LACOCO COLUMN

スキンケア
2024.8.14
顔のくすみの原因とは?ワントーンアップするポイントやメイク術を紹介

歳を重ねるごとに、顔のくすみが気になり始める方も多いでしょう。顔がくすんでいるだけで、不健康そうに見えたり、実年齢より老けて見えたりすることも多く、悩んでいる方も多いはず。そもそも、顔がくすんでしまう原因は一体何なのでしょうか。本記事では顔がくすんで見える原因や肌をワントーンアップするお手入れのポイントやメイク術をご紹介します。ぜひ今日から実践してみてくださいね。

顔のくすみとは

肌に透明感や明るさ、ツヤが失われ、全体が暗く見える状態をくすみ肌と呼びます。鏡を見た時に疲れた印象を受けることがあり、不健康な肌色に見えてしまうのがくすみの特徴です。特に夕方になると一日の疲れが肌に出て、より顕著にくすみが目立ちます。くすみ肌は、老けて見える原因にもなるため、早めのケアが重要です。

顔のくすみを招く原因  

次に顔のくすみを招く原因を見ていきましょう。

角質の蓄積

肌の表面にある角質層が適度に排出されないと、古い角質細胞が残り、くすみの原因になります。加齢により肌の代謝が低下すると、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が遅れ、角質層が過剰に溜まりがちです。

また、睡眠不足や食生活の乱れやストレスなどの生活習慣の乱れ、肌に合わない刺激の強い洗顔料の使用なども角質層の排出を遅らせるため、注意が必要です。

不十分なメイク落とし

メイクの濃さに合わないクレンジング剤を使うと、メイク汚れを落とし切れず、肌に残ってくすみを引き起こします。

特に濃いメイクの場合は、オイルクレンジングなどしっかりと汚れを落とせる洗浄力の高いクレンジングでなければ落ちないことも。ただし、洗浄力が強すぎるとお肌にかかる負担が大きくなり、その刺激によってくすんでしまうリスクもあります。

乾燥による透明感の低下

肌が乾燥すると、余分な古い角質が溜まり、透明感が失われてくすみが生じます。乾燥は、過剰な洗顔や保湿不足が原因で起こりますが、冬場の乾燥した環境や、エアコンの使用による室内環境の変化なども大きな要因です。

また、加齢に伴う肌の保水力の低下も、乾燥の原因となります。年齢を重ねるごとにどんどん乾燥しやすくなるため、徹底した保湿ケアが欠かせません。

顔のくすみの種類

顔のくすみといっても、実は種類があります。正しいお手入れをするためにも、自分の顔のくすみがどの種類に当てはまるのか見極めましょう。

乾燥性のくすみ

肌が乾燥すると、キメが乱れてカサカサした状態になり、くすんで見えるようになります。乾燥状態が続くと、小じわやハリのなさも目立ち始めます。

乾燥は季節の変わり目や花粉の季節に起こりやすいので、この時期は特に注意が必要です。日頃から保湿対策をしっかりと行うことが大切です。

メラニンによるくすみ

紫外線や肌への摩擦でダメージを受けると、肌を守るためにメラニン色素が増えます。しかし、メラニンには黄色や茶色の色素が含まれているため、その過剰な生成が原因で、くすみの原因になるのです。

薄く茶色がかったくすみが見られるようなら、メラニンが原因である可能性が高いです。メラニンが原因である場合は、紫外線対策をもう一度徹底する必要があります。

血行不良によるくすみ

血行が悪くなると、毛細血管が浮き出て青く見え、肌全体が青白く不健康な印象になります。常に疲れがちな方や、冷え性の方は血行不良によるくすみに注意が必要です。

運動不足や食生活の乱れなども血行を悪化させる原因になるので、生活習慣改善も重要なポイントです。

糖化によるくすみ

偏った食生活で糖質の摂り過ぎをすると、体内でタンパク質と糖質が結合してAGEsと呼ばれる老廃物質ができます。AGEsには黄色がかった色素が含まれているため、皮膚にも黄色っぽいくすみをもたらすことがあります。

糖質の過剰摂取や脂質、野菜不足などの偏った食生活は、くすみの原因になるので注意が必要です。食生活が乱れている方は、一度1週間程度の食生活を見直してみてください。食生活を栄養バランスの整ったメニューに変えることで、くすみが軽減される可能性があります。

ターンオーバーの乱れによるくすみ 

肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が溜まり、透明感が失われてくすみが生じることがあります。ターンオーバーは年齢とともに遅くなる傾向があるため、特に年齢を重ねた方はエイジングケアによるターンオーバーの改善がポイントです。

スクラブ洗顔などで古い角質を取り除くケアも効果的ですが、エステサロンでプロによる施術を受けるのもおすすめです。

顔のくすみ対策のポイント

ここからは、顔のくすみを対策する日々のお手入れのポイントを詳しく解説します。

乾燥対策で透明感アップ  

感想が原因でくすみが発生した場合は、何よりも保湿ケアが重要です。

洗顔は丁寧に行い、泡立ち過ぎや、こすり過ぎに注意して、肌を傷つけないようにしましょう。洗顔後はすぐに化粧水や美容液、乳液でしっかり保湿することが大切です。

保湿ケアは朝夜の洗顔時だけでなく、メイク直しの際、入浴後など、1日を通して行うことで乾燥対策につながるでしょう。

メラニンくすみへの紫外線対策

メラニンによるくすみを防ぐには、日焼け止めクリームやスプレーの使用が欠かせません。UV-Aと UV-Bの両方からしっかり肌を守れるタイプを選びましょう。

また、日傘や帽子の着用もおすすめです。屋内にいても、窓ガラスは紫外線を通すため、部屋にいる時も紫外線対策を怠らないようにしてください。

血行促進でくすみの改善  

マッサージで血行を良くすることで、血行不良によるくすみが改善される可能性があります。顔を優しく温めてから、マッサージクリームを使って、指の腹で顔の内側から外側に向かってマッサージするのがコツです。

ただし、摩擦によってくすみが悪化する恐れがあるので、強すぎるマッサージは避けましょう。滑りが悪くなったらすぐにクリームやオイルを足して、肌に摩擦が起きないように注意しながらマッサージしてみてください。

内側からのアプローチも顔のくすみ改善には大切なこと

肌のくすみを改善・予防するためには、外側からのスキンケアだけでなく、体の内側、つまりインナーケアが必要不可欠です。食事や水分補給、運動、睡眠など、日常生活の中で意識的にケアを行うことで、肌のくすみに効果的にアプローチできます。

ここからは、くすみ改善に役立つインナーケアの方法を詳しく見ていきましょう。

バランス良く栄養を摂取する

ビタミンA、C、Eは抗酸化作用があり、活性酸素から肌を保護する働きがあります。また、コラーゲンの元となるタンパク質を適量取ることで、ハリのある肌質を保つ効果が期待できます。

野菜や果物、魚介類、肉類、卵、大豆製品などバランス良く栄養を摂取することで、くすみ予防につながるでしょう。

また、炭水化物や脂質の過剰摂取は避けましょう。糖質の取りすぎは糖化を招き、老廃物が蓄積してくすみの原因になります。脂質の摂りすぎも肌トラブルの原因になるので注意が必要です。

こまめな水分補給

肌の内側から潤すためには、外側からの保湿ケアだけでなく、水分補給が欠かせません。こまめに水分を取ることで、肌のターンオーバーが適切に行われるようになり、古い角質が排出されてくすみ対策になります。

1日の目安は2リットル程度ですが、一気に摂取するのではなく、こまめに少量ずつ分けて飲むことがポイントです。ただし、水を飲みすぎると水中毒になる可能性があるので、注意してください。

十分な睡眠時間の確保

睡眠不足は血行を悪化させ、肌のターンオーバーの乱れにも繋がるため、くすみの直接的な原因となります。特に22〜2時は肌の代謝を促進する成長ホルモンが分泌されやすい時間帯なので、十分な睡眠が取れるように意識してみてください。 

就寝環境を整え、最低でも6時間以上、理想を言えば7〜8時間の睡眠を確保するよう心がけましょう。夜更かしや睡眠リズムの乱れは、肌の新陳代謝にも影響を与えてしまいます。最初からすべての生活習慣を整えるのは難しいかもしれないので、できることから徐々に実践してみてください。

顔のくすみを目立たなくさせるメイクのポイント

最後に、顔のくすみを目立たなくさせるメイクのポイントをご紹介します。

青暗い肌色をカバーする方法

健康的な肌を意識しているはずなのに、「最近疲れている?」と言われることがあるのは、血行不良が原因で肌が青白く暗く見えているからかもしれません。冷え症や運動不足、睡眠不足などで血行が悪くなると、浮き出た毛細血管が肌に青っぽいくまができ、全体的に不健康な印象になってしまうのです。この場合は、以下のメイクのポイントを意識してみてください。

ピンク下地で血色をプラス

血行不良のくすみに対しては、ピンク系の下地を使うことで血色感を高め、健康的な印象を演出できます。目元などくすみの気になる部分には重ね塗りし、保湿力の高いタイプを選ぶと乾燥対策も兼ねられます。

オレンジコンシーラーでくまをカバー  

青みがかったくまは、オレンジ系のコンシーラーがおすすめです。オレンジは青の補色なので、くまの上から重ねると自然に色を打ち消せます。コンシーラーをポイントで置き、ブラシでトントンと優しくなじませるのがコツです。ブラシを使えば密着力が高まり、より自然な仕上がりになりますよ。

年齢によるくすみ  

年齢を重ねると、肌のターンオーバーの乱れなどで古い角質が溜まり、黄色っぽくくすんで見えがちです。透明感の低下と相まって、老けた印象を与えてしまいます。また内側に溜まったメラニンが表面に出ることで、肌に色ムラもできがちです。このような場合は、以下のメイクのポイントを意識してみてください。

ラベンダー下地とツヤ肌

黄ぐすみ対策には、黄色の補色であるラベンダー系の下地がおすすめ。ラベンダーカラーを塗ることで自然と明るい肌色に近付きます。さらに高保湿のクッションファンデを重ねると、透明感とツヤのある仕上がりになります。厚塗りにならないように注意し、顔の周りはぼかすようにすると自然な印象に仕上がるのでおすすめです。

スティックコンシーラーで唇ぐすみをカバー

口元もくすみやすい部位です。唇の輪郭が濃くなったり、口角の下がくすんだりすると、顔の印象が暗くなります。そのような時はスティックコンシーラーを直接のせ、指で優しくなじませるとくすみをカバーできます。コンシーラーの範囲は広げすぎずに、唇の境目となじむように気をつけましょう。 

グレーがかったぐすみ

しっかりメイクをしているのにどこかぼやけた印象になるのは、使っているファンデの色が合っていないせいかもしれません。明るすぎる色を選ぶと白浮きしてくすみがちになります。厚塗りやパウダーの過剰使用も、グレーぐすみを招く原因です。このような場合は、以下のメイクのポイントを意識してみてください。

BBクリームで薄付きに

ベースメイクを重ねすぎてしまう人は、BBクリームひとつで薄付きを心がけるのがおすすめ。部分によって厚さにメリハリをつけて、目元はしっかり、Tゾーンは中くらい、それ以外は薄めに仕上げるとグレーぐすみを軽減できます。

適量のパウダーでさらに軽く  

パウダーもパフではなく、ブラシでトントンと軽く付けましょう。ブラシに余分なパウダーをつけすぎないよう、軽くはたいてから乗せるのがおすすめです。白やピンクのパウダーだと厚塗り感が出やすいので、ベージュ系を選ぶのがグレーぐすみ防止のポイントです。

くすみ対策で若見え肌に

くすみ対策をすることで、生き生きとした印象になり、実年齢より若く見られることもあるかもしれません。人によって顔がくすむ原因は異なります。まずは自分のくすみの原因を知り、自分に合った方法でお手入れをしましょう。

また、顔脱毛をすることで化粧品の成分が浸透しやすくなったり、メイクのりが良くなったりなど多くのメリットがあります。顔脱毛に興味がある方は、ぜひラココにお気軽にご相談ください。