LACOCO COLUMN

メイク
2025.8.7
化粧崩れでファンデがうろこみたいに!原因と対策、リカバリー方法を解説

朝きれいに仕上げたメイクが、気づけばファンデーションがポロポロとはがれて「うろこ」みたいに…。そんな「うろこ状の化粧崩れ」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

うろこみたいに化粧崩れをしていると、鏡を見るたびに落ち込んでしまいますよね。そこで今回は「うろこ状化粧崩れ」の原因と予防法、さらに崩れてしまったときのリカバリー方法までを丁寧にご紹介します。

ぜひ、つるんとした肌をキープして自信のもてるメイクを手に入れましょう。

そもそも「うろこ状の化粧崩れ」とは?

「うろこ状の化粧崩れ」とは、ファンデーションが肌の表面でムラになってポロポロとはがれたり、めくれたりしている状態のこと。

粉吹きや皮むけのような見た目で、まるで魚のうろこのように見えることからこの名前がついています。とくに頬や小鼻まわり、口元などの動きが多くて乾燥しやすい部分に起こりやすいのが特徴です。

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うろこ状にお化粧が崩れる4つの原因

うろこ状の化粧崩れは、主に以下のような4つの原因で起こります。

【うろこ状に化粧崩れする原因4つ】

・スキンケア不足
・ベースメイクの順番や相性ミス
・下地やファンデの選び方があっていない
・スポンジやブラシの使い方や厚塗り

それぞれの原因を詳しくみていきましょう。

原因①スキンケア不足

うろこ状に崩れる大きな原因のひとつが、スキンケア不足による肌の乾燥です。

スキンケアが十分でないと肌の表面が乾いてメイクが密着せず、ポロポロとめくれやすくなります。

朝、時間がなくて化粧水だけで終わっていたり、乳液やクリームを飛ばしてしまう人は要注意。乾いた肌に直接ファンデーションを重ねてもなじまずに浮いてしまうので、うろこ状の崩れを防ぐにはメイク前の保湿が大切です。

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原因②ベースメイクの順番や相性ミス

ファンデーションをきれいに仕上げるには、ベースメイクの順番や使うアイテム同士の相性もとても大切です。たとえば油分の多い下地のあとに、水分ベースのファンデーションを使うとなじまずにヨレてしまうことがあります。

また、化粧下地を飛ばしていきなりファンデを塗るのもNG。土台が整っていないと、どんなに良いファンデを使っても崩れやすくなります。順番・質感のバランスを意識することで、崩れにくいベースが作れますよ。

原因③下地やファンデの選び方があっていない

肌質に合わない下地やファンデを使っていると、うろこ状に崩れやすくなります。たとえば乾燥肌の人がマットタイプのファンデを使うと、時間がたつにつれて肌がカサカサに見えてしまうことも。

一方オイリー肌の方がしっとり系のファンデを使うと、余分な油分でメイクがヨレてしまいます。

原因④スポンジやブラシの使い方NGや厚塗り

ファンデーションの塗り方も崩れの原因のひとつです。たとえば、ファンデを一度に厚く塗ってしまうと、時間がたったときに割れたり、めくれたりしやすくなります。

さらにスポンジやブラシをこすりすぎると、肌の上でムラができやすくなって仕上がりがうろこ状になることも。

脱うろこ崩れ!基本のスキンケア

うろこ状の崩れを防ぐには、メイク前の肌作りが何よりも大切。そこでここでは、うろこ状の化粧崩れをスキンケアで予防する方法と対策についてご紹介します。

保湿ケアを丁寧にしっかりする

朝のスキンケアは「与える→閉じ込める」が基本です。化粧水でたっぷり水分を与えたら、乳液やクリームでしっかりフタをして潤いを逃がさないようにしましょう。

肌がしっとりやわらかく整っていれば、ファンデーションもムラなくなじんでうろこ状の崩れを防げます。とくに目元や口元は乾燥しやすいので、丁寧なケアを心がけてくださいね。

メイクはスキンケアが終わった5分後からはじめる

スキンケア後すぐにメイクを始めてしまうと、肌表面がまだぬれているのでメイクが浮いてしまう原因に。

化粧水や乳液が肌になじみ、しっかり浸透するまで5分ほど時間をおくのが理想的です。そうすれば肌とメイクの密着感がアップして、仕上がりもぐっと安定します。

週1〜2回の角質ケアで肌を整える

古い角質が肌表面にたまっていると、どんなに保湿しても化粧ノリが悪く、ムラになりやすくなります。週に1〜2回、角質ケアとしてスクラブや拭き取り化粧水など使って肌を整えてあげましょう。

ただし、やりすぎは逆効果なので注意。やさしく丁寧に、肌のごわつきだけを取り除くようにするのがポイントです。

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うろこ状化粧崩れを防ぐ鉄板ベースメイク

ベースメイクのやり方次第で、うろこ崩れの有無が決まるといってもOK。以下でご紹介する、肌に合ったアイテムと正しいテクニックで崩れにくいベースを作りましょう。

肌タイプ別に下地を変える

肌タイプに合った下地を使うことで、うろこ状の化粧崩れを防ぐことができます。

乾燥肌:保湿力のあるタイプ
脂性肌:皮脂吸着効果があるタイプ
混合肌:Tゾーンは皮脂コントロール系・Uゾーンは保湿系で使い分け

自分の肌にぴったり合った下地を選ぶことで、メイクの密着感がぐっと高まってうろこ状の崩れを防げるのです。

ファンデーションは「薄く均一に」が鉄則

ファンデーションはつけすぎず、薄く伸ばすことが大切です。厚塗りすればするほど崩れやすく、うろこ状になるリスクが高まります。

全体に薄くなじませてから、気になる部分だけコンシーラーやファンデを少量重ねるのがポイント。

保湿とカバーのバランスがいいファンデを使う

保湿力が高く、それでいてカバー力もあるファンデを選ぶと、肌の乾燥を防ぎながらしっかりメイクができます。パウダーファンデよりも、リキッドやクッションファンデのほうが肌への密着度も高くおすすめです。

仕上げはミストでメイクを密着させる

仕上げにフィックスミストを使って、メイクを密着させましょう。

フィックスミストとはメイク崩れ防止ミストのことで、使うとメイクが肌に密着しやすくなって乾燥や皮脂による崩れを軽減します。ミストは、顔から20〜30cm離してふんわりとかけるのがポイントですよ。

化粧崩れしにくいおすすめツール&塗り方のコツ

どんなに良いコスメを使っても、ツールの使い方によって仕上がりが変わります。ここでは、うろこ状の崩れを防ぐための塗り方・道具の使い方を確認しましょう。

指で塗らないでスポンジを使う

ファンデーションを指で塗るとムラになりやすく厚みも不均一になるため、できればスポンジを使って塗るようにしましょう。水を含ませたスポンジを使って「ポンポン」と叩き込むようにすると、肌に薄く均一に密着して崩れにくくなります。

小鼻や口元はファンデを重ねすぎない

動きが多い小鼻や口元は、重ねすぎると割れたりヨレたりしやすくなります。そのため、小鼻や口元にはごく薄く伸ばし、スポンジで密着させるだけで十分です。コンシーラーを使う場合も、ごく少量をトントンと叩き込むように使いましょう。

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うろこ状に化粧崩れしてしまったら?おすすめのリカバリー方法

「もし日中にうろこ崩れしてしまったら!」以下の方法でリカバリーしましょう。

【おすすめのリカバリー方法】

1.崩れた部分をティッシュや綿棒でやさしくオフする
2.保湿ミストや乳液でうるおいをプラスする
3.薄くファンデーションやコンシーラーを重ねる

さらに、メイクの上から使える保湿ミストをポーチに1本入れておくと安心ですよ。

スキンケアとベースメイクを見直して「うろこ崩れ」から卒業してつるんとした美肌をキープしよう!

うろこ状の化粧崩れは、肌の乾燥やメイクのやり方が原因で起こるもの。正しいスキンケアとベースメイクの見直しで、誰でも防ぐことができます。

大切なのは「肌にやさしく」「薄く均一に」「保湿をしっかり」することです。毎日の積み重ねが、つるんとして崩れにくい美肌を作ってくれます。

ぜひ今日から実践して、うろこ状の化粧崩れに悩まない心地よい肌を手に入れてくださいね。