産後脱毛を行うタイミングには一定の目安があります。今回は産後脱毛を始めるタイミングの目安と、なぜ産後すぐに脱毛を開始できないのか、妊娠と体毛の関係についてくわしく解説します。
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産後の脱毛は「授乳終了・生理再開」が目安

産後、脱毛が受けられるタイミングは、クリニックやサロンによって異なります。一般的には「授乳終了」または「生理再開」が目安です。できれば「授乳が終了し生理が再開している」状態がのぞましいでしょう。個人差はあるものの赤ちゃんが1歳になる頃に卒乳を目指す方が多く、そして一般的には授乳が終わると自然と生理が開始する傾向です。そのため産後脱毛を受けられるのは、産後1年程度たってからと考えておくといいかもしれませんね。
産後は体力も消耗しているほか、赤ちゃんのお世話で寝不足となり体調も安定しない時期。まずは無理をせず、赤ちゃんのお世話とお母さんの体調回復を優先して、ゆっくり脱毛を開始するようにしましょう。
なぜ産後すぐに脱毛しないほうがいいの?

ではなぜ産後すぐに脱毛できず、卒乳や生理の再開まで待つ必要があるのでしょうか?理由をくわしく解説しますね。
まずは確認!女性のホルモンバランス
女性の体は卵巣から分泌される、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の影響を大きく受けています。
排卵日付近ではエストロゲンが増加。子宮内膜が厚くなる黄体期に少し減少すると、今度はプロゲステロンが増加し、生理になるといずれの分泌量も低下します。この変化によりイライラや肌荒れ、強い眠気やだるさなどさまざまな身体的・精神的症状を引き起こしやすくなります。女性の体はおおよそ1カ月の間に変化するホルモンに、大きく影響されているんですね。
産後にごっそり毛が抜けることも
妊娠すると週数を追うごとにエストロゲン、プロゲステロンともにどんどん増加します。しかし分娩後数日たつと今度は一気に低下し、かわりに母乳の分泌を促したり子宮収縮を助けたりするプロラクチンやオキシトシンが分泌されます。
エストロゲンやプロゲステロンが増加するとメラニン色素生成が促されるため、ムダ毛が濃くなる方もいますよ。しかし産後これらのホルモンが低下すると、今度は抜け毛がひどくなることも。産後ごっそり髪の毛が抜けてショックを受ける方もいますが、おおむね産後3~6カ月頃がピークといわれ、6カ月~1年後くらいになると新しい毛が徐々に生えてきます。
つまり妊娠中から産後1年くらいまでの間に、体毛は濃くなったり一気に抜けたりとジェットコースターのような変化を見せます。そのような時期に脱毛を行っても十分な効果が得られない可能性があるため、授乳が終了し生理が開始する……体が元の安定した状態に
戻ってから行うことが推奨されているんですね。
脱毛の刺激がストレスになることも
産後に分泌されるプロラクチンやオキシトシンは、母乳の分泌に欠かせないホルモンです。なかでもオキシトシンは愛情ホルモンともいわれ、赤ちゃんをかわいいと思う気持ちを高めてくれるのだとか。ところがこれらのホルモンには攻撃性を高める働きがあることが、近年の研究でわかってきました。
「パパが育児を手伝ってくれなくて腹が立つ」「かわいいはずの赤ちゃんの泣き声にイライラする」といった感情が、妊娠前には想像できなかったほど強く現れること、ありませんか?この一種の攻撃性には、産後分泌されるホルモンが関係しているかもしれませんよ。
産後すぐの脱毛は「妊娠前に脱毛を受けていた」「特に大きなストレスは感じなかった」という方でも、脱毛による刺激に対して過剰にストレスを感じたり、痛みにイライラしたりすることも考えられます。
肌トラブルが起きやすい
ホルモンバランスが大きく変化することや、出産後の体力の低下、授乳によって栄養や水分が不足することで、肌状態も不安定になります。乾燥や肌荒れなどが起きやすい状態で、少なからず肌への刺激になる脱毛を行えば、普段なら考えられないような肌トラブルが現れるかもしれません。
産後に脱毛を受ける際に覚えておきたいこと

産後は妊娠出産の影響で肌質ががらりと変わっていることがあります。実際出産してから以前にはなかったひどい乾燥肌になった方や、シミや吹き出物が増えたという方って意外と多いんですよね。
人によっては肌がデリケートに傾いたままなかなか戻らない場合もあるため、産後に脱毛を受ける際は以下の点に注意してくださいね。
保湿は念入りに
脱毛は少なからず肌にダメージを与えます。妊娠前には大丈夫だったという方でも、乾燥や肌荒れを起こしてしまう可能性があるため、脱毛後の保湿ケアは念入りに行いましょう。いつも使用している肌に合ったアイテムを使うのがベストですが、もし新しく購入するなら、敏感肌用などできるだけ刺激の少ないものを選んでくださいね。
日焼けに注意
脱毛を受けるとデリケートな状態になり、紫外線の影響を受けやすくなります。産後肌状態が不安定ならなおのこと。紫外線を浴びたことで赤みが強く出たりシミが増えたりすることも考えられるため、普段からの紫外線対策はもちろんのこと、脱毛前後でもしっかりとUVケアをするよう心掛けましょう。
産後の脱毛は刺激ができるだけ少ない脱毛方式を選ぶのも一つの方法

脱毛には大きく分けて蓄熱式と熱破壊式の2種類があります。蓄熱式は毛根の浅い位置にあるバルジ領域にダメージを与えることを目的としているため、出力はゆるやか。施術中はじんわりと温かさを感じる程度で、痛みや肌トラブルの心配が少ない方式です。
一方熱破壊式は毛根の奥にある毛乳頭や毛母細胞にダメージを与えるもので、出力の強いレーザーや光が使われます。特にクリニックで行われる熱破壊式のレーザー脱毛は永久脱毛効果も期待できますが、出力が強いため痛みを感じやすく、施術後に赤みが出やすいのが特徴。産後の脱毛で肌トラブルが気になるなら、肌への刺激が少ない蓄熱式の脱毛を選ぶのがおすすめですよ。
産後の脱毛を検討しているなら蓄熱式の光脱毛が受けられるラココにおまかせください!

産後はホルモンバランスの影響などから肌状態が不安定なうえ、体力や精神面でも負担が大きい時期です。脱毛を始めるなら授乳が終わり、体調が戻る出産1年後以降を目安にしましょう。
ルミクス脱毛ラココでは、痛みがほとんどない蓄熱式(SHR)の脱毛を提供しています。早い方なら全身脱毛でも半年程度で卒業できるため、子育てで忙しいママの隙間時間でも通いやすいですよ。
ラココでは授乳が終了し生理が再開したタイミングから、施術を受けていただくことが可能です。授乳は終了したけれど生理がまだなど、お一人おひとりのデリケートな疑問にはカウンセリングの際にお答えしますので、まずはお気軽にお問合せくださいね。ご予約お待ちしています!