それは「埋没毛」と呼ばれるもので毛が皮膚の中に埋まってしまった状態。放っておくと赤みや炎症、色素沈着の原因になることもあるので早めのケアが大切です。
そこで今回は、埋没毛ができる原因や自宅でできる治し方、さらに繰り返さないための予防法までをやさしく解説します。
ぜひ参考にして、肌トラブルを防いで思わず触れたくなるようなツルすべ肌を目指しましょう。
INDEX
埋没毛とは?皮膚の下に毛が埋まる仕組みを解説

埋没毛の治し方の前に、まずは埋没毛がどのように起こるのかを理解しておきましょう。正しい知識を持つことで、焦らずにケアができるようになります。
埋没毛の状態とは?
埋没毛とは、本来なら皮膚の表面に出てくるはずの毛が、皮膚の中に埋まってしまう状態をいいます。埋没毛は黒い点のように見えたり、ポツポツとした膨らみを感じたりするケースが多いです。
原因は、自己処理によるダメージや肌の乾燥などで毛穴がふさがってしまうこと。そして毛穴がふさがると、毛が出口を見つけられずに皮膚の中でカールしてしまいます。これが「埋没毛」です。
埋没毛は、見た目が気になるだけでなく炎症を起こすこともあるため、やさしくケアしてあげることが大切。
埋没毛ができやすい部位
埋没毛は、自己処理の頻度が高い部位ほどできやすい傾向があります。とくにワキ、脚、腕、VIO、顔のあご周りなどは注意が必要です。
【埋没毛ができやすい部位】
・ワキ
・脚、腕
・VIO
・顔のあご周り
これらの部位は衣類の摩擦や刺激も多く、肌が傷つきやすいのが特徴。毛抜きやカミソリを使った後に、乾燥や炎症を繰り返すことで毛が皮膚の中に閉じ込められてしまうことがあります。
埋没毛を見つけたときに焦って触ると悪化してしまうので、まずは落ち着いて丁寧にケアすることが大切です。
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埋没毛ができる主な原因

埋没毛は、日々のムダ毛処理やスキンケアの中に原因が潜んでいます。とくに以下のようなことが原因で埋没毛ができることが多いです。
【埋没毛ができる主な原因】
・カミソリや毛抜きによる刺激
・乾燥による角質肥厚
・摩擦や締め付けによる刺激
それぞれの原因について詳しくご紹介しますので、どんなことが肌に負担をかけているのかを見直してみましょう。
原因①カミソリや毛抜きによる刺激
自己処理の中でもとくに埋没毛になりやすいのが、カミソリや毛抜きの使用です。
深剃りや無理に毛を抜く行為は、皮膚を傷つけて毛穴をふさぐ角質を作りやすくします。毛抜きで抜いたあとに毛根が炎症を起こすと、その部分に新しい毛が生えにくくなって皮膚の中で成長してしまうことも。
カミソリや毛抜きで処理する際は力を入れすぎず、肌をいたわるように優しく行うことがポイントです。
原因②乾燥による角質肥厚
乾燥は肌の大敵。うるおいが不足するとターンオーバーが乱れ、古い角質が肌表面にたまりやすくなります。これが毛穴の出口をふさいでしまい、毛が外に出られずに埋もれてしまうのです。
とくに冬場や紫外線ダメージを受けた後は、乾燥が進みやすいので要注意。入浴後の保湿や、刺激の少ない化粧水・クリームでお手入れすることで、埋没毛の予防にもつながります。
原因③摩擦や締め付けによる刺激
衣類や下着の摩擦、タイツなどの締め付けも埋没毛の原因になります。常に擦れたり圧迫されたりすることで肌が刺激を受け、角質が厚くなって毛の出口がふさがってしまうのです。
とくに太ももやVラインなどは衣類との摩擦が多く、知らないうちにダメージが蓄積しています。肌に優しい素材の服を選び、締め付けすぎないように意識することで埋没毛のトラブルを減らせます。
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気になる埋没毛は放置していい?

「そのうち自然に出てくるかも」と思って埋没毛を放置してしまうと、思わぬトラブルに発展することも。埋没毛ができてしまった場合は、早めに対処することが大切です。
ここでは、もしも埋没毛を放置したらどうなるのかをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
放置すると炎症や膿をともなうこともある
埋没毛を放置すると、毛が皮膚の中で成長し続けて炎症を起こすことがあります。
そして赤く腫れたり、膿がたまって「毛嚢炎(もうのうえん)」になったりすることも。無理に触ったり爪で押し出したりすると、さらに炎症が悪化してしまう可能性があります。
痛みや腫れを感じる場合は清潔に保ち、冷やして炎症を落ち着かせましょう。治らないときは皮膚科の受診も検討してくださいね。
繰り返し埋没毛ができると色素沈着になるリスクがある
埋没毛を繰り返すと、皮膚がダメージを受け続けて色素沈着を起こすことがあります。
とくに脚やワキなどの目立つ部分は、黒ずみが残ってしまうことも。原因は、炎症後のメラニンが肌に沈着してしまうためです。
これを防ぐには、炎症を起こさないケアが大切。できてしまった後は、美白効果のあるスキンケアや保湿によって肌のターンオーバーを整えていきましょう。
今すぐなんとかしたい!埋没毛の治し方

「今ある埋没毛を早くどうにかしたい!!」そう思ったときは、焦らず優しくケアするのがポイントです。埋没毛ができたときは、以下の方法を試してみましょう。
埋没毛の治し方①皮膚を温めて毛を柔らかくする
埋没毛ができてしまったとき、まずは蒸しタオルなどで肌を温めてあげましょう。温めることで毛穴が開き、皮膚がやわらかくなって毛が外に出やすくなります。
入浴後やスチームを使ったケアもおすすめ。数日繰り返すうちに、自然と毛が顔を出すことがあります。毛先が見えたときは、無理に抜かずに軽く洗顔や保湿を続けるだけでOK。焦らず、肌の回復力を信じてあげましょう。
埋没毛の治し方②スクラブやピーリングで角質ケアをする
スクラブやピーリングを使って古い角質をやさしく落とすことで、埋まった毛が自然に出てくることがあります。
スクラブやピーリングを使う場合は、週1〜2回を目安に行いましょう。強くこすらず、指の腹でくるくると円を描くようにマッサージするのがコツ。
ケア後は必ず保湿をして、肌のバリア機能を守ることが大切です。継続してお手入れをすることで、次第に毛が表面に出てくることがあります。
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埋没毛をすぐに治したい人がやってはいけないNGケア

すぐに治したいからといって、間違った方法をとると逆効果になることもあります。とくに、以下のNGケアには注意しましょう。
針で皮膚を刺して毛を出す
針で皮膚を傷つけて毛を出そうとするのはとても危険です。感染のリスクが高く、跡が残ってしまうこともあります。
とくに炎症を起こしている部分を刺激すると、症状が悪化してしまう可能性も。どうしても気になるときは、自分で処理せず皮膚科に相談しましょう。安全な方法でケアしてもらうことで、肌への負担を最小限に抑えることができます。
毛抜きで毛を無理に引き抜く
毛抜きで無理に埋もれた毛を引き抜くのもNG。毛穴や周囲の皮膚を傷つけてしまい、再び埋没毛ができやすくなってしまいます。
とくに深く埋まっている毛を無理に抜くと、炎症や色素沈着の原因にもなるので要注意です。どうしても処理したい場合は、毛先が自然に見えてきたタイミングで、消毒したピンセットを使うなど清潔さを意識しましょう。
強いピーリングを繰り返す
早く毛を出したいからといって、強いピーリングを頻繁に行うのは逆効果。必要な角質まで取り除いてしまうと肌が乾燥しやすくなり、刺激を受けやすくなってしまいます。
その結果、さらに埋没毛ができやすい状態になることも。ケアはやさしく、肌の状態に合わせて行うことが大切です。埋没毛は、過剰なケアよりも「いたわるケア」を心がけましょう。
埋没毛を繰り返さないための予防法3つ

埋没毛は、一度できてしまうと再発しやすいのが特徴です。ここでは、埋没毛を繰り返さないための予防法をご紹介します。正しいお手入れを続けて、トラブルのないツルすべ肌をキープしましょう。
①シェービング前後の保湿を忘れないようにする
自己処理の前後に保湿をすると、埋没毛を防ぐことができます。シェービング前に化粧水などで肌をやわらかくしておくと、カミソリの刃の滑りがよくなって肌への摩擦が減ります。摩擦が減って肌ダメージを減らすことが、結果的に埋没毛の予防になるのです。
そして処理後は肌がデリケートな状態になっているため、低刺激の化粧水や乳液でうるおいを補給しましょう。乾燥を防ぐことで角質が厚くなりにくくなり、毛穴の出口がふさがるのを防げます。このように日常的な保湿ケアを行うことが、埋没毛予防の基本です。
②正しい方法で自己処理をする
カミソリや電気シェーバーを使うときは、清潔な刃を使って毛の流れに沿って優しく剃るのがポイントです。深剃りしすぎると、皮膚を傷つけて埋没毛の原因になることがあります。
また毛抜きの使用はできるだけ避け、もし使う場合も皮膚を引っ張らずに軽く抜く程度にとどめましょう。処理後はしっかりと保湿をして、肌を守ることが大切です。正しい自己処理の積み重ねが、健やかな肌を育ててくれます。
③摩擦や締め付けの少ない服装を選ぶ
衣類の摩擦や締め付けは、埋没毛を悪化させる大きな要因。とくにスキニーパンツやタイツなど、肌に密着する服は要注意です。
通気性がよくてやわらかい素材の服を選ぶと、肌への刺激を減らすことができます。おうちで過ごすときは、リラックスできるゆったりした服装をぜひ心がけてくださいね。
肌が自由に呼吸できる環境を整えることで毛の成長を妨げず、埋没毛の再発を防ぐことができます。
どうしても埋没毛が治らないときは皮膚科を受診する

自宅でケアしても埋没毛がなかなか治らない場合は、皮膚科を受診しましょう。医師が毛の状態を確認し、安全な方法で取り出してくれます。
炎症や膿をともなっている場合は、抗生剤や外用薬を使って炎症を抑える治療が行われることも。自己判断で無理に処理するよりも、専門家に任せることで跡が残りにくく、再発のリスクも減らせます。
痛みや赤みが長引くときは、早めに相談することが大切です。
根本的に埋没毛をなくすなら「脱毛サロン」がおすすめ!

埋没毛の原因を根本からなくしたいなら、ムダ毛処理そのものを見直すのが近道。そこでおすすめなのが、以下のような特徴がある「脱毛サロン」での脱毛です。
光脱毛なら肌への刺激も少なく脱毛ができる
光脱毛は、毛根に光を照射して毛の成長を抑える方法です。カミソリや毛抜きのように皮膚を直接刺激しないため、埋没毛の原因となる「肌への摩擦」や「毛穴の傷つき」を防ぐことができます。
さらに、自己処理の回数が減ることで、肌トラブルのリスクも軽減。肌への刺激が少ないため、敏感肌の方でも受けやすいのがうれしいポイントです。光脱毛は痛みも少なく、通うほどに毛が生えにくくなるので、埋没毛の根本的な解消につながります。
光脱毛は脱毛だけでなく美肌効果も期待できる
光脱毛で使用される光には、コラーゲンの生成を促す波長が含まれているものもあります。そのため脱毛をしながら肌のキメを整え、明るくなめらかな肌へ導く効果が期待できます。
光脱毛をすると埋没毛による黒ずみや毛穴の目立ちも次第に目立たなくなり、すっぴんでも自信を持てる肌へ。ムダ毛処理に追われる生活から卒業できるのはもちろん、トータルで肌の美しさを底上げできるのが光脱毛の魅力です。
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埋没毛ケアでよくある質問Q&A

埋没毛に悩む方の中には、「放っておいていいの?」「早く治すにはどうしたらいいの?」など、疑問を抱えている方も多いはず。
ここでは、よくある質問に優しくお答えします。正しい知識を知って、焦らず丁寧にケアしていきましょう。
【Q1】埋没毛は自分で抜いてもいいの?
埋没毛を自分で針やピンセットを使って出そうとするのはNGです。
無理に刺激を与えると、炎症や化膿、色素沈着の原因になってしまいます。どうしても気になるときは、まずは蒸しタオルで温めて毛を柔らかくし、自然に出てくるのを待ちましょう。それでも改善しない場合は、皮膚科で安全に処置してもらうのが安心です。
【Q2】埋没毛は自然に治ることもあるの?
軽度の埋没毛であれば、皮膚のターンオーバーによって自然に毛が外に出てくることもあります。
ただし、乾燥や角質の厚みが原因で毛が出にくい場合は、スクラブやピーリングでやさしく角質をケアすると改善しやすくなります。無理に触らず、肌の状態を整えてあげることが大切です。
【Q3】埋没毛を繰り返さないためにはどうしたらいい?
埋没毛を防ぐためには、自己処理の方法を見直すのがポイント。
カミソリは清潔なものを使い、処理の前後にはしっかり保湿をしましょう。さらに、摩擦の少ない下着や衣類を選ぶことで肌への刺激を減らせます。肌をやさしく守りながらお手入れすることで、埋没毛の再発を防ぐことが可能です。
【Q4】脱毛をすると埋没毛はできなくなるの?
脱毛を続けることで毛が細く柔らかくなるため、埋没毛ができるリスクはぐっと減ります。
とくに光脱毛は肌への刺激が少なく、毛穴の詰まりや黒ずみも改善しやすいのが特徴。自宅ケアで限界を感じている方や、根本的に埋没毛をなくしたい方は、サロン脱毛を検討してみるのがおすすめです。
正しいケア×脱毛で埋没毛にサヨナラ!理想のツルツル肌を手に入れよう♪

埋没毛は間違った自己処理や乾燥、刺激などで誰にでも起こりうる肌トラブル。でも、正しいケアと保湿を続ければ、少しずつ改善していけます。
さらに、根本的に埋没毛をなくしたいなら「脱毛」でムダ毛そのものを減らすのがいちばんの近道!
脱毛サロンラココは、肌への刺激が少ない光脱毛を採用しているので、敏感肌の方でも安心です。ラココで脱毛をすれば自己処理の負担を減らし、ツルツルのなめらか肌になれますよ。埋没毛をどうにかしたい方はぜひお気軽に無料カウンセリングにお越しください♩
