LACOCO COLUMN

脱毛
2025.1.7
あごニキビはどうやって治す?原因と種類、自分でできるケア方法を解説

あごのニキビってなかなか治らないですよね。なぜこんなに繰り返すのか、何をすればよくなるのか気になる方は多いはず。

そこで今回はあごにニキビができる原因と、あごニキビの種類、繰り返すあごニキビの治し方について解説します。
しつこいあごニキビにうんざりしている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

あごニキビの原因は?なんで何度も繰り返すの?

あごにできるニキビの原因、そして繰り返しできてしまう理由としては以下が考えられます。

・過剰な皮脂
・外的刺激
・肌の乾燥
・ホルモンバランスの乱れ
・紫外線
・間違ったスキンケア

それぞれくわしく見ていきましょう。

過剰な皮脂と肌の乾燥

あごは皮脂腺が多く皮脂が分泌されやすい部位。そして過剰な皮脂は、毛穴つまりの原因です。皮脂がつまった毛穴でアクネ菌が増殖すれば、炎症を起こしてニキビになります。しかしなぜ、皮脂分泌が過剰になるのでしょう。まず考えられるのは思春期の過剰な皮脂分泌。これは思春期特有のホルモンバランスの変化が原因のため、繰り返しできやすいのが特徴です。

一方、あごニキビは大人ニキビも多い傾向。乾燥した肌を、過剰に皮脂を分泌することで守ろうとする働きから、ニキビを繰り返している可能性も考えられますよ。肌が乾燥するとターンオーバーが乱れて、古い角質も蓄積しやすくなります。過剰に分泌された皮脂と古い角質。二つのニキビの材料が常に供給される肌の乾燥は、繰り返すあごニキビの大きな原因なんです。

外的刺激

あごは頰づえをつくことや、マスク・マフラーなどで刺激を受けやすい部位です。肌は刺激を受けるとバリア機能が低下しやすくなります。バリア機能の低下はさまざまな肌トラブルにつながる原因。ニキビも繰り返しできやすく、悪化する要因にもなりますよ。

ホルモンバランスの乱れ

女性は1カ月の間にホルモンバランスが変化します。排卵後、女性ホルモンであるエストロゲンが増加する卵胞期は肌の調子もよく、ニキビもできにくい時期。しかしその後黄体期に入ると、もう一つの女性ホルモンプロゲステロンも増加して、今度は肌トラブルが起きやすい状態になります。

プロゲステロンが増加すると皮脂分泌が活発化するため、ニキビができやすくなるんです。ホルモンバランスの乱れによるニキビは、なかなか自分でコントロールできません。スキンケアや食事などに気を遣っていても、ニキビが繰り返しできることは珍しくないんです。

紫外線

紫外線は肌の大敵。紫外線を浴びると、ターンオーバーの乱れや角質肥厚を招きやすくなります。先ほども紹介したように「ターンオーバーの乱れ」と「角質肥厚」はニキビを作る原因。「ちょっとくらい……」と怠っていた紫外線対策のせいで、ニキビが繰り返しでき続ける、なんてこともあり得るんですよ。

それだけでなく、紫外線にはニキビを悪化させる性質もあります。ニキビの原因菌であるアクネ菌は、肌の上で「ポルフィリン」という代謝物を産生しています。紫外線を浴びるとこのポルフィリンが増加。活性酸素が大量に発生します。活性酸素は皮脂を酸化させる物質。皮脂が酸化すると周囲に炎症を広げ、ニキビが増えたり悪化したりすることも考えられますよ。

間違ったスキンケア

もともと皮脂分泌が多い方の場合、「化粧水しか使っていない」「ほとんどスキンケアをしない」といった方もいるのでは? しかしエアコン、寒暖差、紫外線、ストレス、睡眠不足など、肌負担になりやすい環境がそろっている現代において、スキンケアが適切に行われていない状態で、健やかな肌を維持するのはかなり難しいといえます。

肌が乾燥を感じて皮脂分泌が盛んになっている可能性や、メイクがきちんと落とせていないことでターンオーバーが乱れ、古い角質や皮脂、汚れがつまってニキビができることもあります。誤ったスキンケアを繰り返していると、ニキビも繰り返しできることになりますよ。

あごニキビの種類

あごのニキビには主に5つ種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

ニキビの種類特徴
白ニキビ古い角質と皮脂が絡み合って毛穴につまった状態
黒ニキビ白ニキビが酸化し黒く見えている状態
赤ニキビ白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こした状態
黄ニキビ赤ニキビが進行し炎症は真皮層に到達。
菌の死骸が膿になってたまっている状態
紫ニキビ黄ニキビがされに広くなり毛穴周囲まで炎症が広がった状態。
ニキビ跡が残りやすい

白ニキビはニキビの初期段階。放っておくと徐々に炎症がひどくなり、ニキビ跡ができやすい紫ニキビになってしまうこともあります。そのためあごのニキビはできるだけ早い段階で対処することが大切ですよ。

あごニキビの治し方

しつこいあごのニキビをなんとかしたいなら、ぜひ以下の方法を取り入れてみましょう。

やさしく丁寧な洗顔

ニキビが出ている部分にはとにかくやさしく触れるのが鉄則。特に赤ニキビは痛みが伴うため、より丁寧にやさしくお手入れしましょう。

「メイクはメイク落としを使って落とす」「その後洗顔料で洗顔をする(ダブル洗顔不要の場合をのぞく)」といった基本的な洗顔方法を継続しましょう。ゴシゴシ洗うのではなく、クレンジングやよく泡立てた洗顔料でやさしくすべらせるように洗うのがポイントですよ。

べたつきが気になるときこそ十分な保湿

ニキビができるとべたつきも気になります。だからといって保湿を怠ると、余計にニキビを増やす原因になるかもしれません。

「化粧水と乳液で油水分を満たし、潤いが逃げないようにふたをする」といった基本の保湿を欠かさないようにしましょう。とはいえ皮脂分泌が盛んな場合、油分を多く含むスキンケアはかえって逆効果になることがあります。テクスチャーがさっぱりしたものやニキビ肌用の化粧水、乳液を使うなど、使用アイテムを工夫するのもいい方法ですよ。

規則正しい生活とバランスのよい食事

特に大人のあごニキビの場合、ホルモンバランスの乱れに加えて、生活習慣や食生活の乱れも影響していることが考えられます。

・スマホで夜更かし
・夜遅くに飲食
・睡眠不足
・仕事のストレス
・エアコンによる冷え

当てはまるものはありませんか?あごのニキビを治したいなら、当てはまるものを改善していくことが大切ですよ。

・睡眠時間は7時間程度とる
・寝る3時間くらい前までに食事を終わらせる
・寝る前にスマホを見ない
・趣味などの時間を作ってうまくストレスを発散させる
・エアコンの風が直接当たるなら羽織るものや膝掛けを持って行く

ちょとした心がけから、しつこいあごニキビが改善に向かい始めるかもしれませんよ。ぜひ試してみてくださいね。

紫外線対策は一年中

紫外線対策は一年中忘れないようにしましょう。秋や冬、雨や曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。また室内にいても、窓の近くにいれば紫外線は届いてしまいます。ニキビ肌に対応した日焼け止めや日傘、帽子などで、しっかりと紫外線から肌を守りましょう。なお、つけた日焼け止めは丁寧に落とすことも忘れずに。

あごのニキビが繰り返すなら普段のお手入れと生活習慣を見直そう

あごのニキビは肌の乾燥や紫外線などの外的刺激、ストレス、普段のお手入れのほか、ホルモンバランスのように自分ではコントロールが難しい原因などが関連してできます。やさしく丁寧な洗浄と十分な保湿、少しでもホルモンバランスの影響があごニキビにつながらないよう、生活習慣を整えることも心がけましょう。