仕事や家事育児で忙しい女性は、ストレスや生活習慣の乱れから肌トラブルが出やすくなります。しかもおでこは皮脂が出やすいパーツだから、ちょっとしたことがきっかけでぶつぶつができてしまうんですよね。
そこで今回はそんな「ぶつぶつおでこ」の原因を詳しく解説し、今日から実践できる正しい対処法や予防法を解説します。肌トラブルに悩まされない、すこやかなおでこを目指しましょう!
ぶつぶつおでこになる原因とは?

ぶつぶつおでこになる原因は、実はひとつではありません。
【ぶつぶつおでこになる原因】
・ニキビ
・あせも
・かぶれ
・毛嚢炎(もうのうえん)
・裨粒腫(ひりゅうしゅ)
・蕁麻疹(じんましん)
主な原因を1つずつ詳しく見ていきましょう。
ぶつぶつおでこの原因①ニキビ
おでこにできるぶつぶつの中で、最も一般的なのがニキビです。
皮脂分泌が活発なおでこは毛穴が詰まりやすく、そこにアクネ菌が繁殖することでニキビが発生。とくに前髪が触れることで、蒸れや刺激が加わって悪化することがあります。
ぶつぶつおでこの原因②あせも
あせもは、汗が皮膚の中にたまって起こる炎症性のぶつぶつです。とくに暑い季節や運動後、おでこに前髪が密着していると汗が蒸発しないであせもができやすくなります。
小さな赤いぶつぶつやかゆみが特徴で、放っておくとかきむしって悪化することがあるので注意が必要です。
ぶつぶつおでこの原因③かぶれ
新しい化粧品やヘアケア用品を使いはじめた後に、突然おでこにぶつぶつが現れることがあります。それは「かぶれ(接触性皮膚炎)」かもしれません。肌に合わない成分が刺激となって炎症を起こすと、赤みやかゆみを伴うぶつぶつが出ることがあるのです。
ぶつぶつおでこの原因④毛嚢炎(もうのうえん)
毛嚢炎の見た目は小さな赤いぶつぶつや白ニキビに似ていますが、触るとチクッとした痛みがあるのが特徴。毛穴に黄色ブドウ球菌などが入って感染し、炎症を起こす症状です。
汗をかいたまま放置したり、髪の毛がこすれたりして刺激になると発症しやすくなります。毛嚢炎は自己判断でつぶしたり触ったりするのはNGです。
ぶつぶつおでこの原因⑤裨粒腫(ひりゅうしゅ)
裨粒腫(ひりゅうしゅ)は、白くて硬いぶつぶつが特徴の「角質のかたまり」です。皮脂や古い角質が肌にたまり、小さな嚢(のう)を作って肌の表面に現れます。
ニキビと違って炎症は起きていないので痛みやかゆみはほとんどありません。しかし、一度できると自然に治るのは難しいでしょう。
ぶつぶつおでこの原因⑥蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹は、突然あらわれる赤くてかゆいぶつぶつが特徴。おでこだけでなく全身に出ることもありますが、ストレスや疲労、アレルギー反応などが引き金となることが多いです。
かゆみが強くてついかいてしまいがちですが、かくことで悪化する可能性があります。蕁麻疹は一時的なこともありますが、慢性的に繰り返す場合は医師による診断と治療が必要です。
ぶつぶつおでこの正しい対処法

ここでは、ぶつぶつおでこになった際の正しい対処法について解説します。ぶつぶつおでこも正しいケアを続ければ、肌の調子も少しずつ回復していくでしょう。
刺激の少ない洗顔料でやさしく洗う
ぶつぶつができているときは、低刺激・弱酸性の洗顔料をしっかり泡立て、泡でやさしく包み込むように洗いましょう。
すすぎ残しも肌トラブルの原因になるため、ぬるま湯でしっかり洗い流すことも大切です。朝晩の洗顔を丁寧に行い、清潔な肌を保つことでぶつぶつおでこの悪化を防ぐことができます。
抗炎症成分配合のスキンケアを使う
ぶつぶつができているお肌は、炎症を起こして敏感な状態になっています。そんな時は、以下のような抗炎症成分が配合されたスキンケアアイテムを選ぶのがポイント。
【抗炎症成分】
・グリチルリチン酸ジカリウム
・アラントイン
ただし、成分が強すぎると逆効果になることもあるため、敏感肌用のものや低刺激処方のアイテムを選びましょう。日々のスキンケアで肌のバリア機能を整えることが、ぶつぶつを繰り返さないための鍵になります。
前髪やスタイリング剤がおでこにつかないようにする
おでこにぶつぶつができているときは、前髪の存在が肌トラブルの原因になることがあります。前髪が常におでこに触れていると汗や皮脂、スタイリング剤の成分が肌に刺激を与えてぶつぶつが悪化することも。
できれば、ぶつぶつが治るまではおでこを出したヘアスタイルにするのがおすすめです。
枕カバーやタオルを清潔に保つ
毎日使う枕カバーやタオルには「皮脂・汗・雑菌」がたまりやすく、それが原因でおでこにぶつぶつができることもあります。
寝ている間に顔が触れる枕カバーは、週に1〜2回の頻度でこまめに洗濯して常に清潔な状態を保ちましょう。タオルも、同じものを何日も使い続けるのはNG。肌トラブルを防ぐには、使用するたびに清潔なものを使うことが大切です。
改善しない場合は医療機関を受診する
ぶつぶつがなかなか改善しないときや、かゆみや痛みを伴って悪化した場合は皮膚科などの医療機関を受診しましょう。ニキビだと思っていたものが、実は別の疾患だった…というケースも少なくありません。自己判断せず、プロの診断を受けて早めに治療することも大切です。
ぶつぶつおでこを予防する生活習慣とスキンケアのポイント

ぶつぶつおでこを繰り返さないためには日々のスキンケアに加え、生活習慣の見直しも欠かせません。そこでここでは、ぶつぶつおでこを予防する生活習慣とスキンケアのポイントをご紹介していきます。
バランスのとれた食事をする
美肌を保つには、毎日の食事がとても重要です。脂っこい食べ物や甘いものを摂りすぎると皮脂の分泌が増えて毛穴詰まりの原因に。そのため野菜や果物、たんぱく質をバランスよく摂ることを心がけましょう。
ビタミンB群やビタミンC、亜鉛などは肌の新陳代謝を助ける効果が期待できるので、積極的にとり入れるのがおすすめです。
良質な睡眠とストレスケア
睡眠不足や慢性的なストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こして肌トラブルの原因になります。とくに睡眠中は肌の修復が進む時間帯なので、質の良い睡眠を確保することが大切です。寝る前のスマホやカフェイン摂取を控え、リラックスできる環境を整えましょう。
紫外線対策を忘れずにする
日焼けによるダメージはバリア機能を低下させ、ぶつぶつの原因にもなります。おでこは日差しを直接受けやすいため、年間を通じてしっかりと紫外線対策をすることが重要です。
日焼け止めは毎日塗る習慣をつけ、帽子や日傘も併用するとより効果的。外出前のひと手間で、肌の健康を守ることができますよ。
肌にやさしいスキンケアを継続する
ぶつぶつおでこを予防するには、毎日のスキンケアの積み重ねが何よりも大切です。洗顔・保湿・UV対策など、基本を丁寧に続けることが美肌への近道。
使用するスキンケアは、香料やアルコールなど刺激の強い成分は避け、肌にやさしい処方のものを選ぶと安心です。また、季節や肌の調子に合わせてスキンケアを見直すことも忘れないようにしましょう。
正しい方法でお手入れをしてぶつぶつおでこにサヨナラしちゃおう!

ぶつぶつおでこは見た目だけでなく、気持ちまで落ち込ませてしまう悩ましい存在。でも、その原因と対処法をしっかり知って正しくケアすれば、肌は必ず応えてくれます。
もし一人で解決が難しいと感じたら、専門の医師に相談する勇気も大切です。あなたのお肌は、あなた自身の手で守れるもの。今日から一歩ずつ、ぶつぶつおでこにサヨナラするためのケアをはじめてみましょう!
