「加工する必要がないくらいの美肌になりたい!」なら日頃からのケアが重要ですよ。今回は理想の美肌を実現するために、生活習慣、スキンケア、食事など今からできる美肌ケアを網羅的に解説します。美肌になって自分に自信を持ちたい、周囲がうらやむ美肌を目指したいという方はぜひ参考にしてくださいね。
INDEX
美肌とは
美肌が理想といっても、具体的にどのような肌状態なら「美肌」といえるのか、一般的な定義を見てみましょう。
【美肌の定義】
・角層に水分油分がバランス良く満たされている
・キメが整っている
・ハリやツヤがある
・毛穴が目立たない
・小ジワやシワが目立たない
・ニキビなど肌トラブルがない
・シミ、くすみ、色むらがない
美肌の基本となるのは肌の油水分バランス。十分に水分油分が補われていると、キメが規則正しく整います。キメが作る皮丘もぷっくりと立ち上がり、みずみしいハリ感も出ます。さらに、外からの光は皮膚内部の水分を反射するので、内側から発光するような透明感も出てくるんです。まさにモデルさんのような美肌。美肌のためには、「潤い」が一番大切なんですね。
肌の油水分が十分補われていると肌のターンオーバーやバリア機能も正常に働き、外的刺激を受けにくく、肌トラブルに強い美肌にもなれますよ。
一方でシワは真皮の弾力低下によるもののため、内側からハリを作り出すケアも必要。血行を良くし必要な栄養が肌の隅々まで届くようにすることや、老廃物をきちんと排出させることも美肌のために欠かせません。
美肌へのステップ①生活習慣
美肌になりたいと思ったら、「まずスキンケア!」と考える方は多いのでは?しかし、肌は体の一部。生活習慣が乱れていてはいくらスキンケアで補っても、理想的な美肌作りはできません。以下の点をチェックしてみましょう。
・規則正しい生活をする
・質の良い睡眠をとる
・適度な運動を取り入れる
・紫外線対策を徹底する
・アルコールやたばこを控える
・湯船に漬かる
規則正しい生活と質の良い睡眠
早寝早起きは美肌作りの基本。難しい方は短い時間でも質の良い睡眠をとれるよう、寝室環境や寝る前の生活習慣を見直してみましょう。寝る直前までスマートフォンを見ていると、深い眠りにつきにくくなるといわれているので、できるだけ控えたいですね。
適度な運動を取り入れる
適度な運動で体を動かせば血行が良くなって、肌が明るく見えます。ダイエット効果も期待できるため、「できるだけ階段を使う」「雑誌などを使って簡単踏み台昇降運動」「テレビを見ながらもも上げ」など、無理のない簡単な運動でいいので毎日の習慣にしましょう。
紫外線対策を徹底する
美肌のために徹底したいのがUVケアです。紫外線に当たらなければ肌トラブルの多くは回避できるといわれるほど、紫外線は美肌の大敵。「ちょっとコンビニへ」でも、UV対策は欠かさないでくださいね。
アルコールやたばこを控える
アルコールのとり過ぎはニキビや肌荒れにつながります。また、たばこを吸い続けていると肌のくすみや弾力の低下、シワの原因なります。美肌とは真逆の老けた印象の顔になるため、できるだけ控えるようにしましょう。
湯船に漬かる
シャワー浴だけだと血行不良に陥り、お顔のくすみにつながることがあります。湯船にじっくり漬かり全身の血行を促進することは、明るいツヤのある美肌作りに欠かせませんよ。入浴のリラックス効果は良質な睡眠にもつながるため、少し時間をとって湯船に漬かるようにしましょう。
美肌へのステップ②スキンケア
美肌作りにはもちろんスキンケアも大切。まずはスキンケアアイテムの基本的な使用目的をおさらいしましょう。
クレンジング:メイクを落とす、角栓のケアにも
洗顔:クレンジングで落としきれなかった汚れを落とす
化粧水:肌に水分を補う
乳液:肌に水分と油分を補いバリア機能を強化
クリーム:さらに潤いを高め保湿し保護する
美容液・パック・マスク:導入、角質ケア、保湿、美白、弾力など肌悩み別にプラスするスペシャルケア
美肌のためにはこれらをどのように使うべきなのでしょうか。くわしく紹介しますね。
クレンジング
自分が使用しているクレンジングの推奨使用量を確認し、適切な量をとりましょう。一般的にはジェルやクリームタイプでマスカット大、オイルやミルクタイプなら3~4プッシュ程度が目安です。
多過ぎても上滑りしてメイクになじませにくくなりますが、少な過ぎると摩擦を起こして肌に負担をかけてしまいます。お顔全体にやさしくのばし、指の腹を使ってくるくるとマッサージするようにメイクとなじませるのが美肌作りの基本ですよ。
拭き取りタイプはティッシュをのせて吸い取らせるようにしてから、細かい部分を押さえ拭きしましょう。洗い流すタイプは、ぬるま湯でこすらないように流してくださいね。
洗顔
美肌のための洗顔は泡立てが大切。泡立てネットなどを使えば簡単にたっぷりの泡を作れますよ。肌の上では泡を転がすようにして、汚れとなじませてくださいね。
そもそも洗顔は泡で汚れを浮かして落とすアイテム。ゴシゴシこすれば汚れが落ちるわけではないため、力の入れ過ぎに注意しましょう。ちなみにゴシゴシこすると、本来しっとりとした洗い上がりになるはずの洗顔料でもつっぱることがあるため、泡の力を信じてやさしく洗ってくださいね。
化粧水
洗顔後肌が乾ききらないうちに化粧水をつけるのは、美肌のために重要なこと。適量を手にとって手のひらに軽くのばして温め、ハンドプレスしながらお顔全体になじませていきます。一度にたくさんつけ過ぎるとなかなかなじまないため、複数回に分けてつけましょう。
コットンやローションパックシートに化粧水を染み込ませて、パックするのもいい方法です。パックは5分程度で十分なため、朝のメイク前にするのもおすすめですよ。
乳液
「乳液はベタベタするからいや」という方、多いですよね。しかし乳液で適度に油分を補うことは肌の油水分バランスを整え、バリア機能を保つために欠かせません。それに油水分バランスが整っていれば余計な皮脂が分泌されず、べたつきのない美肌を目指せますよ。
適量を手のひらにのばして軽く温め、マッサージするようにお顔全体にのばしたら、ハンドプレスしてなじませましょう。乳液のべたつきが気になる方は、コットンでつけるのもおすすめ。余計な油分が肌に残らず、さらっと使えますよ。
クリーム
「化粧水と乳液だけでは乾燥する」「美白や弾力といった特別なケアもプラスしたい」ならクリームをプラスしましょう。有効成分が豊富に配合されたクリームは、美肌作りにとても役立ちます。パール粒くらいのクリームをとったら、額、両頬、鼻先、あごに分けてのせてから、やさしくお顔全体にのばしハンドプレスでなじませましょう。
週に1度の贅沢クリームパックもおすすめ。お手入れの最後にクリームをたっぷり塗って、ラップをのせるだけの簡単パックです。ラップの中で肌が温められてクリームがよく浸透するため、もちもちの美肌になれますよ。ラップはお顔の半分くらいで分けて、呼吸ができるようにのせてくださいね。放置時間は5~10分程度が目安ですよ。
美容液・パック
集中ケアできる美容液やパックは肌悩みにあわせて選びましょう。
角質ケアの美容液はコットンにとり、こすり過ぎに注意しながらくるくるとやさしく滑らせて角質を絡め取るのがポイント。保湿や美白、シワ対策などの、塗布するだけの美容液は、クリームと同様に額、両頬、鼻先、あごに分けてのせてからお顔全体にのばしてハンドプレスします。部分用の美容液は力の入りにくい薬指を使い、やさしくなじませてくださいね。
パックは週に1回程度、定期的に取り入れるのが目安です。もちろん肌が疲れたと感じた日や、紫外線を多く浴びたと感じたときに「今週は毎日パックしよう」など、集中ケアとして取り入れるのも美肌作りに効果的です。
美肌へのステップ③食事
美肌になりたいなら、やはり食事も大切。美肌につながる食品や、食事の注意点は以下のとおりです。
・1日3食食べる
・夜遅くに食べないようにする
・暴飲暴食を控える
・タンパク質、野菜、フルーツなどバランスの良い食事をとる
・食物繊維の豊富な食品をとる
・発酵食品など腸内環境を整える食品をとる
・甘いものを控える
くわしく解説しますね。
1日3食食べる
1日3食食べることは、健康な体作りに欠かせません。健康は当然肌状態にも影響するため、規則正しく食べるようにしましょう。「ダイエットのために食べない」というのは避けたいですね。
夜遅くに食べない、暴飲暴食を控える
夜遅くに食べたり暴飲暴食したりすることは胃腸に負担をかけます。胃腸が弱ると食べたものをうまく消化できず、栄養を十分に吸収できなくなります。「美肌作りは健康的な胃腸から」ともいわれるように、胃腸への負担が結果として肌のくすみやたるみ、ニキビなどの肌荒れにつながることも。寝る3時間前までには食事を終え、腹八分目を心掛けましょう。冷たいものを避ける、水分のとり過ぎに注意することも大切です。
バランスの良い食事をとる
タンパク質はコラーゲンの原料。野菜やフルーツは、コラーゲンの生成や健康的な皮膚の維持に欠かせないビタミン類を多く含みます。食物繊維や発酵食品は腸内環境を整え、便秘の解消に役立ちますよ。便秘が続くと肌荒れにつながるため、美肌のためには積極的にとりたいですね。
甘いものを控える
甘いものを多くとり過ぎると肌の糖化を招きます。糖化は余分な糖と体内のタンパク質が結合すること。肌がこげるともいわれ、老化を加速させる原因です。肌のくすみ、シワ、たるみにつながるため、甘いものはほどほどに。
美肌へのステップ④サプリメント
美肌のために必要な栄養素を食事だけでとるのは難しい場合もあります。そんなときは適度にサプリメントを活用してみて。おすすめはコラーゲンの生成や潤いを保つのに必要なビタミンC、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プラセンタ。そして健康な皮膚作りに必要なビオチンなどです。決められた用法用量を守って美肌作りのサポートに役立ててくださいね。
美肌作りは毎日の積み重ね!体の内と外、両方からのケアで周囲がうらやむ美肌を目指そう
美肌作りのためには健康的な生活習慣、丁寧な洗顔と十分な保湿、そしてバランスのとれた食事が欠かせません。すぐに効果が表れるものではありませんが、毎日のケアの積み重ねが大切。
女性の場合ホルモンバランスが乱れやすいため、どうしても肌荒れに悩まされがちですが、本記事で紹介したステップを繰り返していれば、揺らぎにも負けない美肌を維持できるでしょう。ぜひ生活習慣やスキンケア、食生活などを見直して、周囲がうらやむ美肌を手に入れてくださいね。