この記事では、ビタミンCの日焼けに対する効果や取り入れ方について、Q&A形式で解説。
「ビタミンCって本当にメラニンに効くの?」「塗るの?それとも食べるの?」といった素朴な疑問にお答えします。
悩みを解決して、賢く美肌ケアに取り入れてください。
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日焼け肌ケアにはビタミンCを!具体的な効果とメリット
Q:日焼けしてしまったときにビタミンCを摂るといいと聞きますが、本当に効果あるの?
A:はい、ビタミンCは日焼け後の肌のケアに有効です。ビタミンCは紫外線で生じる活性酸素を抑え、メラニンの過剰生成をブロック。日焼けによるシミやくすみの原因となるメラニンを抑制する働きがあります。
また、ビタミンCには一度できてしまったメラニン色素を還元して薄くする作用も。日焼けした後の回復を早める効果も期待できますよ。
さらに、ビタミンCは紫外線ダメージで弱った肌の回復を助けてくれます。コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を保つのをサポートするため、日焼けでゴワついた肌を健やかな状態に導いてくれるんです。
加えて、バリア機能回復のサポートにも一役買ってくれますよ。
ビタミンCで日焼け跡は元に戻る?戻るまでの期間は?

Q:ビタミンCを摂れば、日焼けして黒くなった肌色が元に戻るの?
A:ビタミンCを摂ることで、日焼けによる肌の色づき(いわゆる「日焼け跡」)を徐々に元の明るさに近づけることが期待できます。
ただし、完全に元通りになるまでの時間は日焼けの程度や個人差によってさまざま。ビタミンCにはメラニンの過剰生成を抑え、既にあるメラニンを薄くする作用がありますが、魔法のように一晩で元の肌色に戻るわけではありません。
肌のターンオーバー(生まれ変わり)には数週間〜1ヶ月程度かかるのが普通。ビタミンCを摂りながら、保湿や紫外線対策を続けて、じっくりケアしていきましょう。
すると、何もしない場合よりも早く日焼けが落ち着いていくはずです。焦らずコツコツお手入れすることが大切ですよ。
日焼けしたときのビタミンCの摂取方法。塗るのと食べるの、どっちがいい?

Q:日焼けしたとき、ビタミンCは肌に塗るのと食べるのではどっちがいい?
A:ビタミンCは、「塗る」のも「食べる」のも両方大切です。外側からも内側からもビタミンCを取り入れることで、相乗効果で日焼け肌のケア効果を高めることができます。
体の中に取り入れたビタミンCは全身に行き渡り、肌の基礎力を底上げします。
一方、ビタミンC配合の化粧水や美容液を肌に塗ると、日焼けによるシミ・そばかすが気になる部位に直接アプローチできます。
食事でビタミンCを摂りつつ、ビタミンC入りのコスメでスキンケアするのがベストと言えるでしょう。
大切なのは、毎日継続してビタミンCを取り入れること。少しずつでも毎日続けるほうが効果的ですよ。
ビタミンCは何で摂る?食事とサプリの上手な取り入れ方

Q:ビタミンCを食事で摂るなら、何を食べればいい?サプリメントを使ってもいいの?
A:食事でビタミンCを摂る場合は、野菜や果物を意識して取り入れましょう。とくにビタミンCが豊富なのは、パプリカやブロッコリーなどの野菜、そしてキウイフルーツやイチゴ、みかん類などの果物です。
たとえば、赤ピーマンや黄ピーマンには100gあたり150mg以上、ブロッコリーにも同程度のビタミンCが含まれていますよ。
食事でたっぷり野菜や果物を摂るのが難しい方は、サプリメントでビタミンCを補給するのもOKです。ドラッグストアなどで手軽に手に入るビタミンC錠剤やビタミンCドリンクで構いません。
サプリメントを使う場合は、一度に高容量を飲むより、1日数回に分けて摂るほうが効率的。ビタミンCは体に長く貯めておけず、余分な分は排出されてしまうため、朝昼晩と小分けにするとムダなく活用できますよ。
ただし、サプリに頼りすぎず、できる範囲で食事からビタミンCも摂るようにして、バランスの良いインナーケアを心がけてくださいね。
日焼け後のビタミンCスキンケア。効果的な使い方とタイミングは?

Q:日焼けして赤らんだりヒリヒリしたりしている肌に、すぐビタミンC配合の化粧水や美容液を塗っても大丈夫?
A:日焼け直後のほてった肌にビタミンC製品を使う際は、少し注意が必要です。
ビタミンCそのものは肌に良い成分ですが、濃度の高いビタミンC美容液(とくにピュアビタミンC=アスコルビン酸配合のもの)は酸性が強め。日焼けで敏感になった肌には刺激が強い場合があります。
まずは日焼け直後の応急処置として、肌を冷やす・保湿するなどのケアを優先しましょう。冷たいシャワーや濡れタオルでほてりを冷ましてから、アロエジェルや鎮静効果のあるローションで水分補給を。
赤みや痛みが引いて落ち着いてきたら、ビタミンC配合の美容液を翌日以降のスキンケアに取り入れてみて。最初は少量から試し、刺激を感じないようなら毎日使っていくのがおすすめです。
ビタミンCがお肌の生まれ変わりを助け、メラニンの沈着を防ぐ力を発揮してくれますよ。
ビタミンC美容液は朝使っても大丈夫!誤解と正しい活用法

Q:ビタミンC配合の美容液は朝使うと日焼けしやすいって本当?
A:いいえ、そのような心配はいりません。一部でそのように言われることがありますが、これはまったくの誤解です。
気をつけたいのは、紫外線と反応して光毒性を引き起こす「ソラレン」という成分。グレープフルーツ、パセリ、セロリに多く含まれ、これらの食材を摂取した後、紫外線を浴びると肌が日焼けしやすくなることがあると言われています。
ビタミンCや、ビタミンC配合の化粧品には日焼けを促す性質はまったくありません。
むしろ、朝ビタミンC美容液を使ってから日焼け止めを塗れば、抗酸化パワーで紫外線によるダメージを受けにくくする効果も。普段のUVケアにプラスして、ビタミンCを賢く活用してみてくださいね。
日焼けした肌でも脱毛できる?

Q:脱毛したいと考えているのですが、うっかり日焼けしてしまいました。すぐに施術を受けられる?
A:基本的に日焼けした肌への施術はおすすめしていません。日焼けした肌は紫外線によるダメージで敏感になっているため、脱毛機の光によって肌トラブルを起こす可能性が高まるからです。
また、日焼けで肌が黒くなると、脱毛機の光は毛のメラニンだけでなく、肌の色素にも反応しがち。十分な脱毛効果が得られなくなることがあります。
脱毛をお考えの方は、日頃から日焼け対策を徹底するのがベスト。もし日焼けをしてしまった場合は、施術を無理に進めず、肌の状態が落ち着くまで待ちましょう。
その間にビタミンCを摂ると、肌の回復が早まり、元の状態に戻る手助けになりますよ。
ビタミンCには、紫外線によって増えたメラニンの生成を抑制し、日焼けによるシミや色素沈着を予防する効果が期待できます。ビタミンCを積極的に摂ったり、塗ったりして内外からケアを続けてください。
もちろん、ビタミンCだけに頼らず、日焼け止めや帽子、日傘など基本のUV対策もお忘れなく。
ビタミンCは日焼けの強い味方!内外両方からのケアで透明感ある肌へ

日焼けとビタミンCの関係、日焼け後のビタミンCケアについての疑問は解消できたでしょうか?
ビタミンCは日焼けによる肌ダメージを和らげ、シミやそばかすを予防してくれる頼もしい成分です。食べても塗っても効果があり、両方取り入れることで内外から肌をサポートしてくれます。
日焼けしてしまったときは、まずしっかり肌を冷やして落ち着かせつつ、その後はビタミンCでケアを続けましょう。
毎日の小さな積み重ねが、美しく潤いのあるお肌への近道。優しいケアとビタミンCの力で、夏の日差しにも負けない健やかな肌を保ってくださいね。
