いま高い注目を集めている介護脱毛。介護脱毛をしてみたいけれど、本当に必要なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、介護脱毛のメリットやデメリットについて詳しく解説します。
介護脱毛をしようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
そもそも介護脱毛とは?
介護脱毛とは、名前の通り将来介護を受けるときのために行う脱毛のこと。
いまは元気でも将来介護が必要になり、入浴や排せつの介助をしてもらう可能性があります。
介護脱毛でケアするときに、ないほうがいい毛を脱毛でなくしたり減らしたりするのが介護脱毛です。
脱毛というと20代や30代の若い世代が、オシャレや身だしなみとしてするイメージがありますよね。
一方で介護脱毛は、介護を受ける側と介護をする側の負担を減らすために行う脱毛。介護はすぐに必要なことではないため、想像するのが難しいかもしれません。
しかし自分が介護されるときに、脱毛をしていたほうが気持ちが楽になりそうな場合は介護脱毛を検討してみましょう。
介護脱毛をする範囲
介護のために行う介護脱毛では、多くの方がVIO脱毛を行います。
VIOは「Vライン・Iライン・Oライン」の3つをあわせた総称で、以下がVIOの脱毛範囲です。
Vライン | デリケートゾーン上部の三角形の部分でビキニラインともいわれている |
Iライン | 足の付け根と女性器の部分に沿ったラインで肛門の手前までをいう |
Oライン | 肛門を囲む部分(粘膜部分は除く) |
IラインとOラインは、とくにアンダーヘアが排せつ物と絡みやすいので完全に無毛にする方が多いです。
なかには、ワキのムダ毛をみられるのが恥ずかしいから介護脱毛でワキの脱毛をする方もいます。
介護脱毛の方法
介護脱毛をする方法は、主に「光脱毛」「レーザー脱毛」「ニードル脱毛」の3種類があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
光脱毛
光脱毛は、エステサロンや脱毛サロンで行っている脱毛。
ムダ毛に光を照射し、毛根組織にダメージを与えて脱毛をします。永久脱毛はできませんが施術した部分は、長期的に毛がない状態を維持することが可能。
さらに、光脱毛はほかの脱毛方法と比べて比較的痛みを感じにくく、肌へのダメージも少ない脱毛方法です。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、クリニックで行っている脱毛方法。
高出力の医療レーザーを照射し、毛根の組織を破壊して脱毛を行います。
即効性は高いですが光脱毛と比べて痛みが強く、肌を太いゴムでバチンと弾いたような痛みといわれています。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は、一部のクリニックで行われている脱毛方法です。
脱毛の方法は、毛穴の1つ1つに針を刺して電気を流して毛根を破壊します。基本的に一度施術した毛穴からは毛が生えてきません。
そして、ニードル脱毛は毛穴に電気を流して毛根を破壊するため、ほかの施術方法と比べてかなり痛みが強いです。
介護脱毛をするメリット
介護脱毛をすると、どのようなメリットがあるのか気になりますよね。
そこでここでは、介護脱毛をするメリットについて詳しく解説していきます。
メリット①排せつ介助の負担を軽減できる
介護脱毛をするいちばんのメリットは、排せつ介助の負担を軽減できること。
将来介護が必要になったとき、自分の力でトイレに行くことが難しくなる可能性が高いです。そうなった際にアンダーヘアがあると、排泄物の拭き取りに時間がかかりやすくなります。
トイレ介助でも大変ですが、オムツ介助だとさらに拭き取りに手間がかかってしまうでしょう。
介護脱毛をしておけば介助の時間も短縮でき、介護する側だけでなく介護される側のストレス軽減も期待できます。
メリット②肌トラブルの予防ができる
介護脱毛のメリットには、肌トラブルの予防効果も期待できます。
アンダーヘアがあると排泄物が絡まりやすく、介助する人が汚れを落としにくくなる場合も。汚れが落ちにくくて何回も拭いたりゴシゴシ拭いたりすると、かゆみや炎症などの肌トラブルを起こす可能性があります。
介護脱毛でアンダーヘアがなければ軽い力で拭き取れるため、肌トラブルも起きにくくなるでしょう。
メリット③衛生状態を清潔に保てる
衛生状態を清潔に保てることも、介護脱毛のメリットの1つです。
アンダーヘアがあると排泄物が絡まりやすいだけでなく、蒸れやすくなります。蒸れると雑菌が繁殖しやすくなり、感染症や臭いなどの原因になる可能性が高いです。
その点、介護脱毛をしてアンダーヘアをなくしておけば蒸れにくくなり、デリケートゾーンを清潔に保つことができます。
介護脱毛のデメリット
介護脱毛にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
デメリットについて以下で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
デメリット①施術時に痛みを感じる場合がある
介護脱毛でVIOを脱毛する場合、施術時に痛みを感じる場合があります。
VIOは毛が太くて密集しているため、ほかの部位より痛みを強く感じやすいのです。そのため、人によっては施術時に痛みを感じる場合があるでしょう。
デメリット②元の状態に戻せない可能性がある
脱毛サロンやクリニックで介護脱毛をした場合、元の状態に戻せない可能性があります。
脱毛は毛根にダメージを与え、ムダ毛をなくしたり生えにくくしたりするための施術です。そのため、1度ツルツルの状態まで脱毛をした場合は、元に戻したいと思っても元に戻せない可能性が高いでしょう。
デメリット③施術時に恥ずかしいと思う場合がある
介護脱毛では、VIOの脱毛を行うことが多いです。
デリケートゾーンは、普段ほかの人には見せない部分。そのため脱毛の施術のためとはいえ、デリケートゾーンをみられるのは恥ずかしいと思う方もいるでしょう。
介護脱毛はデメリットよりもメリットのほうが大きい
介護脱毛には、施術時の痛みや恥ずかしさなどのデメリットがあります。
しかし、それはどちらも一時的なもの。そして介護脱毛のメリットは、排せつ介助の負担軽減です。
長期間介護が必要になった場合、排せつ介助の負担が軽減することはメリットとしてとても大きいのではないでしょうか。
介護脱毛をするなら早めに施術をはじめるのがおすすめ!
将来、どれくらいの期間介護を受けることになるのかわかりません。さらに、誰に介助をしてもらうことになるのかもわからないですよね。
将来介護のストレスや負担を減らしたいと思うなら、介護脱毛をする価値があるのではないでしょうか。
アンダーヘアが白髪になってしまうと、痛みの強いニードル脱毛でしか施術ができなくなる可能性が高いです。そのため、介護脱毛をするなら早めに施術をはじめるのがおすすめ!
必要ないなんて言わないで!介護脱毛をして将来に備えよう♪
この記事では、介護脱毛のメリットやデメリットなどについて解説してきました。
なかには介護脱毛は必要ないと思う方もいるでしょう。しかし介護脱毛をしておけば、将来の介護の負担を減らせる可能性は高いです。
自分が介護される姿を想像するのは想像しにくいし、できれば想像したくないですよね。
しかし想像してみて、少しでも「介護脱毛をしておいても良いかも?」と思ったら、ぜひ介護脱毛をして将来に備えておきましょう。