「肌荒れするなら脱毛はしないほうがいい?」
脱毛をしてツルツル肌になりたいと思っていても、脱毛すると肌荒れするって聞くと不安になりますよね。
そこで今回は脱毛で起きやすい肌荒れや、肌荒れの原因と対策について解説します。さらに肌荒れしたときの対処法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
INDEX
脱毛後に起きやすい肌荒れとは?

脱毛後に起きやすい肌荒れは、主に以下のような3種類の症状があります。
・赤み・かゆみ
・毛嚢炎・毛包炎
・火傷
ここでは、それぞれの症状について詳しくみていきましょう。
赤み・かゆみ
脱毛後の肌荒れでよく起きやすいのが、肌の赤みやかゆみなどの症状です。
脱毛をするときは、ライトやレーザーを照射して毛根や発毛組織にダメージを与えて行います。どんな脱毛方法でも、毛だけでなく周りの皮膚にもダメージを与えることに。そのため脱毛後には赤みやかゆみなどの症状が起こることがあります。
毛嚢炎・毛包炎
脱毛後の肌荒れには、毛嚢炎(もうのうえん)や毛包炎(もうほうえん)などの症状が現れることもあります。
毛嚢炎や毛包炎は、毛穴に表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌が入って炎症を起こした状態です。表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌は、もともと肌にある常駐菌。しかし脱毛後のダメージを受けた肌だと、もともと肌にある常駐菌でも炎症を起こしてしまう場合があるのです。
毛嚢炎とニキビの違い
毛嚢炎は毛穴部分に赤いプツプツや膿などの症状が出るため、よくニキビと間違われますが以下のような違いがあります。
| 毛嚢炎とニキビの違い | ||
| 毛嚢炎 | ニキビ | |
| 原因菌 | 表皮ブドウ球菌・黄色ブドウ球菌 | アクネ菌 |
| 症状 | ・毛穴部分の赤いプツプツ ・赤みと膿 | ・白ニキビ ・赤ニキビ ・黄ニキビ ・黒ニキビ |
毛嚢炎とニキビの見た目はよく似ているので、どちらなのかを素人が判断するのは難しいです。一般的に毛嚢炎やニキビは1〜2週間で自然に治ることが多いですが、なかなか症状が改善しないときは皮膚科を受診しましょう。
火傷
脱毛の施術でライトやレーザーを照射した際、ライトやレーザーの熱で火傷を起こしてしまう場合もあります。軽いヒリヒリ感や赤みは、2〜3日程度で落ち着くことが多いです。しかし水ぶくれができた場合は、すぐに施術をしたサロンやクリニックに連絡して相談しましょう。
脱毛で肌荒れをする原因

脱毛で肌荒れをする原因は、主に照射による肌への刺激と乾燥によるものです。ここでは、2つの原因について詳しく見ていきましょう。
脱毛で肌荒れする原因①照射による肌への刺激
照射による肌への刺激が、脱毛で肌荒れをする原因のひとつです。
ライトやレーザーを照射して脱毛をする場合、照射による刺激で肌はダメージを受けてしまいます。そしてダメージを受けた肌は、肌を守るバリア機能が低下して肌トラブルを起こしやすくなるのです。
脱毛で肌荒れする原因②肌の乾燥
脱毛で肌荒れをする原因には、肌の乾燥も大きく関係しています。
脱毛の施術でライトやレーザーを照射すると、肌はダメージを受けて乾燥しやすい状態に。そして、肌を守るバリア機能は肌が乾燥していると低下しやすく、バリア機能が低下している肌は肌荒れを起こしやすくなります。
脱毛で肌荒れをしやすい部位

脱毛をしたとき、とくに以下の部位が肌荒れを起こしやすくなっています。
| 脱毛で肌荒れをしやすい部位 | ||
| 部位 | 肌荒れしやすい理由 | 起きやすい肌荒れの症状 |
| 顔 | ほかの部位より皮膚が薄いので照射によるダメージを受けやすい | 赤み・毛嚢炎 |
| ワキ | 太くて濃い毛が密集して生えているので照射のダメージを受けやすい | 赤み |
| VIO | 皮膚が薄くて太くて濃い毛が密集して生えていて下着の摩擦による刺激を受けやすい | 赤み・かゆみ |
脱毛をして肌荒れをしないための対策

脱毛をして肌荒れをしないためには、対策をとることが大切です。以下では、脱毛するときに肌荒れを起こしにくくするためにおすすめの方法をご紹介します。ぜひ参考にして、脱毛をする前に実践してみてくださいね。
脱毛の施術前後はしっかり保湿する
脱毛をすると肌がダメージを受け、とても乾燥しやすい状態になります。そして肌が乾燥していると肌荒れを起こしやすくなるため、脱毛で肌荒れしないためには保湿ケアを行うのが有効。
脱毛直後はとくに肌がデリケートな状態になっているので、肌への刺激の少ないタイプの保湿ケアアイテムを使うのがおすすめです。
施術当日の入浴や飲酒は控える
脱毛で肌荒れをしないためには、施術当日の入浴や飲酒は控えましょう。
入浴や飲酒をすると血行がよくなり、赤みやかゆみなど炎症による反応が強くなる可能性が。炎症による反応が強くなると、赤みやかゆみなどの肌トラブルも悪化してしまいます。そのため、施術当日はシャワーを軽く浴びる程度にして飲酒も控えてくださいね。
脱毛期間中は紫外線対策を徹底する
脱毛期間中は紫外線対策を徹底することも、脱毛で肌荒れをしないためには重要です。
脱毛の施術後の肌は、照射によるダメージでバリア機能が低下しています。バリア機能が低下した肌は紫外線のダメージを受けやすいため、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルを起こす可能性大。そのため脱毛期間中は、紫外線から肌を守るためにしっかり紫外線対策をするようにしましょう。
自己処理は電気シェーバでする
脱毛期間中の自己処理は、電気シェーバーでするのが脱毛での肌荒れ防止におすすめです。
一般的なカミソリを使って自己処理をすると、肌を傷つける可能性があります。傷ついた肌で脱毛の施術を受けると、肌荒れを起こすリスクも高くなるでしょう。また、除毛クリームによる自己処理も肌への刺激が強いので、脱毛期間中のお手入れ方法として適しません。
電気シェーバーなら肌に直接刃が触れないため、肌へのダメージを最小限にすることが可能です。そのため、脱毛期間中はできるだけ電気シェーバーで自己処理をするようにしましょう。
脱毛で肌荒れしたときの対処法

脱毛をする前にしっかり対策をしていても、肌の状態や体調によっては肌荒れを起こしてしまう場合もあります。脱毛で肌荒れをしたときの対処法は以下の通りです。
・脱毛した部分を冷やす
・炎症したところは触らない
・保湿ケアを行う
・医療機関を受診して薬を処方してもらう
脱毛後の肌荒れは、ライトやレーザーを照射した際の熱ダメージによるものが多いので、まずは脱毛をした部分を冷やすことが重要。冷やすときは、保冷剤や濡れたタオルなどで冷やします。このとき冷やしすぎるのはよくないので、保冷剤を直接肌にあてないようにタオルやガーゼで包むようにして冷やしましょう。
肌荒れも軽い症状なら、冷やしてから保湿ケアを行っていれば2〜3日で落ち着く場合が多いです。もしも4〜5日たってもよくならない、症状が悪化してきたときは皮膚科などの医療機関を受診して薬を処方してもらいましょう。
脱毛で肌荒れを起こした際は、まずは施術をしたサロンやクリニックに相談してみてくださいね。
脱毛をすると肌荒れしにくい美肌になれる!

ここまで脱毛で起こる肌荒れについて解説してきましたが、じつは脱毛をすると肌荒れしにくい美肌になることも可能なんですよ。脱毛期間中には肌荒れを起こすリスクがありますが、以下のように美肌になれるメリットがあります。
【脱毛で美肌になれるメリット】
・自己処理による肌荒れの軽減
・ムダ毛がなくなりニキビができにくくなる
・毛穴の引き締め効果が期待できる
カミソリや除毛クリームなどで自己処理をしていると、肌にダメージを与えて肌荒れもしやすくなります。脱毛をして自己処理が不要になれば、肌荒れもしにくくなるでしょう。さらに毛穴からムダ毛がなくなると、ムダ毛に付着した雑菌が原因でできるニキビも減り、毛穴の引き締め効果も期待できます。
脱毛をして肌荒れしにくいキレイな肌を手に入れよう♪

脱毛をすると、赤みやかゆみなど肌荒れを起こす場合があります。しかし、施術前にしっかり対策をすることで、脱毛による肌荒れのトラブルは回避することも可能です。さらに、脱毛をすれば自己処理による肌荒れもしにくくなり、ツルツル美肌になることだってできますよ。
自己処理による肌荒れに悩んでいる方は、ぜひ脱毛をして肌荒れしにくいキレイな肌を手に入れましょう♪
