際は、なるべく温かい状態で飲むのがおすすめです。

一方で、冷たいお茶を飲みすぎると胃腸が冷えて働きが鈍くなったり、体の冷えを招いたりすることがあります。冷えは代謝の低下にもつながるため、ダイエットには逆効果になることも。

ダイエット効果を期待するなら、なるべく温めたお茶を飲むのがおすすめです。

継続が鍵!「ながら習慣」に組み込む

お茶のダイエットサポート効果をしっかり得るには、継続して飲み続けることが何より大切です。毎日の飲み物をお茶に置き換えるだけでも、無理なく続けられます。

たとえば、食事中・間食時・運動後など、日常のさまざまなタイミングに「ながら」で飲むだけでOK。自分のライフスタイルに合った方法で、お茶習慣を続けてみてください。

お茶習慣で、無理のないダイエットを

お茶は毎日の生活に取り入れやすく、誰でも始めやすいダイエットサポートアイテムです。

飲むだけで劇的に痩せるわけではありませんが、運動や食事管理と組み合わせることで、ダイエットの効果をより高められます。

本記事で紹介した8種類のお茶を参考に、自分の悩みや体質に合った一杯を見つけてみてください。無理なく続けられる「お茶習慣」で、健やかなダイエットを目指しましょう。